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2006年12月24日(日)

• ■　作戦
• ■　中山11R　有馬記念

■　作戦

■　有馬記念　

　ディープインパクトの引退レースという特殊な事情がある。
　鞍上の駆引きにも影響すると思うので、馬の状態がいいことが前提だが、駆引きを中心に予想してみようと思う。
　ピラミッド形の３連単フォーメーションを考えている。

■　中山９R　有馬記念

≫出馬表

■　買い・消し

■　参考データ：有馬向きの血統

■　展望

ディープのこれまでの背景を考えると、

★去年の有馬記念・１番人気２着
古馬初戦なので、ディープでも１着は厳しいと読んだが、やはり負けた。（馬券は外れたが。）
念のため言っておくと、負かしたのはルメール鞍上のハーツクライ。

★宝塚記念・１番人気１着
これは地力で勝った。というか相手が弱かった。このときは当然、本命◎。

★凱旋門賞・１番人気３着失格
これは地力で勝つかと思っていたが、負けた。本調子ではなかった上に、周りは全て敵の外国馬相手ではさすがに厳しかったか。馬券は買ってない。

★ＪＣ・１番人気１着
凱旋門賞の薬物失格でアヤが出来て、ディープを負かしに行く馬が居てもおかしくない空気だったので、
本命の◎を打たなかったが、武の好騎乗（不利を受けない最後方からの大マクリ）により勝った。

★今週の有馬記念・１番人気？着
汚名返上したディープの周りは味方ばかりになった。
ディープの有終の美を望む声のほうが圧倒的に多くなるだろう。
騎手によってはムリに競りかけてこないだろうから、それだけでもディープとしては前で競馬がしやすくなるはず。
中山コースで先行できないと2500ｍはキツイ。
中山は苦手なタイプのディープも、これなら有利にレースを運べる。
そういう意味では、凱旋門で権威失墜したディープに有利な状況を作った武の戦略はたいしたもんだ。

しかし、そのためにＪＣで絶対に負けられなかったディープ、というより、武は無理をしているはず。（勝つためにディープに負担をかけざるをえない騎乗になった。）
ディープは負けるとしたら「自滅」になるのでは？


…ということで、ディープを負かすとしたら、「空気読まない系」のジョッキーが乗った馬ということになる。「空気読む系」は甘くなる分、勝てないと読む。

特に、弟の幸四郎は菊花賞を勝たせてもらってるので、ここでアニキに借りを返す騎乗になるかもしれない。
アドマイヤフジはまっ先に消せる。


■　買う馬候補

◎メイショウサムソン
ＪＣから太め残りが気になっていたので、どうしようかと思っていたが、ハードな調教をこなしたようだ。
ＪＣは力を出し切れずに終わったが、石橋が早めの競馬をするというので、そこに期待だ。
早めのレースをしなければ瞬発力で負けるということはわかっているはず。
２冠馬の失地回復という点では勝負度合いは高いだろう。
広いコースから中山コースに変わったことで、直線の追い比べに持ち込んで持ち味を出して欲しい。
５５キロで長丁場を走れるメリットを最大限に活かせ！
最初はディープ本命だったが、ここに◎打たないと男の勝負伝説じゃない！…やっぱな。
ただしスローの瞬発力勝負になったら出番なし。

○ディープインパクト
一番気になるのがＪＣの反動だが、水曜追いを見た限りでは影響はないに等しかった。
当日の馬場も「ありがとうディープ」仕様になるだろうし、頭濃厚。
当然ココに◎打つべきなのだが、配当妙味から期待値を考えたら○が妥当だろう。
１着か２着の馬券しか買わない。

▲ダイワメジャー
距離不安があることと、キレるタイプではないので坂のある中山には不向きと思う。
しかし…武器は息の長い末脚と、瞬発力こそ遺伝しなかったが、サンデー譲りの粘り強さ。
僅差の勝利が多いのはこのサンデーを髣髴とさせる勝負根性だろ。
馬の状態は絶好のようなので、重戦車のような走りと、手の内に入れたアンカツの手綱捌きにかかっている。
どんな展開でも臨機応変に対応できる（まあ、いつも出たとこ勝負）アンカツ
−距離不安の分大胆な先行策が取りづらい、最強３歳世代との対戦が少ないだけマイナスということで▲。
とくに雨が降ったり、馬場が悪化したときはハマりそう。

