2、3ハロン目10秒台の速い前傾ラップ。
アストンマーチャンはストラテジーを行かせて2番手。
前半32.5秒というハイペースを手綱を持ったまま抑え切れない手応えのまま楽に追走し、4角では引っ張ったまま先頭で押し切った強い競馬。
ただし、最後の1Fは12.9秒という失速気味のもので、距離延長に不安を残すものでもある。
2着ニシノマオは勝ち馬には完敗を喫したが、抑える競馬ができるようになったのは大きい。
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 補 | 着差 | PCI | 通過順位 | Ave-3F | 上3F | 人 | 単勝 | 体重 | ± | 父 |
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1 | 7 | 12 | アストンマーチャン | 牝2 | 54 | 鮫島良太 | 1.08.4 | 97 | 30.8* | 02-01 | 32.50 | 35.9 | 3 | 5.0 | 466 | -2 | アドマイヤコジーン | ||
2 | 3 | 4 | ニシノマオ | 牝2 | 54 | 野元昭嘉 | 1.08.8 | 93 | 21/2 | 32.7* | 05-04 | 32.90 | 35.9 | 5 | 10.6 | 470 | +6 | サクラバクシンオー | |
3 | 1 | 1 | スーサンライダー | 牡2 | 54 | 和田竜二 | 1.09.0 | 91 | 11/4 | 30.1* | 03-03 | 32.70 | 36.3 | 4 | 10.5 | 472 | 0 | アグネスタキオン | |
4 | 8 | 14 | エーシンウェーブス | 牝2 | 54 | 渡辺薫彦 | 1.09.7 | 84 | 4 | 34.2* | 11-05 | 33.50 | 36.2 | 8 | 40.9 | 474 | +2 | エイシンサンディ | |
5 | 5 | 8 | ストラテジー | 牝2 | 54 | 太宰啓介 | 1.09.9 | 82 | 11/4 | 24.8* | 01-02 | 32.50 | 37.4 | 2 | 4.2 | 474 | +6 | フレンチデピュティ | |
6 | 4 | 6 | ウルワシノハナ | 牝2 | 54 | 川田将雅 | 1.10.1 | 80 | 1 | 30.8* | 09-08 | 33.30 | 36.8 | 6 | 20.4 | 482 | +4 | キャプテンスティーヴ | |
7 | 3 | 3 | マルカラボンバ | 牡2 | 54 | 石橋守 | 1.10.4 | 77 | 13/4 | 27.0 | 06-08 | 33.00 | 37.4 | 13 | 91.9 | 458 | 0 | クロフネ | |
8 | 6 | 10 | デンタルスピリット | 牝2 | 54 | 橋本美純 | 1.10.6 | 75 | 1 | 29.6 | 10-08 | 33.40 | 37.2 | 11 | 50.6 | 498 | +8 | テイエムジャンボ | |
9 | 5 | 7 | アインファスター | 牝2 | 54 | 内田浩一 | 1.10.6 | 75 | クビ | 33.0* | 14-14 | 33.80 | 36.8 | 14 | 197.4 | 402 | 0 | アフリート | |
10 | 6 | 9 | エミネンツァベルタ | 牝2 | 54 | 池添謙一 | 1.10.7 | 74 | 1/2 | 27.5 | 08-08 | 33.20 | 37.5 | 12 | 52.9 | 468 | +10 | タイキシャトル | |
11 | 4 | 5 | シルバーストーン | 牡2 | 54 | 福永祐一 | 1.10.8 | 73 | クビ | 30.5 | 11-12 | 33.60 | 37.2 | 1 | 2.3 | 482 | +4 | スペシャルウィーク | |
12 | 2 | 2 | アーバンストリート | 牡2 | 54 | 幸英明 | 1.11.0 | 71 | 11/2 | 24.7 | 06-05 | 33.00 | 38.0 | 7 | 40.2 | 434 | 0 | スウェプトオーヴァーボード | |
13 | 7 | 11 | ベルモントプロテア | 牝2 | 54 | 熊沢重文 | 1.11.2 | 69 | 11/4 | 28.9 | 11-12 | 33.60 | 37.6 | 10 | 43.7 | 464 | +2 | アジュディケーティング | |
14 | 8 | 13 | コウセイカズコ | 牝2 | 54 | 吉永護 | 1.12.2 | 59 | 6 | 18.7 | 03-05 | 32.80 | 39.4 | 9 | 43.7 | 440 | +4 | ブラックホーク |
アドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャン、スピードを生かして押し切り勝ち |
過去5年のうち4回は「仕上がりが早い」とされる牝馬が勝利している小倉2歳S(GIII)。 今年も出走馬14頭中10頭が牝馬、1着と2着も牝馬と、牝馬が牡馬を圧倒するレースとなりました。 勝ったのは3番人気のアストンマーチャン。 好スタートを切り、そのまま行きたがるところを鞍上・鮫島良太騎手が懸命に抑えますが、 それでもこの馬のスピードは群を抜き、逃げるストラテジーを交わしながらコーナーを回ります。 直線に入ってようやく解き放たれると、そこからは独走、2着に差してきたニシノマオに2馬身半の差をつけて押し切ってみせました。 アストンマーチャンの父は新種牡馬アドマイヤコジーン、母は3勝馬ラスリングカプス、母の父は名種牡馬Woodman。 それぞれマイル以下を得意とした馬たちで、アストンマーチャンは、その血からしっかりとスピードを受け継いだようです。 人馬ともに重賞初制覇。特に佐賀県出身の鮫島騎手にとっては、地元ともいえる小倉での勝利だけに、喜びもひとしおでしょう。 |
