おととしの皐月賞。フサイチホウオーのあの末脚に騙された人間がいかに多かったことか。
今年も、モロこのパターンだ。
皐月賞組・NHKマイル組はともにレベルの高いG1で、この二つからのローテーションがベスト。
ダービーの馬券的妙味は、前走だけ惨敗組、とくに皐月賞惨敗組だ。次にNHKマイル惨敗組。
前走だけ惨敗組はダービーを狙っている馬なので、負けたときは全力を出し切ってない。
これが負けすぎだと見限られて人気を落とすのが狙いってわけだ。
前走負けすぎならまともに走ってないんだから、意図があってか、展開が向かなかったのか、距離が合わなかったのか、どっちにせよよく言えば消耗してないわけで、
ここをマジックで塗りつぶしてしまえば買いやすい。
人気馬を買うのは簡単だから、「前走負けすぎ」を絡めて高配当を狙うのがよさそう。
2008年 |
スマイルジャック |
皐月賞・9着 |
→ |
ダービー12番人気・2着 |
2007年 |
アサクサキングス |
NHKマイル・11着 |
→ |
ダービー14番人気・2着 |
2003年 |
ザッツザプレンティ |
皐月賞・8着 |
→ |
ダービー7番人気・3着 |
逆に人気裏切り組は、皐月賞の反動が出たか、広い東京コースで持続力が足りなかったか、
そんなパターン
2007年 |
フサイチホウオー |
皐月賞・3着 |
→ |
ダービー1番人気・7着 |
2007年 |
ヴィクトリー |
皐月賞・1着 |
→ |
ダービー2番人気・9着 |
2006年 |
フサイチジャンク |
皐月賞・3着 |
→ |
ダービー2番人気・11着 |
2006年 |
アドマイヤムーン |
皐月賞・4着 |
→ |
ダービー3番人気・7着 |
2004年 |
コスモバルク |
皐月賞・2着 |
→ |
ダービー2番人気・8着 |
2003年 |
サクラプレジデント |
皐月賞・2着 |
→ |
ダービー2番人気・7着 |
■ 目黒記念〜男の解の公式
この時期の東京2500mはハンデ戦でもなぜか斤量の重い実績馬優位。
アルゼンチン共和国杯とは逆の傾向だ。
ダービー・男の未来予想図〜牡牝W2冠はない
皐月賞を勝ったアンライバルドは負ける可能性が高いと思う。
アンライバルドはスパッと斬れるタイプなので、東京コースでは直線で脚を無くすだろう。
スプリングSと皐月賞ではサイコロの目が、続けて「1」が出たようなものだ。また「1」が出るかも知れないが、信念を貫くほうを優先する。
アンライバルドは3強の中、皐月賞では思い切って消した1頭。皐月賞で人気をかぶってくれるなら大歓迎。むしろ正攻法でも人気に偏重せずに済む。
皐月賞で惨敗してくれた2頭、今度はリーチとロジが買いやすくなった。
あとは…ブレイクランアウト、トライアンフマーチ、シェーンバルトあたりだろうか。
皐月賞4着だったシェーンは、血統から東京向きかと思う。(ジャングルポケット→トニービンと辿るにつけ)
ブレイクランアウトはNHKマイルをマトモに走ってないので、巻き返しがあるかと。多少でも人気落としなら買いの方針で決定。
トライアンフマーチは更なる上積みを見込んで。
他に注目は、ナカヤマフェスタ、アプレザンレーヴ、アントニオバローズ、セイウンワンダー、アイアンルック。
ジョーカプチーノは消しにしたい。
■皐月賞の流れ
ラップ[12.1-10.8-11.9-12.1-12.2-12.1-11.9-11.8-11.7-12.1] |
中盤の長い12秒台前後のラップが後の微妙な瞬発力が決め手となる流れを生んだ。
3着までがアガリ3Fはワンツースリーそのまんまで、
前は総崩れ、勝ったアンライバルドを筆頭に残ったのは7着まですべて後方待機組。
前で崩れた組は展開に泣かされたわけで、ここで馬券になった馬は漁夫の利的な勝ち方であまり信頼できない。 |
■NHKマイルの流れ
ラップ[12.2-10.8-11.3-11.2-11.7-11.5-11.7-12.0] |
終始速い流れで前後1ハロンだけかろうじて12秒台。
内が残る流れ・前が残るだったので、ここで勝ったジョーカプチーノをはじめ、レッドスパーダ、グランプリエンゼルもアテにできない。 |
■青葉賞の流れ
ラップ[12.4-11.3-11.8-12.8-12.7-12.6-12.9-12.4-12.3-11.6-11.4-12.0] |
中盤の流れが若干ゆるいかも?
