【有馬記念・男の解の公式】 中山実績から軸を決める。 |
☆お買い得で買いたい、軸候補
トーセンジョーダン・・・中山巧者
アーネストリー・・・小回りのギアチェンジ、人馬一体の仕上げ
キッツ・・・中山巧者、冬場血統、G1実績や2桁着順ない割には不人気
ペルーサ・・・中山向きではないが潜在能力高、ゲート不安なければ人気次第で買い
グローリー・・・近走不振で人気落ちだが有馬と日経賞の実績、小回り向き
キングダム・・・後藤との折り合いの良さ、そしてやはり素質の高さ
キングトップガン・・・有馬で穴連発のマヤノトップガン産駒(ダイワテキサス・アドマイヤモナーク・エアシェイディ)
☆あんま買いたくない・主に人気先行タイプ
ブエナ・・・小回りは紛れそう(前が壁になればそれまで)
オルフェ・・・起伏コースの紛れ(芙蓉S、シンザン記念、きさらぎ賞の取り零し)
フラッシュ・・・ダービー勝ちは展開ハマりすぎた(スローのアガリ決着)
ルーラーシップ・・・人気タイプ、中山不向き
ダムール・・・ヘタクソな男・藤田では捌き切れないのでは?
☆境界線上
ヴィクト・・・微妙なラインだがテーマ(=中山実績)からすると買いか・・・
ジャガー・・・大箱向きなので小回りはどうか?
シャドウゲイト・・・9歳で終わってる感あるが、舐められ逃げ残り目あり、中山得意、コストパフォ大
レッドデイヴィス・・・初物づくしでは苦戦しそう
テーマを整理し、再確認してみる。
【有馬記念・男の解の公式】
中山実績から軸を決める。
補足すると、中山実績といっても主にG2実績だ。
勝負伝説的モデル馬がマツリダゴッホと書いたが、
JCや天皇賞などの東京実績がなくとも
コース適性から有馬を目標に仕上げてくる馬は要注意だろう。
過去10年の有馬記念を振り返ってみると
穴馬は中山巧者であるのが目に付く。
絶対能力の高い馬は、当然有馬記念上位に絡んでも不思議ではないし、
配当的においしくないので考察の対象としない。
穴馬の過去の目立つ馬券圏内 |
01年 13番人気2着アメリカンボス AJC杯1着 中山記念1着 02年 13番人気2着タップダンスシチー 日経賞2着 04年 9番人気3着シルクフェイマス 日経新春杯1着 翌年のAJC杯5番人気1着 07年 9番人気1着マツリダゴッホ 日経賞3着 オールカマー1着 AJC杯1着 08年 14番人気2着アドマイヤモナーク 日経新春杯1着 日経賞3着 08年 10番人気3着エアシェイディ AJC杯1着 中山金杯2着 中山記念3着 09年 11番人気3着エアシェイディ AJC杯2着 |
日経新春杯だけは京都だが、
特に冬場の寒い時期の芝のレースということもあってAJCCとの親和性が高い。
だから春から秋にかけての成績が悪くとも、
冬場に固め打ちしてくるタイプも穴馬候補になる。
世代間比較について
俺のイメージでは4歳世代が一番層が厚いように思える。
去年の有馬記念は特殊な(スローのアガリ決着)状況ではあったが、
ブエナビスタ以外で掲示板を占めたのはすべて3歳馬(現4歳)だった。
層が厚いからこそ、人気が割れるわけだ。
だから、5歳のブエナといえども油断してるとやられる可能性は高い。
去年の有馬、今年のJCは展開が向いただけだし、
見た目の派手さほど現役最強とは言えない。
JRAのプレレーティングをみても
http://www.jra.go.jp/datafile/ranking/g1/2011/arima.html
馬 名 年齢 レーティング レーティング該当レース ヴィクトワールピサ 4 122 ドバイワールドC1着 エイシンフラッシュ 4 118 宝塚記念3着 トゥザグローリー 4 120 日経賞1着 ヒルノダムール 4 121 フォワ賞2着 ペルーサ 4 120 天皇賞(秋)3着 ルーラーシップ 4 118 日経新春杯1着 ローズキングダム 4 117 京都大賞典1着 |
