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横山典弘

■ 人脈 藤沢厩舎との因縁→復活状態

デザーモをゼンノジャンゴに退けてまでノリを騎乗させたダービーは藤沢厩舎のノリへの事実上の断判状だった。
デザーモは駄馬ながら5着に食い込み賞金を確保、ノリはあれだけほれ込んでいた素質馬のロブロイで勝ちきることができなかった。
ダービーのゼンノロブロイを機に藤沢厩舎と絶縁状態にあったノリ。が、しかし復縁気配にあるようだ。
河野通文調教師とは直接関係はないが馬との相性がいいためか、騎乗数も多い。
後藤由之調教師は横山典弘騎手がお気に入りで、「彼は私の思ったとおりの騎乗をしてくれる」と絶賛。
厩舎 河野通文 後藤由之 奥平真治 中野隆良 加藤征弘
競馬研究・永楽ラインbP


■ 馬場は無視

基本的に馬場は無視してるように感じます。騎手全員が外を回すような時期になると、まるで真似したかのように外に持ち出すようになりますが、
早い段階で一部の騎手しか外に回していない時はあまり気にせずに乗っているように感じます。
そういう意味ではよほどのことが限りは馬場の良い所を通してくれるような事は期待したくありません。
典型的なのが2008年のラジオNIKKEI賞のダイバーシティーでの取りこぼし(3着)。
内か外か迷い、結局、馬場の悪いインを選択して直線で伸びているものの、届かずの3着に終わった。


■ 内に入れる→広いコース向き

一番の特徴としてはすぐに内に入れたがることです。ロスの無い騎乗という意味ではいいんですが、
臨機応変な対応に欠ける感じなのと馬場を無視しているのが怖いところです。
内が伸びない馬場でも内に突っ込む可能性があるので場合によっては危険を伴います。
しかし、内がよく伸びていて、内差しなどが決まる日には力を十分に発揮して人気薄でも馬券に絡ませる事があります。
内に入れるという特性からできるだけ広いコースの方が結果を出しやすいです。
小回りのコースでは内で包まれてしまう可能性が断然に高くなるので東京などの広いコースの方が上手く乗っている感じがします。


■ 仕掛けが遅いため堅実だがツメ甘く2着が多い。馬単2着流し

横典といえば、結構人気でも飛ばす印象があります。大きな特徴として言ってしまえば「仕掛けが遅い」です。
早めに動きすぎて垂れてしまうことよりも追い出しが遅くて届かないことの方が断然に多く感じます。
全体的に消極的というか、仕掛けが遅いタイプの騎手です。
仕掛けが遅いので、どうしても差し込んで届かないことなどが目に付きます。
逃げ馬などでも後続を一旦待ってから追い出すようなところがあるので、
二の足を使える逃げ馬などならばもう一伸びを期待できますが、前半から飛ばしていく持続力タイプの馬では差されてしまう可能性が高くなります。


■ 少頭数は上手い

少頭数のレースでは基本的にSタイプのレースが多くなるので決め手を活かす馬に有利になります。
仕掛けの遅いことがたまたま上手く作用することが多いのかもしれないのと、
頭数が少ないので内を突いても包まれる心配が少なくなることなどから少頭数だと比較的馬の力を十分に出し切る事ができます。


■ その他特徴

・中山芝外回り得意
・ダートは安定して好成績
・鼻っ柱は強い。大舞台に強い。
・ズブい馬追える