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京都ダート1800m

京都競馬場 ダート1800メートル

■ 特徴


■ チェックポイント

モデル種牡馬 ブライアンズタイム 枠有利不利 内枠有利 直結コース 札幌ダ1700m 得意騎手
フォーティナイナー 脚質有利不利 先行有利 非直結コース 1300m以下のダート 重賞 平安S(G3)

■ コースの特徴

 正面スタンド中央よりやや4コーナー寄りの地点からスタート。コーナーを4回まわってくる小回りコース。

 1コーナーまでが285mと比較的短くコーナーを4回通過するという事で、内枠の逃げ・先行馬が圧倒的に有利。
 平坦コースというのもこれを手助けしているように思われる。
 外枠の先行馬が無理して先行争いに加わると外々を回され、無駄な脚を使わされるので不利は大きい。

 1、2、3着に至ってもこの傾向は変わりなく、馬場状態にもかかわりなく、同じことが言える。
 3着になって差し馬がやや巻き返しているものの、やはり逃げ、先行馬に較べるとやや劣勢。

 枠順を見ると、インの先行タイプが有利と思えるコース形態ながら、1着馬は中(4〜6枠)が一歩リード。
 次いで内(1〜3枠)、外(7・8枠)の順。2着になるとやはりイン有利(先行粘り込み)で内がグッと増加。
 次いで中になり、外は激減。3着は内、中がほぼ互角でやはり外は少ない。

 最初のコーナーまでをキッチリと読むことが特に重要なコース形態。
 基本的に先行馬が有利なコースだけに無理にならない前に行く馬を見つけることが重要なポイントになる。

 ただ、ペースが上がるようなパターンで内外に先行馬が揃うときは、無理なく内に着けられる差し馬が有利に働く事もあるので注意が必要。
 内でロスの少ない先行馬同士の決着に、ロスの少ない差し馬をヒモ候補に持ってくるのが馬券の組み合わせの基本となりやすい。

 また、京都ダート1800mは、同コース実績馬が何度も走りやすい。
 1800m重賞の基本は、同じ1800m重賞実績馬を買うこと。 実績よりも勢いが重要な2000mや1600m重賞とは異なる。

スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。
1コーナーまでの距離は約280m。そこから2コーナーへと続き、バックストレッチは約400m。
ラスト1000m付近の中盤で、高低差3.0mのなだらかな坂を上る。

芝コースと同様に3コーナー入口が坂の頂上で、3〜4コーナーの下り坂を経て直線へ。
最後の直線は平坦コースで329m。
フルゲートは16頭。古馬1000万クラスの平均ラップ(3F-3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、36.7-38.3-37.4=1.52.4。
スタート後の直線が短いため、先手争いは重要。
スタート後から2コーナーまでは各馬ポジションの探り合いとなり、中団より前に位置したい。
ペースが落ち着くのはバックストレッチに入ってから。そして3コーナー出口付近からペースは上がる。
差し、追い込み勢は直線に向いてからでは厳しく、ここでマクリ気味に上がりたい。
枠順はやや中枠が良いが、それほど気にする必要はない。
それ以上に、脚質が重要な要素を占める。
種牡馬成績は、ブライアンズタイム、クロフネ、シンボリクリスエス、フジキセキ、スペシャルウィークらが上位を占めており、芝も得意な種牡馬が優秀な成績を収めている。
フォーティナイナー、ソヴィエトスター、コマンダーインチーフ、トウカイテイオー。


■ 京都ダ1800m

好きなコースの1つとして、京都ダート1800mがあります。

このコースはコーナーまでの距離が短い方なので、1角の突入がカギになるコースです。
阪神と違って直線に坂もないので、馬場が前に有利な状態ならばとても狙いを絞りやすいコースです。

単純ですが、狙いの原則は内枠の強い逃げ・先行馬を軸とし、出来るだけ相手も内枠に流すということにあります。

このときのポイントとしては、何でもこのコースなら買うというのではなく、
このコースで狙いやすいような馬がうまく内枠に入ってくれたようなレースだけに絞り込んで狙います。
1日にこのコースが使われるのは3回くらいですので、その3回のうちに1つでも理想の形があれば買うというくらいです。

馬場が完全な前馬場じゃなかったりとか、自信を持てないくらいの馬を強引に軸に選ばないことが何よりも大切です。
買い焦るのではなく、チャンスは何度でも回ってくるので、
1日にこのコースから1つでも狙えるレースがあればラッキーと思うくらいユッタリと構えるのがいいかと思います。

仮に内枠の強い馬でなかったとしても、単騎で楽に逃げれそうな穴馬がいた場合は逃げ粘りに期待してみるのも面白いでしょう。
ただし、こういう馬というのは力ではなくて展開利やコース利を利用しただけに過ぎないので、
自信を持って買う感じではないですから、それ相応のオッズが見込める事と半信半疑で買う部分があります。

基本的に馬券を買うときにはいくつかのプラス要因を集めることで自信に繋げていきます。
例えば、コース利+馬場利+展開利+馬の能力の高さ+騎手の判断力 といった感じで大きな5項目があったとしたならば、
この5項目を全部プラスで満たす馬というのが自信をもって買える馬になるでしょう。
それが、少しずつ欠けていくと買うに至らない馬へと脱落していきます。

基本的にはどんな時でもプラス材料を豊富に集めて、自信に繋げていきますので、
少しでも材料が欠けると何らかの妥協をしなくてはならなくなりますので、
その妥協に見合うだけのオッズであれば小額でも買う価値がある場合も考えられますし、オッズがなければ買う必要のないレースと判断することもあります。

そんなことを踏まえながら、このコースの場合には出来るだけプラス材料の多いときに絞って、
そういうレースが回ってくるまで焦らずにジッと待機することが大切だと思っています。