これだけいてそれほど大きな差はない。
では3歳とブエナを見てみるとどうかというと、
オルフェーヴル 3 120 東京優駿1着 レッドデイヴィス 3 112 鳴尾記念1着 ブエナビスタ 5 120 ジャパンC1着 |
レッドデイヴィスは実績がまだないのでちょっと低いが、
4歳馬とのレーティング差はほとんどない。
(3歳の上積みを見込むかは別にして)
その他の馬は
トーセンジョーダン 5 122 天皇賞(秋)1着、ジャパンC2着 アーネストリー 6 121 宝塚記念1着 ジャガーメイル 7 119 ジャパンC3着 |
これまた差がほとんどない。
人気の偏差ほど力量差がないので、展開ひとつで大きく着順は変わりそうだ。
だとすれば展開に左右されるタイプは軸としてこころもとない。
近走の成績を無視するとまた人気の序列が怪しくなってくる。
印を打ちながらみていく。
馬番順2011年上半期実績(10年有馬記念〜11年宝塚記念) | |
△ブエナビスタ 12月 中山 有馬記念2着 3月 UAE ドバイWC8着 5月 東京 ヴィクトリアマイル2着 6月 阪神 宝塚記念2着 冬〜春にかけて連対はしてるが勝ち鞍がない。 |
▲ヴィクトワールピサ 12月 中山 有馬記念1着 2月 中山 中山記念1着 3月 UAE ドバイWC1着 冬場はパーフェクト! ドバイも特筆な上に中山実績からして申し分ない。 体調面の不安が囁かれているが、間に合えば復活の目は十分。 輸送減りする馬なので調教後太めでもちょうどいいだろう。 隠れラストランとも言われてている。 |
△ヒルノダムール 1月 京都 日経新春杯2着 2月 京都 京都記念3着 4月 阪神 大阪杯1着 5月 京都 天皇賞春1着 新聞の馬柱にこの輝かしい実績には現れない分目立たず 人気を落としてはいるが確実にパワーアップしている。 この後G2フォワ賞でも連対してるし、凱旋門賞10着は参考外でいいだろ。 |
△ペルーサ 12月 中山 有馬記念4着 4月 阪神 日経賞2着 5月 京都 天皇賞春8着 マトモに走っていれば、そして時計勝負なら、最強かもしれない。 折り合い不安は常につきまとう。 |
△エイシンフラッシュ 12月 中山 有馬記念7着 4月 阪神 大阪杯3着 5月 京都 天皇賞春2着 6月 阪神 宝塚記念3着 この馬からしたらこんなもんだろうが、ルメールの一発はありうる。 ダービー実績からか、人気しすぎな気が・・・消すかも。 |
◎トゥザグローリー 12月 中山 有馬記念3着 2月 京都 京都記念1着 4月 阪神 日経賞1着 5月 京都 天皇賞春13着 6月 阪神 宝塚記念13着 冬場の実績は申し分ない。 有馬記念もタイム差なしの3着ならば勝ち馬と差がない。 |
…ローズキングダム |
△オルフェーヴル 1月 京都 シンザン記念2着 2月 京都 きさらぎ賞3着 3月 阪神 スプリングS1着 4月 東京 皐月賞1着 5月 東京 ダービー1着 ここを軸にしたら稼ぐ競馬でなくなってしまう。 とはいえステイゴールド産駒はモロ有馬向きだから外せない。 |
○トーセンジョーダン 12月 中山 有馬記念5着 1月 中山 AJC杯1着 6月 阪神 宝塚記念9着 AJCC勝ちからして冬場の実績だけ見ると全く申し分ない。 秋に本格化して、さらにもう一発があるかどうか。 JC2着だがロスある競馬をしての タイム差なしなら内容はブエナより上。 最もテーマに沿うが、人気サイドのぶん割り引いてここが相手。 |
