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2012年2月11日(土)

• ■　作戦
• ■　東京11R　クイーンＣ

きさらぎ賞ではディープインパクト産駒がワンツースリー。
２年目の産駒の活躍は否が応でも注目を集める。

もちろん今年の３歳馬のディープ産駒は抜群の出来だが、（繁殖牝馬の質は初年度産駒と変わらない）
「京都コース」だからこそのワンツースリーだったように思う。

ディープ産駒はクラシックをにぎわすのは間違いないが、絶対の存在ではない。（少なくとも皐月賞までは、京都コース以外は。）

≫クイーンＣ(G3)傾向

≫出馬表

ここは日程が去年からずれ込んだ影響も見て、
「マイラー完成度テストステップ」と定義してみた。

具体的には、マイルの流れでアガリ３Ｆ34秒の脚で確実に差し切る力が身についている馬。
特にレベルの高いステップを踏んできた勝負センスを備えた馬が中心。

2011年の勝ち馬、ホエールキャプチャーのラップと比較しながら人気上位から見ていく。
条件をクリアした実績には、背景を紫色に塗ってく。

サフラン賞は７Ｆ戦とはいえ33秒台の鬼脚。
本番で予想されるペースに近いラップで勝っているのでそれなりに有力。
マイルだと決め手がやや鈍ることは確かだが、去年の勝ち時計と同じタイムで走っていて条件はクリア。
・・・だが、サフラン賞時は同日に行われた府中牝馬Sの結果からもわかるとおり外差しが決まる馬場、阪神JFも外が伸びる馬場だった。
穿った見方をすれば、阪神ＪＦで底が見えた。
今回は展開が向くとも思わないし、外が有利とも思わないので、差し損ねるかなと。後は相手次第。
ゼンノロブロイの仔はサンテミリオンやペルーサをはじめ、勝負根性に欠けるところがあるので軸にするのはヤメ。

本番に近いラップの黄菊賞で辛うじて３着。
牡馬相手とはいえ、エリカ賞でヒストリカルに完勝とはいえ、ディープ産駒が最も得意とする京都コースだからあまり評価はできない。
きさらぎ賞はワールドエースのみが別格でヒストリカルは同格には扱えない。
勝った２レースは34秒台であがっている点は評価できるが、前半スローだったことを考えると微妙。

前走フェアリーSはコーナー毎に大回りさせられる不利を受けながら４着。
むしろひるまずに追い詰めていった根性のほうを買いたい。
直線が広くなれば巻き返しは必至。

ホエールキャプチャの時計との比較でもわかるように、２戦目の未勝利の時計が優秀。
ジュニアカップも仕掛けどころがずれて出し抜けを喰らった形。中山ということを加味して35秒0でも条件クリア、とした。
不器用そうだが、長く脚が使えるタイプで東京コースならば展開も違ってくる。
安定感から軸にしようか迷ったが、決め手に不安が残る分、▲というところに落ち着いた。

前走フェアリーSは内枠が祟っての９着だが、着差は0.3秒差でしかない。
希望の外枠ツモでさらに上積みが見込めそう！・・・だが、他も黙っていないだろう。残念。
条件クリアならず、テーマとは逸れるので△だが、
追い切りの動きの良さと武の勝負懸かりの騎乗が期待できるぶん＋評価した。
武は土曜日、この馬に乗るためだけに東京に来る。

中山でややの新馬戦としてはまずまずのタイムか。
ただもっときついペースになると経験不足がアダとならないか。
それに東京コースはダイワメジャーの仔としては適性に疑問符。
穴人気ならば消してしまえ。

未勝利の２着は走破時計が1.47.6。ラスト１ハロンを12秒とするとマイル換算で1.35.6で条件クリア。
アガリ35.0秒は１ハロン分割り引いて合格とする。
２走前は案外だったが、前走は未勝利戦で1着。序盤は行き脚がつかずに後方からの追走。
3角過ぎから外に持ち出して進出し、残り200mではすでに先頭。
最後まで末脚を持続させてタイムを引き上げた。ジュニアカップにも匹敵する破格の走破時計。
残り200mで先頭に立って最後まで伸び続けているので、ハイペースで流れたのが嵌っただけ、では片づけられない勝ちっぷり。
重賞の流れでも十分通用する走りだと思うし、前々走までは先行しているので、切れ味勝負なら前へ行くことも出来ると思う。チャンス十分。

去年の覇者ホエールキャプチャーと同じ配合。
だが今回のメンバーでは平凡すぎる実績。
上積みを見込むにはヒントがなさ過ぎる。

赤松賞ではキレたが、溜めて溜めて爆発不発で間に合わず。上位とはかなり離された８着。
時計は良いが上位とはかなり離された８着は馬場差ということで、やはり「残念」。
新馬の時計も平凡。

前走は阪神JF7着は後方で脚を溜めてのものだか決め脚不足じゃないか？
もすこし切れてくれないと、東京では勝てないだろう。

こいいう馬は人気ないならば味方だが、穴人気しているのでいらない。
初芝ということで、経験と完成度をみるというテーマにもそぐわない。

１勝馬だが、オッズ的に期待大きすぎないか？
デュランダル産駒なので、マイルはどうか？

良馬場ならどうなのかは未知だが、血統は良い。
よほどの素材なら別だが、いきなりの距離短縮で重賞ではきつそうだが。
それにしても・・・人気ないな！
ジャンポケ×サンデーの配合、穴の匂いがぷんぷんする。一発を期待。

使える脚が一瞬だが時計が悪くない。すべりこみセーフ、巧く乗ればチャンスはゼロではない。
海外修行帰りのタナパクの腕１本に期待。

新潟マイルで勝った時のタイムが大分いい。
刻んだラップが酷似していて、ホエールキャプチャのクイーンカップ勝ち時計より速い。
しかし新潟のほうが時計が出やすいだろうから、またこれに近いタイムが刻めるか微妙。
緩急のペースよりも平均ペースのほうが良さそう、という意味でも東京替わりは良い。

ダートを使ってからタイムが良くなって未勝利脱出。
しかしまた上のクラスで伸び悩み、みたいな。
マイル戦でもやっぱり変わり身は見せず、平凡。
ちょっと足りないかな？こんんだけズブイと穴としても買う気になれない。
・・・そももそも使いすぎだろ。

アグネスタキオン×エルコンドルパサー配合のワンツーもあるな！

３連単　◎→○▲→印８点　14点　1400円
３連単　◎○▲→◎○▲→印９点　42点　4200円
３連複　◎○▲−◎○▲−印９点　19点　1900円
ワイドBOX　◎○▲　各1000円

計　10500円

≫結果

ノーテン。

ディープインパクト２世代目の勢いは京都にとどまらなかった。想像以上だ。
しかし馬券的にはまったくいいとこなし。
作戦が悪い。