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2005年11月13日(日)

• ■　作戦
• ■　京都11Ｒ エリザベス女王杯

■　作戦

　秋天。１着ヘヴンリーロマンスの斬れ味が東京で炸裂。
　３着ダンスインザムード、５着スイープトウショウと、牝馬の活躍が目立ちました。
　エリザベス女王杯で好走した馬は今後のＧＩの参考のためにもじっくり見ておきたいです。
　このレースに全力を投入したので、他はパスさせてください。
　今日はこのレースだけの勝負にします。

　一応福島と東京の注目

　福島記念：
　　軽ハンデのトウカイトリックが狙い。３歳はこの１頭。神戸新聞杯1.7秒差の７着。
　　軽ハンデを生かしてどこまで先行力を生かせるかがポイント。
　　ワンモアチャッター、オースミステイヤー、グラスボンバー、セフティーエンペラもいい。
　　ワンモアとグラスは57キロのハンデが鍵。まあ、こなせそうではあるが。

　オーロカップ：
　　ペニーホイッスルが一番の狙い。52キロはかなり恵まれた。
　　不利な条件で３着の粘りこみの価値の高さ。軽ハンデならオープン馬に退けを取りません。
　　紐はニシノシタンとシャイニンルビー。シャイニンルビーはここが目標のローテ。
　　グランリーオはハンデが気がかり。
　　この辺は特に実績以外の買い材料がないので前走からのハンデ差をじっくり見て決めたいところ。

■　京都11Ｒ エリザベス女王杯

≫出馬表

３歳世代からは、エアメサイア。ラインクラフトは回避してマイルＣＳ。
あと特に、毎年好走傾向のある府中牝馬Ｓ組はマークすべき。
展開と合わせ技で考えて、スローの上がり勝負となるだろう。
好位〜中団の位置取りから確実な末脚を持つ馬を狙い打つ。さらにプラスαがあるとなおいい。

そこでまず単純に近７走の上がり３Ｆラップから見てみる。
ベスト10入りしてる馬は有力。これくらいの上がりは最低ほしいところ。
ベストで34秒以内。

これを踏まえて各馬の好走条件からしぼっていく。

◎アドマイヤグルーヴ
　一番の注目。牝馬限定戦は鬼の部類。（下記画像）
　ところが、去年のエリザベス女王杯からは牡馬混合戦しか使ってない！
　牡馬混合戦の天皇賞の17着は度外視するべき。（と言っても時計では１秒差）。
　メイチの目標レース、安定感から、ここを軸にする。
　ヤネの上村が不安材料だが、積極的に行くとのことなので前走のように展開に泣かされる最悪の事態は避けられるかと。



○１エアメサイア
　秋華賞からの上積みがあるだろう。勢いでは�ｂPか。
　タケは馬の選択で54キロのほうを取った。タケ、５年連続同レース勝ちがかかっているので失敗は考えにくい。
　４歳の強豪相手に、２キロの斤量差を生かせるか。
　ペース配分は同レース４勝してるタケなら熟知しているだろう。

○２オースミハルカ
　１枠引いて逃げ宣言。開き直りは吉と出るか。ここは去年の同レース１枠２着の実績もある。
　去年のエリザベス女王杯の２着のあがりは34秒９。溜め逃げしてしまいの上がり勝負で逃げ残るパターンを狙ってくるだろう。
　しかもまたまたＷオースミで２頭出しだ。オースミコスモを捨て駒にして勝ちにいく厩舎の思惑が見え見えだ。
　展開的にはスローの上がり勝負になるだろうから、Ｗオースミの連係プレイで逃げ残る可能性は十分にある。
　同馬主の２頭、同型の脚質だが競り合いはありえない。ハルカの逃げをコスモがカバーする形になるはずだ。
　フサイチコンコルドなら休み明けはいいはず。

▲ヤマニンアラバスタ
　実績も十分、カイ食いもいいみたいで調子は良さそう。本格化した今ならチャンスか。
　課題は輸送。この辺は陣営も神経を尖らせているようなので最悪の結果とまでは行かないだろう。
　だが不安は残る。今回は府中牝馬Ｓのときの状態は期待しないほうがいいだろう。
　ローテーションもやや使い詰めの感が否めない。
　軸にするのは危険と思う。斤量差もあるので状態がベストだったともエアメサイアに一枚劣るだろう。

