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2006年12月3日(日)

■ 作戦

■ 阪神JF 

このレースは勝負しやすい。ほぼ頭は決まっているから。アストンマーチャンで確定でいいだろう。
前走のレコード勝ちは十分古馬相手でも通用する圧勝だった。時計的にもだ。

ただし、相手にはレースが巧いといわれる地力上位差し馬も考慮に入れる。
これは新阪神コースの大きなカープと最後の長い直線、急坂は逃げ馬には厳しいと思われるため。
さらに今年の2歳牝馬はかなり、ヘタするとカワカミプリンセスクラスが出てくる可能性さえあるのでは?という強豪ぞろい。

ファンタジーS組とマリーゴールド賞組は重視。

波乱傾向にあるので、手広く3連で狙いたい。

■ 阪神11R 阪神JF

≫出馬表

アストンマーチャン
○1 ハロースピード  
○2 ピンクカメオ
○3 ルミナスハーバー 
▲1 ウオッカ     
▲2 ジーニアス
▲3 イクスキューズ
★1 コスモベル
★2 バクシンヒロイン

実力勝負になりそうな新阪神コース。前半は速いペースになりにくく、ゆったり流れてしまいの瞬発力勝負になりやすそう。
しかし、開幕週の高速馬場、未熟な2歳馬ということもあるので、

 1) スピード能力に秀でた馬
 2) コントロールできる(追える)ジョッキー

以上に注目して予想。


■ 前哨戦・ファンタジーS

馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 通過順 上3F 単勝 体重 増減 調教師 賞金
7 12 アストンマーチャン 牝2 武豊   54 1.20.3 05-03 33.6 3 4.8 460 -6 (栗)石坂正  3200
6 9 イクスキューズ   牝2 藤田伸二 54 1.21.1 02-02 34.8 2 3.9 442 -2 (美)藤沢和雄 1300
8 13 ハロースピード   牝2 吉田隼人 54 1.21.3 11/2 10-09 33.8 1 3.8 440 +4 (美)相沢郁  800
6 10 ハギノルチェーレ  牝2 四位洋文 54 1.21.3 ハナ 13-13 33.5 7 21.5 476 -2 (栗)山本正司 480
3 4 ニシノマオ     牝2 太宰啓介 54 1.21.3 03-03 34.7 8 26.5 470 0 (栗)太宰義人 320
7 11 カノヤザクラ    牝2 小牧太  54 1.21.4 クビ 10-12 34.0 4 5.6 518 -2 (栗)橋口弘次  
5 8 アドマイヤプルート 牝2 武幸四郎 54 1.21.4 クビ 01-01 35.4 12 56.5 452 -8 (栗)中尾秀正  
8 14 ジーニアス     牝2 岩田康誠 54 1.21.5 クビ 13-13 33.7 6 17.6 448 +14 (栗)安田隆行  
3 3 マイネインティマ  牝2 佐藤哲三 54 1.21.8 13/4 10-09 34.3 9 29.2 432 0 (栗)安達昭夫  
10 1 1 トップコメット   牝2 和田竜二 54 1.22.0 07-05 34.9 13 124.3 450 0 (栗)岩元市三  
11 5 7 マイネルーチェ   牝2 幸英明  54 1.22.0 ハナ 08-07 34.8 5 12.1 444 -6 (美)上原博之  
12 2 2 スマートカスタム  牝2 藤岡佑介 54 1.22.0 クビ 04-05 35.0 11 42.5 492 -4 (栗)大久保龍  
13 4 5 ホットファッション 牝2 福永祐一 54 1.22.9 08-09 35.5 10 29.3 462 +4 (美)戸田博文  
14 4 6 アラハ       牝2 秋山真一 54 1.23.0 1/2 05-07 35.9 14 198.6 446 -6 (栗)岡田稲男  