▲ドリームパスポート
確実にパワーアップしている。
以前のいい脚が一瞬しか使えないという印象も克服気味で、今回は対抗視したい。
フジキセキ産駒の活躍ぶり、母父トニービンの２段ロケットの末脚も小回り中山、特に有馬に向きそう。
内田への乗り替わりだが、不調といっても中山ならこなせるのでは？
中山ということで、是非ともディープより前につけてほしい。前につけられないと瞬発力で負けるので。
武器である瞬発力を生かせないと消耗戦の叩き合いでサムソンに負けるだろう。

△ポップロック
ペリエが乗るのでちょい警戒したい。
ペリエは有馬を３回優勝していることからも、中山コースを知り尽くしている。
メルボルンカップは２着ながら、デルタブルースとクビ差だからあまり差はない。
デルタより逆境に強そうなので、どちらを取るか迷ったらこっちか。
追い切り見る限りでは勝負気配が希薄な分割引き。

△スイープトウショウ
スローの瞬発力勝負になったとき用のヒモ。
右回り成績が抜群にいいが、今のデキでは２５００ｍで中山の坂は超えるのはちょっと厳しいか。
しかし手の内に入れている池添で、コーナーで巧く溜められれば一発がある。
池添は確実に一発を狙ってくるからな…

★ウインジェネラーレ
冬のタマモクロス産駒。冬〜春にかけての成績が抜群にいい。
意外と面白い存在かも？追い切りはじっくり見たい。
ジリジリと伸びる脚は中山向きか？
日経賞１着はゼンノロブロイをおさえてのものだし、中山の好走が目立つ。中山芝【２-１-０-０】（すべて芝長距離）
朝日杯をマクって勝った蛯名が不気味だし、６回のコーナーで巧く息を入れられれば３角マクリとかありそう。
競馬ブックは無印。配当妙味はここか。

★スウィフトカレント
ヨコテンが先行策を取ったら面白い。
６回のコーナーを回らなければいけないのに関わらず、折り合いに注文が付きすぎるので厳しいが。
ディープを意識してヨコテンが着拾いを狙ったらいけるかも。

■　消す馬

アドマイヤフジ
うーん３歳のレベルの高さを考えると、かなり見劣りする。てか、約１年ぶりの参戦で好走するとはちょっと考えにくい。

コスモバルク
ＪＣのときより太めらしい。瞬発力タイプではないので影響は少ないかもしれないが、
ＪＣのようにスローで後続を引き離せなかったところからすると、厳しいかも知らん。

トーセンシャナオー
玉砕覚悟で大逃げを打ったら面白いだろう。まず人気しないだろうから。
まあ地力考えたら好走は期待できない。

デルタブルース
使ってよくなるタイプなのだが、今回は微妙。海外遠征帰りなのでこちらも様子を見たい。
ＧＩのメルボルンカップを勝ってしまったので、そこそこ人気はするだろう。
追い切りを見る限りでは遠征帰りの影響は少なそう。むしろパワーアップしている印象もある。
しかし、角居厩舎２頭出しで中山ならペリエのほうを取る。

アドマイヤメイン
菊花賞で大逃げを打った反動か、香港で惨敗。
どこまで回復するかだが、コーナーを６回も回る有馬ではちょっと厳しいんでは？
逃げ宣言をしている。
よほど突き放さない限り、末脚の鋭いタイプに差されるだろう。
ヨシトミにそこまで大胆な大逃げが打てる騎乗が出来るとは思えない。
（武と違って、溜めながら逃げると思う。）
ダービーでは逃げをうってサムソンに負けているしな。

トウショウナイト
ＪＣでなくアルゼンチン共和国杯からの臨戦なのでちょっと面白い存在。
ハンデを背負いながら凌いだアルゼンチン共和国杯の強い勝ち方を見ると、食指が動くが、ただ鞍上がなあ…
ディープ＋最強世代の３歳相手だと、いままでの対戦相手と違いすぎるしな。

■　馬券

【本線：１、２着はサムソンとディープで決まり！】
３連単　◎→○→▲▲　各600円
３連単　◎○→◎○→▲▲△1　各500円
３連単　◎○→◎○→★★　各200円

【おさえ：ドリパスかメジャーが２着】
３連単　◎○→▲▲→◎○▲▲　各300円
３連単　◎○→▲▲→△1★★　各100円

【スローになったとき用】
３連単　○１着軸→▲2△2　各500円
３連単　○２着軸→▲2△2　各200円

計　１万円

パドック見て追加

サムソンかなり太め、
ポップロック、スィープトウショウ、ダイワメジャー、馬体スッキリで落ち着き十分、好気配。

≫結果

安目ツモ・・・

３連単　４→１→５　100円×96.8＝9680円

びみょうにマイナスで、消化不良の結末だが仕方ない。

ディープは強かった。