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京成杯AH

■ 回顧

ステキシンスケクン

返し馬は相変わらずだが、下見は落ち着いていた。馬体も、休み明けを叩いて順当に良化。ストーミーカフェがゲート失敗した事も有って、労せずハナへ。前半1000m通過が56.7秒と速いが、単騎で行って、馬場が馬場。アドマイヤカリブと接戦の馬で、能力面は元々定評有ったが、当時より実戦に行っての集中力が出て来たのも良い傾向。この辺りは、1000mを使った効果も有っただろう。ただ、頭が高いので、東京よりは中山向き。

カンファーベスト

+12kg。2人で曳いている分も有るのだが、更に集中力出た。馬体増も張りが有って、それ程気にならない。出脚は悪くなかったが、外から来られている内に位置取り悪くなって中段やや後方。決勝線手前で内にモタれて些か行儀が悪かったが、4角ゴチャついた事を思えば今日は良く詰めている。ただ、折り合いに課題が有ってマイルへ回って来た馬。今はまだ、馬が慣れていないのと、デキが有って堪えているが、このパターンは案外続かないケースも多い。まだ暫くは問題無いにしても、3〜4走後辺りで真価が問われる。

マイネルスケルツィ

+6kg。前走の東京戦を思えば歩様はマシ。ただ、この数字の割に迫力不足。出脚で前ヅケして2番手。外枠としては最善の競馬だが、折り合い課題の馬で、ずっと気負って走っていた分、坂で失速。まあ、内枠で折り合えばまた違った結果も望めそうだが、それとは別にデキが無さそうなのは気掛かり。

ローエングリン

馬体は元々悪くなかったが、歩様が良化。しかも、今日は馬の気持ちが違っていた。気配一変。最近は控える競馬。まあ、本来は中段辺りで、と思っていただろうが、外の馬が積極的に動いて、後方から。直線はゴチャついていた内を避けて大外へ。瞬発力というタイプでは無いだけに、時計勝負を歓迎しない筈だが、今日は納得の内容。人気になりがちな馬で、妙味は無いのだが、通常なら次走狙い目となるところ。

マイネルモルゲン

歩様は、この馬にしてはといった程度。ただ、微妙にギスギスした様に映る。意外にデキが無いかも。道中は中段。掛かり気味だが、これは何時も通り。前のマイネルスケルツィが進路を造って4角スムーズに捌き、絶好の展開だったが、伸び切れない。一切言い訳出来ない敗戦。

マイネサマンサ

悪い時の典型的な歩様。馬体も良いとは言い難い。内のスクールボーイだけは叩いて、好位で控える策。展開絶好だったが、直線伸びなかった。中山マイルでここに居たら、勝たない限りは評価出来ない。

ペールギュント

歩様が最大の焦点となる馬だが、今日もイマイチ。デキ自体は確実に良いのだが。今日も出負け気味だったが、多少出して行って中段の外。4角でインに入れ、多少捌き損ねた部分も有るのだが、バラけてからも案外。歩様硬くても、伸びる脚は有る筈で、今日は出して行ったのが裏目に出たか。こういう競馬は、次走の作戦が判り易く、確実に狙えるところなのだが、どうしても歩様がネックに。

フォーカルポイント

2人曳き。+10kg。気負うのは何時も通り。発汗と毛ヅヤの良さで眩しい位の馬体だが、多少緩い気も。マイネサマンサの直後を取れれば勝機有った筈だが、出負けして後方から。4角外へ出そうにも出せず、今日は競馬になっていない。このレース、マトモに能力を出し切れた馬が少なく、次走狙い目となる馬が多いのだが、この馬の場合は人気でも。

インセンティブガイ

+8kg。毛ヅヤ上々。気配も良いが、歩様が硬い。ゲートは甘かったが、引っ掛かって前へ。ただ、そこからは折り合っていたのだが、前半のロスを考慮しても、直線サッパリだった。東京も大概の馬だが、中山の方がポカが多い。今日はその位しか敗因が無い。

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