■ 前哨戦・マリーゴールド賞

馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 通過順 上3F 単勝 体重 増減 調教師 賞金
2 2 ハロースピード   牝2 吉田隼人 54 1.22.2 05-05 35.6 1 1.6 436 +10 (美)相沢郁  1600
5 5 ピンクカメオ    牝2 蛯名正義 54 1.22.5 05-05 35.9 3 6.8 462 +4 (美)国枝栄  640
4 4 マルカハンニバル  牡2 川原正一 54 1.22.9 21/2 07-07 36.0 5 11.5 460 -6 (栗)瀬戸口勉 400
3 3 クーヴェルチュール 牝2 後藤浩輝 54 1.22.9 02-01 36.7 6 16.6 458 +10 (美)国枝栄  240
1 1 マイネバイレ    牝2 小野次郎 54 1.22.9 クビ 03-03 36.5 8 47.0 456 0 (美)根本康広 160
7 7 ブレイブボーイ   牡2 田中勝春 54 1.23.0 クビ 07-07 36.1 2 5.4 520 0 (栗)山内研二  
7 8 マイネペローラ   牝2 柴田善臣 54 1.23.2 11/2 03-03 36.8 4 11.0 432 0 (美)稲葉隆一  
8 10 セイントセーリング 牡2 菅原勲  54 1.24.3 10-09 37.0 9 79.1 450 -5 [地]鈴木七郎  
6 6 マルノマンハッタン 牝2 水野貴史 54 1.27.2 大差 01-02 41.1 7 39.4 432   [地]阿部秀一  
10 8 9 フジリバティー   牝2 中舘英二 54 1.29.1 大差 09-10 42.1 10 126.0 424 +4 [地]瀬戸幸一  



■ 買う馬

◎アストンマーチャン
もはや距離適性云々の次元ではなくなった。1600ならあの走りで押し切ってしまうだろう。
1.20.3のレコードで勝ってなお、手綱をおさえる余裕があったというからまだ天井ではない。
前開催のG2スワンSが1.20.3だったから、2歳のこの時期ですでにスピードでは古馬重賞クラス。
今回の阪神改修で外回りでスピードに勝ったタイプは苦戦する、と言われているがそれは古馬の場合。
2歳戦のここはアストンマーチャンのスピード押し切りで十分。
気になるのは距離が伸びて坂のあるコースでファンダジーSと同じような切れ味が発揮できるかどうか。
…なので、軸だが頭固定はやめる。前向きに考えればむしろ馬単の裏が妙味。


○ルミナスハーバー
兄姉馬ヒシアトラス(重賞2勝)、アクロスザヘイブン(フローラS3着)と、活躍している血統なので素質は十分ある。
アグネスタキオン産駒ということもあり早熟っぽい。
未勝利の7馬身差レコード勝ちは、前日の古馬1000万プリティプリンセスとまったく同じタイム(1.33.8)。相当実力は高い。
トビが大きく、キレイな走りをする馬。
さまざまな距離(1400、1600、1800)、ペースを経験しているところも強み。
しかしスピード決着の1200経験がないところが弱いところ。
この時期の2歳牝馬では短距離のスピード決着レース経験が生きるだろうから。


○ハロースピード
前走吉田隼人騎手がヘタに乗って取りこぼしたファンタジーS。
今回はヤネが岩田に替わる。吉田隼人よりかは巧く乗るだろう。
ファンタジーSは3着でイクスキューズに負けたがなお、ハローのほうが地力は上だと思う。
出遅れて直線で挟まれる不利がありながら33.8秒のアガリで巻き返しての3着なら悪くはない。
スピード勝負では相手が悪いが、レースセンスは一番。
牡馬戦線で活躍している2歳牡馬マルカハンニバルをモノサシにしてみる。
マリーゴールド賞3着→新潟2歳S4着→デイリー杯2歳S3着→萩S2着→黄菊賞3着→京都2歳S3着
マリーゴールド賞でマルカに先着して2馬身差0.7秒で勝っているのがハロー。
ウォッカも黄菊賞で先着しているが着差は半馬身0.1秒。
この結果から単純に考えるとハロー>ウォッカということが言える。
またデイリー杯2歳Sと黄菊賞でマルカに先着を許しているクラウンプリンセスは、ハローとウォッカに明らかに劣るといえる。
ハロー>ウォッカ>クラウンプリンセス


○ピンクカメオ
ファンタジーSの前哨戦比較のときにも書いたが、距離が伸びていいタイプ。
タフなコースはこの馬に合うはず。
ブラックホークの半妹なのでマイルはいい。
+6キロと成長を見せていたくるみ賞は久々で行きたがっていたが最後はキッチリ差しきる。ただし時計的には平凡。
フレンチデピュティ産駒なので早くから結果を出しそう。


▲ウォッカ
追って味のあるタイプ。スピードとパワーを兼備。うまっぷりのよさが目立ち、仕上がりは万全。
四位が惚れこみ、クラッシックを意識した試し乗りを入れているのでちょっとマーク。


▲ジーニアス
前走は33秒台の脚を使っているように、完全に脚を余している。
その前の未勝利戦では余力残しの2馬身半差勝ち。
ダンスインザダーク産駒で距離が伸びて良さそうなタイプ。
後方からの脚質を考えるとマイルでも短いような気がしないではないが。
調整がうまくいってるようで、追い切りでは時計が出ていた。
ヨコテン鞍上で一発があるかも。
また脚を余しそうではあるが、人気を考えたら買い。