△マイネサマンサ
　上り調子。だが外枠は割引き。ルメール鞍上でも折り合い不安で大きく印を落とす。
　前有利かもしれないが外過ぎるし、余程の上がりをマークしないことにはダメだろ。

△ヤマニンシュクル
　脚部不安ということで長休養明け。不気味な存在ではある。
　クラッシックではヤマニンアラバスタやスイープトウショウと好勝負をしていた馬。
　父トウカイテイオーは１年の休養明けで有馬記念を制したから古馬になったシュクルの成長力は魅力。
　秋華賞２着のときの上がりだけ考えると34秒６とギリギリのラインか。

△ベストアルバム
　３連の１角に。鉄砲利くし、好仕上がり。
　休養前の下鴨Ｓが特に注目で、エリモハリアーを筆頭にかなり出世馬が多いレース。
　ただしＧ�V止まり。でも２００３年のローズＳで３着の実績がある。
　人気しそうにないのでうまく馬券に組み込めれば。
　上がりラップを調べてみたら千里山特別で33秒7をマークしている。
　これならオースミハルカをまくれる計算。ただ全体の持ち時計はやっぱ劣る。
　メジロライアン産駒なので雨要員としか考えてなかったが、なかなかいい。

△サミットヴィル
　詳しいことは不明だがあんま強くなさそう。
　ただ、配当妙味もあるのでおさえてみるべきか。

消レクレドール
　実績に物足りなさがあるのが否めない。特に強調材料もない。

消スイープトウショウ
　不安は気性難。気の悪さがまた戻ってきたようだ。
　しかも軽めの調整しかしてないのが気がかり。天皇賞の激走後の反動はなさそうだが、地力を発揮できるだろうか？
　そもそも安田記念、宝塚記念ともにペースが速くなるという展開の利があった。
　展開不向きだと天皇賞もあれだけの上がりラップを刻んでおきながら５着止まり、とも言えなくもない。
　スローの瞬発力勝負なら、人気だがここは思い切って「消し」で。

ヘヴンリーロマンス
　牡馬のいないここは勝ち負けは厳しいだろうが、牡馬混合戦に強い牝馬はJRAの意向が働いて残る可能性がある。
　好枠に入ってきたらマーク。･･･と思っていたら、ここは回避してJCに直行らしい。残念。


３連単Ｆ
　◎○１→◎○１○２→○１○２▲　500円オール７点
　◎→○１→○２　倍の1000円
　◎→○２→○１　倍の1000円
３連複
　◎○１軸−相手○２▲　500円オール２点
　○１○２軸−相手◎▲　500円オール２点
　◎○１軸−相手△△△△　200円オール５点
　○１○２軸−相手△△△△　200円オール５点

エアメサイア３パターン：
　�@Ａグルーヴマクリ切る
　�Aオースミだけまくる
　�Bオースミに２着に逃げ粘られ３着

３連単３→11＝１が本線。

≫結果

スイープトウショウはデキがかなりよかった。ゲート入りもスムーズ。
実力を存分に発揮できたのが勝因。そもそも地力は�ｂP。
ペースは向かなかったが、天皇賞の超スローよりはましで、結局力で押し切ってしまった。
もともと後ろでためる馬。出遅れがあったがかえって好都合だったか。

アドマイヤはオースミを差し切れなかった。ここがタケと上村の差か。位置取りが後ろすぎた。

エアメサイアとヤマニンアラバスタは１角のゴチャつきに巻き込まれ地力を発揮できずに消化不良のレースに終わった。
まともならペースも向いたことだし上位に食い込んでいただろう。
奇しくも２頭ともアガリ33.4秒。スイープの33.2とあんま変わんねえし。
エアメサイアは５着に終わったが古馬と対等と評価すべきだろう。今後のＧＩでこの安定感は魅力。

ヤマニンシュクルは一発があると思ってたが４着と健闘した。
ムリせず後ろから行って33秒台のアガリだからやはり侮れない。まともなら複勝圏だ。
こういう馬はよもやの一発があるから３連馬券からは絶対にはずせない。

　福島記念：
　　トウカイトリック２着　ワンモアチャッター３着　グラスボンバー１着　オースミステイヤー14着　セフティーエンペラ９着

　オーロカップ：
　　ペニーホイッスル２着　シャイニンルビー４着

　　★ 東京１１Ｒ　ニシノシタン　８．６倍　７着
　　よく粘りましたが、３角から絡まれて息の入らない流れになったのが苦しかったです。中山マイルで脚をタメながらの逃げが打てれば。