これだけ12秒台後半が多いレースで勝った馬はきつい流れになるダービーで好走できるだろうか?
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にっぽんダービー予想〜1番人気アンライバルドは消える
こいつの不安点は「折り合い」だけだ。
それ以外の不安はない。力があるのは間違いないので、巻き返しに期待したい。
毎日杯もイマイチ青葉賞もたまたま勝った感。
しかし、ダービー一本のローテーションなら、余裕残しなら底は見えてない。
まず本番ではピークの仕上げ間違いなし。
どれほどの力があるか未知の馬は押さえるのが男の勝負ポリシー。
この馬は底が見えてしまった感じがする。
瞬発力を生かすレースが得意だが、皐月賞はそれを生かしても皐月賞は7着どまり。
これでは大きな上積みは見込めない。
青葉賞自体の時計がイマイチ、それで勝ち馬と力の差を見せ付けられた3着だが、
若葉Sはハイレベルだったのでここでの3着はそこそこ評価してもいい。
共同通信杯はなにげに皐月賞4着シェーンヴァルトや青葉賞2着のマッハヴェロシティよりも上の着順。
相手なりに走れるので、すべてがうまくいけば3着。
ラジオNIKKEI杯ではロジとリーチに離された4着だが、ジリジリとだが青葉賞2着に残れるまでに成長。
それにしては人気がないのでここはおさえておく。
プリンシパルSの勝ち馬だが、勝って一番インパクトがない。
東スポ杯でブレイクランアウトには勝っているわけだが、
本気モードのブレイクランアウトに対して、皐月を使ってるだけローテーション的に弱い。
NHKマイルはダービーの叩きと読んだわけだが、おそらくそうだったのだろう。
今回は本気モードの究極仕上げ、対抗に抜擢。
NHKマイルは展開が向いたたまたま勝利。
ノリでダービーに出てこられても、そんなにうまくいくかよ。
プリンシパルSは、100%ダービーの権利取りだけの2着。
軽く勝ってしまったかのような感じさえある。
順調に使われてきてるので本番での一発気配はある。
特に、角田の一発はホントにあるから怖いぜ。
ダービージョッキーでもあるしな。
G1をすでに勝っているのに、評価はイマイチだが、皐月賞3着からまた人気を盛り返しそう。
前走好走したので、燃え尽きたとみて逆に買いたくない。
前走皐月賞は人気を背負っていたせいか慎重になりすぎて全く走ってない。
今回は人気も落ちてきっちり逃げるだろうから、巻き返し濃厚。
ブエナビスタの例もあり、今年のスペシャルウィークは産駒のデキがいい。
武豊はブレイクランアウトを捨てての騎乗でそれなりの勝算があるといみている。
いい脚が長く続くので東京向き。
人気落としのここ1戦だけ買い。
皐月賞4着は展開が向いたっぽいが、ジャングルポケット産駒は東京は水が合いそうなのでおさえまで。
ちょっと変わったローテーションだが、ダービーの前哨戦に兵庫CSを使ったのは吉と出るかもしれない。皐月賞も走ってないし、消耗は少ないだろう。
毎日杯も2着だし、人気以上の走りは期待できそう。
京成杯勝ち馬だが、さすがにここまで行くと、相手が強すぎるだろ。
皐月賞の2着はたまたま展開嵌った感が強く、勝つまではどうか???
