ダート | 札幌ダ1000m | 札幌ダ1700m | |
芝 | 札幌芝1200m | 札幌芝1800m | 札幌芝2000m |
■ 特徴
右回り。平坦コース。寒冷地用に研究開発された毛足長い洋芝。
洋芝は野芝に比べて踏まれ弱いが札幌は2開催しかない。一日の芝のレース数を制限しつ芝を保護しているので、芝の状態は良好。
ほぼ平坦と言っていいコース形態で好位の先行勢が有利なのは他のローカルコースと同様である。
未勝利は堅い決着が多い。逃げ・先行有利。
ところが、芝1800はハイペースになりやすく、差し有利。
その根拠は、
@ 1角までの距離が短く先行争いが激しくなりやすい
A 寒冷地用の長い芝がスタミナ奪い脚をなくしやすい
B 一流ジョッキーが揃う東西混合戦でレベルが高くなりがち
さらに、
函館コースなどの小回りローカルとの決定的な差はコーナーの半径が大きい(3位)ことで、
スピードがのったままコーナーに突入するためペースの緩みが他場と比べて比較的少ない。
よって、どのコースもタイムが比較的早くなり差し馬の台頭もやや多くなっているのが特徴的。
2連続開催といっても、本州ローカルと違い夏場の雨の少ない時期で芝の傷みもそれほど早くなく、傷みが目立ち出す2開催目にBコースに変更される。
前半に運悪く雨が目立つようだとその分馬場の傷みは早くなるので注意。
札幌開催
札幌の特徴といえば、芝1800mと芝1500mになるかと思います。
共に最初のコーナーまでが非常に短いコースです。
特に1800mは比較的使用頻度が多いながらもコーナーまでが厳しいので予想をする際に特に注意を払う必要があると思います。
また、開催前半は完全な前馬場が想像されますので、そうなると道中でのロスというのが良いポジションを取れない材料になってしまうこともあるので注意しなくてはなりません。
芝1500mは使用頻度が少ないコースですが、変なペースになりやすいコースの1つで、例えば毎年のようにクローバー賞組というのは激走します。
このコースは一見内枠が有利に感じられるんですが、レースを見ているとそうでもなく、内にいる馬はかなり窮屈な思いをさせられてしまうコースの1つともいえます。
もちろんどういう馬がどういう枠に入っているかでレース展開が違いますので一概に言う事はできませんが、展開を考える上で、窮屈になるかもしれないという選択肢も頭の中に入れておくと役に立つかもしれません。
クラス編成も2開催を終えたので、休養を挟まなかった馬というのはだいたい一度は降級で走ってきたと思います。
それで結果を出してきた馬とモタついている馬とに分かれてくるでしょう。この札幌開催からは秋に向けて始動して来る馬もいますので、
休養明けの降級馬というのもソコソコ登場してくるものと思われます。
モタついている降級馬よりも、休み明けの不安はあるもののフレッシュな状態の降級馬の方が人気も集めづらいですし馬券的な妙味も加わってきますのでちょっと注目してみると良いかもしれません。
この札幌2開催はここら辺にちょっと注目してみてはどうでしょうか。