■傾向
トウショウシロッコ、ロックドゥカンブ、ヴィータローザなどのラジオNIKKEI賞組が好走してることから、
夏のアガリ馬が注目
■ 回顧(2006年)
-20kg。造りが華奢。馬に気持ちが有りそうなのが唯一マトモだった点。好発。ニシノアンサーが行って、トウショウシロッコとの番手争いを出脚で制して、2番手。今日はここにハマッたのが大きい。中山2200mは、元々上がりの掛かり易いプラットフォームでは有るが、今日に関しては、勿論4角でのアクシデントの影響も有っただろう。平均的に流れたとはいえ、道中一番楽な競馬をしている馬が、上がり3F36.0秒では不満。出脚の良さが武器になる可能性が有るだけに、次走用無しと迄は断言出来ないが、一応は消極的買いポジションに。
もう少し歩様に柔らか味が欲しいのだが、これは何時も通り。ちょっと細身に見せる造りも相変わらず。ゲートにはムラが有る様だが、ニシノアンサーに叩かれながらも、出して行ってトーセンシャナオーの直後。出脚はトーセンシャナオーの方に分が良さそうだったが、こちらは折り合いに不安有って、無理出来なかった部分有るだけに、これは仕方が無い。とはいえ、好位のインで悪くない競馬だったが、4角での反応が悪かったのと、相変わらず右回りは直線手前が替わらない。福島戦の際に述べた様に、古馬相手でも準オープンなら圏内の馬だが、ベストは左回り。
+4kg。ただ、それ以上に重く映る。ゲートも悪かったが、出脚も甘く後方から。ずっとインで我慢。後方から良く差しているという見方も有るが、4角ゴチャつく位に馬群が密集していて、前との差がそれなりに無くなっていたことを思えば甘い。坂に弱いのかも。
曳き手に甘える素振りを見せ、馬自体も凡庸。出脚悪く無さそうだったが、抑えて後方。4角迄はインに居て、外へ出そうとしたところでアクシデント。これを避けて、メンバー中唯一外から追い込んだのだから悪くない内容。相手関係は無視出来ないが、見た目以上に強い。
+20kg。シープスキンノーズバンド。多少物見もしつつ、ユッタリと。周りが皆牡馬という状況を思えば、意外に出来る事では無い。ガサの無い牝馬にありがちな歩様の硬さも無く、ひと夏越して順当に良化。中段のインで行きたがるのを宥めながら。ただ、これも4角ゴチャついた不利が痛い。今日は良く走っている方。京都で突っ込み切れない可能性は有るが、次走本命に出来る。
2人曳き。もうちょっと大きく見せてもとは思うが、ここへ入ると馬が違い過ぎる。本来は出脚の有る馬だが、一完歩目が遅くて、後方から。掛かる寸前の行き振りで、道中は悪くなかったが、4角での不利が全て。次走当然巻き返しと行きたいところだが、ここ3戦、力を出し切れておらず、ツキに見放されている印象。武豊騎手をアドマイヤムーンに取られた辺りからボタンの掛け違えが。
2人曳き。気配抜群。2200m走る馬にしては気負い過ぎだが、この馬はこれで良い。馬体そのものはそれ程でも無いのだが、歩様にバネを感じさせる。潜り掛かったところをゲート切られて出遅れ。しかも、この馬場で外を回って早目早目に動いてしまう最悪の騎乗。今日はこれで勝てという方が無理な相談。ただそれでも走法が本物の相。次走狙い目。
パシュファイヤー。気合は良かった。体高が有って、化けそうな雰囲気は有るが、調整途上、ゲートはむしろ悪い位だったが、積極的に出して行って2番手へ。ここ迄に結構脚を使っているとはいえ、4角既にアラアラの手応え。直線は殆ど追っていないので、着差程はやられていないのだが、不満は残る。