■解説
スタンド正面のポケット地点からのスタートで1700m、1800mに比べ1角までにはかなりゆとりがあり、
枠順の有利不利はほぼないものと考えて良さそう。
それでも先行勢有利の福島コースだけに前に位置取りをしたい馬が多く、
想像以上にハイペースになる可能性も含み差し馬もくい込む余地はある。
ただ、軸にはやはり先行馬から入る必要がある。
内の馬場が荒れ始めたらハイペースの外枠差し馬をヒモに一考。
スタート地点はホームストレッチの右端、4コーナーのポケット。高低差はそれほどないが坂の頂上に位置し、スタンド前の直線は谷を下って上るような感じになる。最初の1コーナーまでの距離は約505m(Aコース時)。最後の直線距離はAコース時が292m、Bコース時が297.5m、Cコース時が299.7m。古馬1000万クラスの平均レースラップ(3F-4F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、35.3-49.1-36.5=2:00.9。スタート後、最初の1コーナーまでは十分距離はあるが、前半3ハロンは35.3秒と忙しい。4ハロン以降になるとペースはやや緩むが、ゴールまで12秒台前半の持続的なラップが続く。全体的に平均ペース以上の流れになり、最後はスタミナも要する消耗戦。しかし、差し・追い込み馬の出番はそう多くはない、小回り向きの先行力が必要になる。枠順は内枠が若干有利で、あとはほぼフラット。血統的には芝1800m同様、ヘイルトゥリーズン系全般との相性が抜群。特にマンハッタンカフェ、フジキセキ、スペシャルウィークは回収率でも優秀な成績だ。また七夕賞や福島記念に代表されるように波乱傾向が強いコース。下級条件でも同様で、多頭数になったら人気サイドでは簡単に決まらないと考えていいだろう。
※芝の場合 基準タイムから
稍重 0.3秒+
重 0.7秒+
※ダートの場合 基準タイムから
稍重 0.2秒−
重 0.4秒−
年齢 | クラス | 基準タイム |
---|---|---|
2歳 | 未勝利 | 2.02.80 |
2歳 | 平均等 | 2.02.80 |
3歳 | 未勝利 | 2.02.60 |
3歳 | 500万 | 2.00.60 |
3歳 | 平均等 | 2.02.56 |
古馬 | 500万 | 2.01.73 |
古馬 | 1000万 | 2.00.82 |
古馬 | 1600万 | 1.59.65 |
古馬 | OPEN | 2.00.01 |
古馬 | 平均等 | 2.01.38 |
全 | 平均等 | 2.01.82 |
≫七夕賞(G3) | 7月 | 古馬 |
≫福島記念(G3) | 11月 | 古馬 |
■種牡馬