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フジキセキ

■ 特徴

■ 解説

 レースセンスが抜群で逃げ・差し自在ということもあり、騎手を選ばない。
 レース中の精神面が安定している上、相手なりに走るため多少の相手強化には耐えられる。
 いいとこづくめだが、爆発力・底力に欠け、成長力もない。

 下級条件から徐々に力をつけていく晩成タイプもいるが、こちらも結局はG2レベルで成長が止まってしまう。
 器用な小脚を使うため、前哨戦や隙間重賞に強く、重賞17勝のうちG3が14勝。
 G1になるとどうしても底力が足りない。
 2004年の重賞勝ちはスワンSとフローラSと木庭の牝馬Sがふたつ。
 相変わらずGTのトライアルと牝馬重賞で気を吐いている。
 例年牝馬ばかり活躍していたが、牡馬でもマイネルマクロスはじめ出世させたのが目を引く。

 サンデーより短距離向き。素軽いマイラーやスプリンターが中心。
 また東京コースの重賞は不振で追い出してから一瞬しか伸びない馬が多く、短い直線のほうが能力を発揮できる。
 ダンス産駒と正反対のキャラ。
 下級条件では芝よりダートの勝ち鞍が上回り、ダートの交流重賞の勝ち馬も出ている。
 砂の深いダートより、軽いダートに合う。

 仕上がりが早く、2歳戦は稼ぎどころ。
 特に牝馬に一流馬が多く、能力の高い馬は早い時期からオープンを張る。
 オースミコスモやテンシノキセキのように、2歳から活躍した牝馬が古馬になって充実したのは価値が高い。

 成長力の乏しさは多方面で囁かれ、同じサンデーサイレンスを父に持つダンスインザダークが早々にGI優勝馬を輩出したこともあり
 「サンデーの代用種牡馬」と不名誉な評価をされていた時期があった。
 しかし外国産馬や、圧倒的な種牡馬成績を残していた自身の父サンデーサイレンスやトニービンなどの輸入種牡馬が健在だった時代に、
 内国産種牡馬として健闘したのは評価に値するものであった。
 現時点で種牡馬入り後からすべての世代で重賞勝ち馬を出しており、ともすれば地味に見られがちであるが優れた成績を残している。
 また、当馬の産駒の多くは福島競馬場や函館競馬場、その他公営の地方競馬場などの小回りなコースに強い。

 メイショウオスカルは成長力ある母系で、愛知杯も好勝負できるのでは。
 コスモマーベラスはいかにもローカル芝1200の内枠が得意なタイプ。


■ 特注馬


■ 代表産駒

G1優勝馬

重賞優勝馬

地方重賞優勝馬