力をつけてるのは間違いない。
NHKマイルが叩きと考えると、ダービーでの巻き返しは十分あるとしても8枠はやっぱ不利だろ。
歴戦の猛者に勝てるまで信頼はできない。
こいつを消すのは瞬発力能力が高すぎるからだ。
だから皐月賞では無印にした。
こいつは中山と京都で瞬発力が決め手となるレースしか勝っていない。
皐月は展開が向いた上に岩田の超ファインプレーで絶妙の仕掛けのタイミングで勝てた。
鮮やか過ぎる末脚、これだけの瞬時のギアチェンジができる馬はよほどの名馬でない限り、持続力がないのが普通だ。
東京の直線は長い。必ず脚元をすくわれるという読み。
今回は1強と言われるところが馬券的妙味だ。
まとめると、こうなる。
◎ |
12.リーチザクラウン |
5番人気 |
○ |
8.ブレイクランアウト |
11番人気 |
▲ |
1.ロジユニヴァース |
2番人気 |
△ |
13.14.10.5.7.4 |
アンライバルドを外した馬券、最大限に妙味を生かすには???
リーチザクラウンからの枠連が狙い。
8枠に無印が3頭入ったので、
6枠軸の枠連を7点と1−4の枠連
そのうち本命=◎、対抗=○、単穴=▲の組合せは5000円、それ以外は2000円
3連単◎○▲のボックスを各100円
3連単◎頭からの流し各100円
3連複◎軸からの流し各100円
計 33400円
ダービー雨予想〜◎シェーンヴァルト(13番人気)
13時現在、かなりの雨が降ってきたため、雨予想に切り替える。
雨のレースは道悪適性を重視するという勝負ポリシーに従う。
◎
|
7.シェーンヴァルト |
13番人気 |
○ |
8.ブレイクランアウト |
11番人気 |
▲ |
1.ロジユニヴァース |
2番人気 |
△ |
12.リーチザクラウン |
5番人気 |
注 |
5.4.14.16 |
最も怖いのが、ジャングルポケット産駒シェーンヴァルトだ。
おそらく恵みの雨、府中のトニービン(父父)の脚は道悪でも斬れる鬼脚だ。
ブレイクランアウトは道悪の鬼フレンチデピュティということで、NHKマイルのピンクカメオの雨激走の再現を。
ロジユニヴァースは道悪の弥生賞を逃げて勝った実績、内枠で先行できるタイプなのを重視して。母父CapeCROSSはダンチヒの孫なので重をこなす下地はある。
リーチザクラウンは血統的背景はやや弱いが母クラウンピースのほうに一応ミスプロの血が入っている。走りのタイプからこなせるとみて。
他は
5.マッハヴェロシティ(母父タイキシャトル)
4.ナカヤマフェスタ(母父タイトスポット)
16.トライアンフマーチ(母父ダンシングブレーヴ)
14.ゴールデンチケット(父キングカメハメハならばダートの道悪だが、ダートもこなす先行タイプなので) |
3連単狙いならば、この辺まではおさえなければならん。
ただし、
アンライバルド(母父Sadler's Wells)は1番人気なので、嫌う。
枠連 1,4,6,7ボックス 各1000円
ワイド 1,8,12,13ボックス 各2000円
馬単 1,8,12,13ボックス 各500円
3連単F 1,8,12,13→1,8,12,13→1,8,12,13→1,8,12,13,5,7,14,16 各100円(72点)
3連複F 1,8,12,13-1,8,12,13→1,8,12,13-1,8,12,13,5,7,14,16 各100円(28点)
計 34000円
なにげに枠連・ワイド万馬券チャンスだ。