…ジャガーメイル (上半期のデータがないのでもう1年遡って) 10年2月 京都 京都記念2着 10年5月 東京 天皇賞春1着 10年6月 阪神 宝塚記念8着 さすがにもう終わってる? |
△アーネストリー 5月 京都 金鯱賞3着 6月 阪神 宝塚記念1着 ここは狙いのレース、展開不問の強みもあるし 佐藤哲三の手腕に期待。 |
…レッドデイヴィス 1月 京都 シンザン記念1着 3月 阪神 毎日杯1着 5月 京都 京都新聞杯10着 オルフェを負かしていて、 血統から走ってもおかしくはないが、 古馬初戦で、いきなりの有馬はきつすぎるだろう。 寸詰まりの馬体で長距離向きでない。 不利は免れない外枠引いた以上、いらないかと。 |
△ルーラーシップ |
今朝の朝刊によるとペルーサ回避とのこと。
ペルーサとブエナビスタは対照的だ。
潜在能力は同じくらいかもしれないが、
ペルーサはマトモに走ってないことが多い(やめてしまったり出遅れたり)。
ブエナビスタは仕掛けが遅れても諦めずに凄まじい追い込みで捲ってくる。
2年前のエリザベス女王杯は見ていてすごかった。
4角で逃げ馬2頭に誰も鈴をつけにいかず、何馬身差あったかわからんが
とても届かないような京都の最後の直線アガリ32.9の末脚で逃げ馬を強襲した。
結果はテイエムプリキュアに首差及ばず3着だったが、
アレはあと1ハロンあったら確実に1着だった。
http://db.netkeiba.com/race/200908050411/
今年の有馬記念の焦点は5歳で同じようなマクリができるかどうかだ。
伝説の新馬戦の4頭(アンライバルド・リーチザクラウン・ブエナビスタ・スリーロールス)の中で
いまだにG1路線で活躍しているのはとうとうこの馬だけになってしまった。
http://db.netkeiba.com/race/200808040605/
有馬記念はJCに続いてまた2番人気だ。
JCまでは19戦すべて1番人気だった。
それでも人気だから勝負的に軸にはできないんだが
今回の予想はブエナの気が勝つか、
やはり冬の中山重賞から垣間見るレース適性が勝るか
というのも俺の視点だ。
◎ | 7.トゥザグローリー |
○ | 10.トーセンジョーダン |
▲ | 2.ヴィクトワールピサ |
△ | 1,3,5,9,12 |
◎7 トゥザグローリー 44.4
なんと10番人気。うーん…人気なさすぎじゃ?
下半期の惨敗は夏負けだし、
上半期は本格化してペルーサはじめとしたハイレベル4歳勢を悉くなぎ倒してきた馬だったのに。
馬柱に現れない分、天皇賞春だって1番人気だったのをみんな忘れてる気がする。
3歳との比較が難しいが、
少なくとも5歳のブエナとも互角以上の勝負ができて不思議でない。
ここまで人気ないんじゃあ馬券のフォーメーションを再考してみる価値があるかも。
デキがいいだけに池江厩舎ワンツースリー(オルフェとトーセンジョーダンの)
まである。
また去年有馬3着の実績から、3着の馬券は穴人気しそうなので連単3着固定の馬券だけは買わないようにしよう。
また福永がポテンシャル引き出せずにやる気モードにならず、
負けたら負けたで次に人気落としてもらって狙えばいいだろう。
12年のAJCCとセット馬券ということにしておこう。(出走すればだが)
3単 2,7,10→2,7,10→1,2,3,5,7,9,10,12 36点100円計3600円
3複 2,7,10=2,7,10=1,2,3,5,7,9,10,12 16点100円計1600円
微妙にのうてん。
◎は良かったが・・・点数の都合上、1頭軸にはできんかった。
ブエナビスタは7着。
三連複 5-7-9 24,290円 三連単 9→5→7 78,260円