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水沢競馬場

 正面に匂い優しい北上川、右に義経伝説の束稲山、左に神楽の里・早池峰山を眺望できる美しい競馬場。右回り1周1200mのフラットコースが名勝負の舞台です。

ダート右回り1200m/幅員20m/直線317m/ゴールまで245m/高低差0m

1コーナーより

レトロな雰囲気も残る水沢競馬場
 皆さんご存じのように、岩手競馬には盛岡・水沢の2つの競馬場があります。このページでご紹介する水沢競馬場は、「オーロパーク」の愛称で親しまれる盛岡競馬場に比べると全体的に昔のままの姿を残しており、いかにも地方競馬らしい、どことなくレトロな雰囲気も残る競馬場です。
 


1400mスタート地点

水沢競馬場基本データ

 水沢競馬場は一周1200mのダートコースを持つ競馬場です。
 設定距離は850m・1300m・1400m・1600m・1800m・1900m・2000m・2500m。850mは2歳戦のみの設定で、3歳馬・古馬のレースは1300m以上で行われます。07シーズンより2500mの設定が復活しました。
 この中で、1900m以上は重賞・特別だけで使われており、全体の中ではややレアな距離という事ができるでしょう。
 


パドック

パドック・・・ハヤテ君がお出迎え
 まずはパドック。パドックサイドから見ると分かりづらいかもしれませんが、高いところに上がってみると・・・。ほら、パドックの真ん中に岩手競馬のイメージキャラクター・ハヤテ君の笑顔が。
 レースの騎乗する騎手は、このハヤテ君のところで整列、一礼した後にそれぞれの騎乗馬へとむかいます。
 
 

手書きの馬名掲示板

手書きの馬名表示板が健在
 以前は全国で使われていた手書きの馬名表示板。最近は電光表示や液晶表示に変わった所が多くなりましたが、水沢では手書きの表示板が健在です。
 


向こう正面の桜並木を背景に

水沢競馬場の春

 例年、岩手競馬は水沢競馬場の開催からスタートします。4月上旬の開幕時こそまだ冬の名残がありますが、4月も下旬の頃になると水沢競馬場にも遅い春が訪れます。
 この時期一番の見どころはやはりなんといっても、競馬場を取り囲むように咲き乱れる桜でしょう。とりわけ向こう正面の桜並木は、地元の人でも訪れて驚くくらいの見事なもの。競馬開催週には一般公開もされていますので、皆様ぜひ一度、桜並木をご覧になってみてください。
 
 


 桜満開の水沢競馬場 パノラマ写真

 競馬場スタンドから見た、桜並木のパノラマ風景です。正面に見えるの向正面の桜並木です。正面やや左、着順掲示板の少し左の上あたりの遠くに種山が原が顔を覗かせています。
(クリックすると大きな写真になります)
 


夏

水沢競馬場の夏

 水沢競馬場の夏シーズン、いつも「暑い」というイメージがあります。昨年は例年よりも過ごしやすかったですね。今年はどうでしょうか。

 09年はお盆開催が盛岡に移ったので、「夏真っ盛り」の水沢競馬は体験できません。7月の初夏の気配を感じたら、次は8月下旬、もう秋の気配が漂っている頃。
 あ、8月の間の水沢競馬場はテレトラックとして営業しております。夏の水沢競馬場をどうしても体験してみたいという方はどうぞお寄りください。
 
 


花火大会

夏の花火大会

 夏の恒例行事になった水沢競馬場の花火大会。あちこちに屋台が出ていつもとは違う雰囲気の競馬場で見る花火は、これがなかなかおつなもの。お近くの方はぜひ一度。
 


冬の4コーナー

水沢競馬場の冬

 例年、シーズン最後の11月〜1月の開催が水沢競馬場で行われており、冬の寒さを衝いての熱戦が繰り広げられています。
 雪も降るんですが、それより気になるのはコース状態。朝凍ったコースが昼間に溶けて、よく「田んぼのような」といわれる状態になります。冬の水沢競馬では良馬場でレースが行われる事は、実はほとんどありません。
 

吹き付ける雪をものともせずの攻防

 またこの時期は、騎手達はゴーグルにフェイスマスク、厚手の手袋、防水タイプの騎乗パンツの完全装備でレースに挑みます。
 夏や秋の身軽な姿とはまた違った重々しい姿での騎乗も、冬の水沢競馬の風物詩といえるでしょう。せっかくの騎手たちの顔が、ほとんど見えませんけどね・・・。
 


早池峰山

景色も雄大です

 スタンドの少し高いところに上がってみると、水沢競馬場が東北の大自然に囲まれたところにあるという事が分かって頂けると思います。
 北を見れば早池峰山、西を見れば焼石岳や栗駒山、南を見れば義経伝説に縁ある束稲山、東を見れば宮沢賢治が愛した種山ヶ原などの有名な山々の展望が開けています。

 写真は秋の、雪が積もりはじめた頃の早池峰山です。
 

岩手山

 冬、競馬場を出る頃には、北西の方角に夏油スキー場のナイターの灯りも。これもまた冬の風物詩ですね。

 ここでとっておきのお話し。水沢競馬場から、なんと岩手山が見えるんですよ。
 右の写真のようにはっきり分かる日はなかなかありませんが、空気の澄んだ日ならかなりの確率で見えるのです。岩手山に雪がある時期なら見つけやすいと思いますので、皆さんもぜひ岩手山を探してみて下さい。
 

トレジャー神社

新名所・宝(トレジャー)神社

 08年4月、水沢競馬場に新名所が誕生しました。その名も「宝(トレジャー)神社」。額のハートマークでおなじみトレジャースマイル号にちなんだ神社なのですが、形だけと思う無かれ。奥州市内にある駒形神社の御祓いも受けた本格的なもの。

 馬券必勝祈願のみならず、家内安全・商売繁盛・受験合格・恋愛成就。きっとハートマークの御利益があるでしょう。水沢競馬場においでの際はお立ち寄りください。
 

■ 水沢 騎手リーディング

1位

小林俊彦

2位 阿部英俊
3位 村上忍
4位 高松亮
5位 山本正聡