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中舘英二

■ 特徴


■ 解説

 営業優先の逃げ・先行が得意技。
 なぜ逃げるか?というと関係者への個性のアピールと、同時に「自分に責任はなく、この馬の力は出し切った」といういいわけにも利用している。

 だから、実際は人気馬でも脚がなくなって、飛ぶことも多い。
 逆に「少し力が足りない馬」を戦略によって勝たせることは皆無。
 差し・追い込みも得意ではない。

 直線の長い競馬場も苦手。早め早めに動くので最後までもたず、脚がなくなる。
 中舘騎乗の「新潟芝外回り」でバテた馬の次走乗り替わりは狙い。力尽きるまで追ったトレーニング効果で上積みも見込める。

 もともとレース自体の戦略力はあまりないので、関東の上位騎手への乗り替わりは常にチャンス。
 使い勝手の良いところでは後藤、ヨシトミへの乗り替わり。
 穴党必見なのは、生野騎手への乗り替わり。
 生野騎手の所属する音無厩舎はコバンザメのように、「中舘の新潟芝外回り」を頻繁に利用して馬を鍛える厩舎。
 一番おいしいタイミングで生野騎手に乗り替わる可能性が高い。

 ただし、乗り馬を集めるためのアピール効果は絶大で、関東の騎手なのに関西の平地の全レースに乗れたりするのは営業の賜物と言える。

 福島なら中舘というイメージが強いが、実はヨシトミ、後藤のほうが勝率・連対率・複勝率がすべて高い。
 中舘はたしかに実績があるが、中舘はローカルというだけで人気になるので、馬券で狙うならヨシトミ+後藤。これは憶えておいた方が良い。