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2012年1月28日(土)

■ 作戦

≫シルクロードS(G3)傾向

シルクロードS・男の解の公式 少数派のサンデーサイレンス系を買え!
京阪杯組も注意!
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■ 京都11R シルクロードS

≫出馬表

まず、京阪杯からここ1本の狙いに絞ってきた馬の勝負度合いの高さを重視する。
ハンデ戦だが斤量増減には傾向がないので無視する。
どちらかと重い馬のほうが有利な傾向だが
軽い馬の好走もあるのでハンデの影響よりも
しっかりと馬を作ってこれるかどうかを重視。

宮記念のためにも見ておきたいレース。
注目はロードカナロアとキョウワマグナムだが
キョウワマグナムのような決め手に欠けるタイプは頭から入りづらい。
カレンチャンの5連勝や古くはデュランダル、
スリープレスナイトやサイレントウィットネスもそうだが、
「気」で走るスプリント路線は勢いのある馬が気を吐く傾向にあるだろう。
ロケットマンブットビやローレルゲレイロ激走の例外もあるが、
こちらはレアなケース。
ワンカラットにしてもグランプリエンゼルにしても
函館SS→キーンランドCの流れは
「積極的に買い」がスプリント勝負の正しいロジック。
(もちろん牝馬と牡馬の違いこそあれ)
スプリント路線だけは現代の日本競馬の病気ともいえる
スロー症候群とは無縁の世界。
波乱に見えて実は逆に「順当」なのかも。
これはハンデ戦にしても上級条件になるほどそうなる。

だが、ここで最も注意しなければならないのはサンデーサイレンス系だ。
この時期特有の馬場状態はサンデーの差し足に火をつける。
特に少数派ならなおのこと、気を吐く傾向にある。


◎グランプリエンゼル
母父サンデーサイレンスはこいつ1頭。
もはや少数派となったスプリント路線のサンデー系活躍の舞台はここと宮記念くらいだ。
京阪杯はハンデ差を考えるとロードカナリアと差のない競馬。
今回1キロ減なら勝ち負けになる。
一昨年、去年は惨敗だが、去年までとは臨戦過程が違う。
もちろん夏場のほうがよいが、去年の京阪杯からの復調ぶりからしてここは勝負になる。
ウイリアムズが闘魂を注入した京阪杯経由のヒト叩きして、
ステップアップのためにもここは勝っておきたいところ。

○ロードカナロア
4連勝の勢いも本物。京阪杯アガリ33.3、京洛Sアガリ32.7も文句なし。
鞍上の福永も手の内で、全く死角なし。
57キロでも勝ち負け。

▲キョウワマグナム
前走出遅れた京阪杯を度外視すると、
京洛Sはロードカナリアと差の少ない競馬。
こちらもキンカメ産駒で勢いを重視。

★マジンプロスパー
稽古の動きのよさ、2キロ減から逆転圏内にいる。
母父バブルガムフェローでその父がサンデーサイレンス。

★ツルマルレオン
直線一気、嵌ればゴボウ抜きも!
ハーツクライ産駒(サンデー系)なので激走あり。
…ただし太めなので印はここまで。

△アポロフェニックス

この多頭数大外枠はこのコースに限っては有利に運びやすい。
京都の持ち時計もナンバー1だし、取り消し明けならブランクも問題ない。
ハンデも手ごろ。

△サンダルフォン
隙間重賞に強いタイプ。
57.5キロでもこなせるパワー型。
最内枠を引いたことで策士酒井がまた一計を案じてくるかも。
バクシンオー産駒だが冬でもおさえたい1頭。

△エーシンダックマン
淀短距離Sが0秒6差の圧勝。
逃げ一手とはいえ勢いは無視出来ない。

△ダノンフェアリー
4連勝の勢いは無視できない。
ルメールの継続騎乗も怖い。
さらに1キロ減、4歳というのも外せない理由。


<要らない馬一覧>

エーシンヴァーゴウ
軽量馬の斤量+1.5キロ増(56.5キロ)は不利。
スプリンターズから4ヶ月のブランクでここは叩き。

スギノエンデバー
淀短距離は2着だが、0秒6は離されすぎ。

ダイワナイト
3キロ減はいかにも軽いが、前走は逃げ嵌った感があり、
今回は逃げるには厳しい相手(ダックマン)が居る。

スペシャルハート アウトクラトール
ケンブリッジエル ヘッドライナー

仕上がってない。買い材料なし。

Mグランプリエンゼル
Fロードカナロア
Dキョウワマグナム
CN
@GLO

単勝・複勝 ◎ 500円 複勝 ◎ 1500円
馬単・ワイド ◎→○ 各500円
3連単 ◎→★★→○ 2点 200円
3連単 ◎→○→他 7点 700円

計 3900円

件数 場名 レース 式別 馬組 金額
(1) 京都(土) 11R 単 勝  14
500円
(2) 京都(土) 11R 複 勝  14
1,500円
(3) 京都(土) 11R 馬 単  14→07
500円
(4) 京都(土) 11R ワイド  07−14
500円
(5) 京都(土) 11R 3連単 フォーメーション 1着:14
2着:04,15
3着:07
各100円(計200円)
(6) 京都(土) 11R 3連単 フォーメーション 1着:14
2着:07
3着:01,04,05,08,13,15,16
各100円(計700円)
合計金額 3,900円

≫結果

能転。

馬名 タイム 着差 斤量 馬体重 オッズ
1 4 7 ロードカナロア 1.08.3 57 500(+2) 1.4
2 7 13 エーシンダックマン 1.08.7 2 1/2馬身 57 500(+4) 8.1
3 5 10   ケンブリッジエル 1.08.7 アタマ 53 510(0) 263.1
4 8 15 ツルマルレオン 1.08.7 クビ 55 522(+12) 120.6
5 7 14 グランプリエンゼル 1.08.7 ハナ 54 464(+10) 19.4
6 3 5 キョウワマグナム 1.08.8 クビ 55 558(-4) 32.8
7 6 12   スペシャルハート 1.08.8 ハナ 54 494(-8) 149.8
8 2 4 マジンプロスパー 1.08.8 ハナ 55 514(+6) 32.2
9 1 2   スギノエンデバー 1.08.9 3/4馬身 55 448(-2) 55.2
10 1 1 サンダルフォン 1.09.0 3/4馬身 57.5 550(+8) 42.3
11 3 6   ダイワナイト 1.09.1 1/2馬身 54 530(+10) 98.3
12 5 9   ヘッドライナー 1.09.2 1/2馬身 58 512(+20) 110.9
13 6 11   アウトクラトール 1.09.3 クビ 56 496(+12) 170.7
14 8 16   アポロフェニックス 1.09.7 2 1/2馬身 56 496(+8) 122.2
15 2 3   エーシンヴァーゴウ 1.09.8 1/2馬身 56.5 470(+8) 9.4
16 4 8 ダノンフェアリー 1.09.9 クビ 55 518(0) 12.6

ロードカナロアはモノが違ったが、1本被りのここから勝負というのは出来なかった。
1倍台の単勝・複勝は余程でないと買えないし、ハイリスク。

エーシンダックマンは底が見えた所詮単穴以下の一発屋、今回はなんとか差されなかっただけ。
軸にはできないし、高くは評価できない。

グランプリエンゼルは結局絞りきれてなかった。
大型の馬なら絞りづらかろうが、小ぶりなんだから絞ろうと思えば絞れるだろ。
ここが勝負なんだから、きっちり作ってきて欲しかった。
せめてあと1キロ絞れれば結果は違ったはず。

ツルマルレオンは人気薄ながら気を吐いてくれたので4着とはいえ満足。