着 | 印 | 馬 名 | 補 | KOL次走へのメモ |
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1 | アストンマーチャン | 97 | 歩様は少し硬いがいつも程度。好発を切り、ストラテジーを行かせて2番手。前半の3Fが32秒5のハイペースなのに抑え切れない手応え。4角では引っ張ったまま先頭。強かった。 2人曳き。多少緩い。ただ、気合乗っていたし、手先のスナップも利いていた。好発。内のストラテジーにハナは譲ったが、出脚には余裕タップリ。4角で既に勝負有った様な印象で、直線もそのまま押し切った。外枠でスムーズに運べた利は相当有るだろうが、戦前述べた様に性能そのものが最上位だった。時計も優秀。この後は揉まれた時が課題となるが、出脚は相当に速い。不利は比較的食らい辛い馬。 |
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2 | ニシノマオ | 93 | ハナにはこだわらず、好位から。3〜4角の反応は少し鈍かったが、ひと追い毎に伸びてゴール前で2着へ。 +6kg。腹回り太く映るが、張りが有るので、走れなくは無い状態。この位のテンションなら問題は無いが、一汗かいた跡が有ったのは気になった。ゲートは甘かったが、そこからの出脚で逃げたストラテジーの直後。ただ、4角で手応え悪く、この段階では圏外と思われたのだが、手前が替わらないにも関わらず、渋太く伸びて2着確保。手応え悪かったのは、荒れた内目を通ったからで、これは気にしなくて良いが、前走も手前が替わらなかったのは気になるところ。アストンマーチャン以外の相手なら力量上位だが...。 |
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3 | スーサンライダー | 91 | 好位のイン。勝ち馬の手応えがいいので、これを早目に掴まえに行くレースをして一旦2番手に上がった。勝ちに行った分、ゴール前で甘くなる。 2人曳き。まだ緩いのだが、デビュー時思えばかなりしっかりして来た。トモに肉が付いてきたのも大きい。距離延びて良いタイプとも思えず、テンション高いのもそこ迄では無いだけに、却って良い方に出そう。出脚でというより、最内枠を嫌ってオッツケて好位。結果的に前半脚を使った分、終いが伸び切れなかったが、外枠ならもう少し違った結果だっただろう。決して悪くない内容。 |
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4 | エーシンウェーブス | 84 | 発馬は五分に出ているのに、出脚がつかない。3角から内に潜り込み、馬込みを捌いて進出。前とは水を開けられたがなかなか渋太い。 2人曳き。このメンバー、今夏坂路閉鎖していた割にトモのしっかりした馬が多いのだが、この馬はまだ頼りなく映る。出脚サッパリで後方から。3〜4角内目を回って、直線だけ外へ。戦前述べた様に力は有るのだが、如何せん非力過ぎる。ただ、逆に言えばそれでいてこれだけ走るのだから、本格化した時が楽しみ。ファンの立場からすれば、厩舎技量を計り易い馬。 |
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5 | ストラテジー | 82 | 仕掛けてハナに立ったが、勝ち馬に引っ張ったまま外からこられ、4角で交わされては抵抗できなかった。 歩様が硬い。馬自体も上位とは差が有る。出脚はアストンマーチャンだったが、内に居た分、ハナへ行かされる形。ただ、蛇に睨まれた蛙というべきか、終始プレッシャーを受ける形になってしまい、4角では既に苦しくなっていた。それでも後続殆ど差して来ず、5着残ってしまう辺りに、このメンバーの程度が知れるが、アストンマーチャン一頭が強過ぎて、その馬にマークされたのでは仕方無い面も。見た目は未勝利クラスだが、そこ迄酷い馬では無さそう。 |
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6 | ウルワシノハナ | 80 | ||
7 | マルカラボンバ | 77 | ||
8 | デンタルスピリット | 75 | ペースが速くて追走に手一杯。伸びずバテずで流れ込み。 | |
9 | アインファスター | 75 | ||
10 | エミネンツァベルタ | 74 | ||
11 | シルバーストーン | 73 | 内にモタれていたのか、ハミを取らなかったのか、向正面でステッキが入ってもまったく反応せずズルズルと後退。直線も内にモタれていた。状態が本当ではなかったか。 2人曳き。馬に集中力。歩様面も、良いとは言わないが、走られても不思議は無い程度。毛ヅヤも良く、デキは有る筈。ゲートは速かったが、そこからの出脚が無かったし、その後もズルズル。3角手前で既にステッキが入っていた。敗因不明。ただ、戦前述べた様に、不安説を克服しての勝利は、その後反動に泣くケースが殆ど。 |
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12 | アーバンストリート | 71 | 出脚がつかない。内々を通って中団まで上がったが、3〜4角では余力がなかった。 | |
13 | ベルモントプロテア | 69 | ||
14 | コウセイカズコ | 59 |