▲イクスキューズ
アストンマーチャンの派手なレコード勝ち(1.20.3)が際立ったファンタジーS。
しかし、イクスキューズも同時に従来のレコード(1.21.2)を更新している。(1.21.1)
調整は万全もワンペースタイプで、急坂のある新阪神コースでは分が悪いか。
開幕週の馬場は歓迎だろうが、外枠なのも逃げ脚質を考えたらマイナス。


★コスモベル
1戦、しかもダートしか使っていないが勝ちきっている。
開幕週の先行馬、マル外なので芝替わりで一発があるかも…
しかも、デリケートな牝馬に向くハミ当たりが柔らかいモンテリーゾ鞍上だ。
こういう未知の予想の強い人気薄(単勝78倍)の馬は穴狙いの基本で「買い」。


★バクシンヒロイン
バクシンオー産駒だが距離が伸びていいタイプ。マイルなんかいいんでは?
バクシンオー産駒なので早くから結果を出しそう。
前走は躓いて出遅れた分の2着。
芝1200mしか使ってないが人気のなさ、鞍上を考えると買い。


■ 消す馬


テンザンコノハナ
G1仕様の角田鞍上は良いが、7戦目でやっと未勝利脱出、やっとこ初勝利がダートではちょっと手が出しづらい。


ホットファッション
中山で勝っていることから、阪神にも向きそうだが相手が悪い。
2連勝のときの時計もたいしたことない。
中舘鞍上だし配当妙味があっても買いたくない。


マイネルーチェ
新潟2歳Sゴールドアグリの2着を重くみて、ファンタジーSは割りと期待してたんだが案外だった。
やる気ない幸鞍上じゃ食指が動かず。
スローの瞬発力要員なので開幕週向きではない。


キャッスルトン
華奢な体で非力な印象が強く、とても猛者相手に対等の勝負はできなさそう。
しかも開幕週の馬場でゲートが遅いのでは話にならない。


クラウンプリンセス
プラード鞍上で橋口調教師は2頭出しのルミナスハーバーと同等かそれ以上に色気を持っているようだが、
脚質考えたらちょっと届かないような気がする。
実績も買い材料として弱い。


メジロアダーラ
短距離向き。実績もイマイチ。


ディーズメンフィス
赤松賞の勝ち馬。牝馬には厳しい東京マイルの勝ち馬だけに警戒は必要。
後手を踏んでまるで流れに乗れなかったサフラン賞(10着)は参考外。
と考えると、2戦2勝でともにハナ差勝ち。
時計的にはどうか?というと、
去年の赤松賞勝ちアイスドール(1.35.3)に比べるとやや劣る(1.36.1)ので単純に比較すると厳しい。


ローブデコルテ
逃げ差し自在の脚質はレースセンスを感じさせて魅力。高速馬場ならスピードと決め手が生きるかもだが、
500万、コスモス賞はアンカツでの2着だけに相手を考えるとちょっと手が出ない。
福永鞍上ではプラスαは考えにくいし。


ハギノルチェーレ
りんどう賞の差した競馬はそれなりに評価できるがまた追ってとどかなそう。
ダンス産駒なのでクラッシック戦線に顔を出しそうだが今回は脚質を考えて見送ろう。
今回は相手もそろっているので5着までか。


■ 馬券

馬単表裏 ◎=○○○ 各500円(6点)
3連複 ◎○1軸−相手○2○3▲▲▲★★ 各200円(7点)
3連複 ◎○2軸−相手○1○2▲▲▲★★ 各200円(7点)
3連複 ◎○3軸−相手○1○2▲▲▲★★ 各200円(7点)
3連単 ◎→○○○→○○○▲▲▲★★ 各100円(21点)
3連単 ◎→▲1→○○○▲2▲3 各100円(5点)
馬単 ▲1→◎ 200円


計 1万円

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≫結果

馬名
1 2 ウオッカ     
5 9 アストンマーチャン
2 3 ルミナスハーバー 
8 17   ローブデコルテ  
8 16 イクスキューズ  
4 8 ハロースピード  
6 12   クラウンプリンセス
3 5 ピンクカメオ   
8 18   ハギノルチェーレ 
10 5 10 コスモベル    
11 2 4   ホットファッション
12 4 7   マイネルーチェ  
13 7 13 バクシンヒロイン 
14 1 1   テンザンコノハナ 
15 3 6   キャッスルトン  
16 7 15 ジーニアス    
17 7 14   ディーズメンフィス
18 6 11   メジロアダーラ  

安目ツモだ。

馬単: 2→9 200円×28.6=5720円
3連複: 2−3−9 200円×17.8=3560円

計 9280円

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