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ゼンノロブロイ


ゼンノロブロイ編 検証1

今週は3歳が初年度産駒になるゼンノロブロイについて考えてみよう。
まだ出走数が少なく、確定的な話は出来ないが、コスモネモシン、アニメイトバイオが重賞で連対するなど、それなりの活躍を見せているので、早めに馬券的なケアをしておこうというわけだ。

まず、ゼンノロブロイの現役時代を振り返ってみる。
サンデーサイレンス産駒の中では体力タイプで、また大崩れの少ないのが特徴だった。

全20戦して、4着以下の馬券対象外になったのは僅かに3回だけ。
海外遠征でも2着したように、抜群の安定感が売りだった。重のダービーを2着や、上がり32.7秒を繰り出しての天皇賞・秋2着など、体力、量共に申し分なくあった。
4着以下に敗れた3回はともにGI。
トップクラスで取りこぼすのは当たり前のように思えるかもしれないが、サラブレッドというのは、それほど簡単な生き物ではない。
純粋に相手が強いときだけ取りこぼしたということは、極限で自分の能力の限界を出してまで頑張るタイプでもないということになる。

また3戦ともに、多頭数の内枠で混戦になって揉まれたときだった。
以上から、体力が豊富で、量もあるが、やや集中力が希薄なタイプだったと言える。

産駒もその特徴を受け継いでいて、全ての要素を持っているので、まとまっていて完成度が高い。
その中で、一番強いのが体力、次に量、次が闘争心で、最後が集中力という構成になっている。
集中力もないわけではないので、体力中心の「まとまり系」と言える。


ゼンノロブロイ編 検証2

コスモネモシンが不良で初勝利を挙げ、テンの3ハロンが33.8秒の消耗戦だったマイル戦で重賞勝ちを収めたのも、体力の豊富さを表している。
アニメイトバイオの初重賞連対となった京王杯2歳Sも稍重だった。
その直後の延長急坂GIで2着したのは、体力と、真面目さを表している。

ペルーサもハイペースの急坂阪神2000mでオープン勝ちを収めた。
体力タイプで、S(闘争心)、C(集中力)要素もあるので、少々のことでは精神的にも動じない。

したがって、重い馬場やハイペースの消耗戦に向くわけだ。
しかし、極限で揉まれると嫌がるので、広いコースのばらけやすい状況でのハイペースが一番合う。
また昇級戦など鮮度が高ければ馬群を割れるだけの心身構造なので、鮮度のあるときはハイペースの方が消耗戦での体力的優位性を発揮しやすい。
小回りなら捲れたり、先行して押し切れる流れが合うだろう。

ダートはS質もあるので、こなす産駒が多い。
ただ本質的に強いSではないので、速い流れの昇級戦など、極限のダート質を要求されるレースではあまり妙味がない。
その辺りは、鮮度でこなす芝とは少し趣が異なる。

また凡走するパターンとしては、極端に揉まれるケース以外には、逆に外々を回って凡走してしまうケースも多い。
量はあるが父ほどではないのと、器用さに欠け、また正攻法の産駒が多いので、外枠だと好位の外々をずっと回らされてしまうことが多いからだろう。

秋古馬3冠や英G1で2着などの活躍をした同馬。
現3歳世代がファストクロップでありながら、阪神JF2着のアニメイトバイオ、3連勝で皐月賞TRを勝ったペルーサ、フローラSを勝ちオークスの主役級のサンテミリオンなどがいる。
間違いなく、今後も活躍馬をコンスタントに排出していくだろう。今後の馬券のためにも、大まかな特徴を把握しておきたい。

ゼンノロブロイはSS×(マイニング×クレヴァートリック)という血統。
父SSについての説明は不要なので、割愛させてもらう。
母ローミンレイチェル産駒は3頭がJRAで走ったが、ゼンノロブロイ以外に活躍馬はいない。しかし、姉のストレイキャット(父ストームキャット)からファンタジーS勝ちのタガノエリザベートやナリタキングパワーと活躍馬が出ている。
そんなローミンレイチェルの血統は父マイニング×母父クレヴァートリックというもの。
マイニングはミスプロ×(バックパサー×レイズアネイティヴ系)という根っからの米国血統。
産駒にJRAでの重賞勝ち馬はいなく、全80勝の内62勝がダートによるもの。
距離別に見ても圧倒的に短距離の成績が良く、典型的な米国のスピード、パワー血統だろう。
BMSとしても、シルクビッグタイムなど、ダートでの活躍が目立った。
クレヴァートリックの産駒の成績を見てみると、芝では良での活躍が目立ち、荒れ馬場は苦にしている。ダートは湿った方が成績が良く、典型的なスピードタイプ。

そんな、母ローミンレイチェルを持つのですが、ゼンノロブロイは中距離〜長距離で活躍しました。産駒の成績はどうでしょうか?
距離別で見てみると、やはり中距離での成績が一番良く、同馬の特徴を濃く出しているのでしょうか。
しかし、面白いデータが。ダートでは案外短距離もこなしています。
これから予測出来ることが、母が米国系の馬だと、米国血統のゼンノロブロイにより、米国的な駒が出やすいのは無いでしょうか?
ダートで2勝したマカニビスティーの母はブライアンズタイム×デピュティミニスターという血統。

ダートの新馬で強い勝ち方をしたエターナルロブロイは母父ミスプロ系です。
ダート色の母を持つと、自身の母系のダート色が強調され、ダート的な駒が出る様です。
この事から、逆に芝の中距離で活躍している馬の母系はおそらくスタミナ色であると予想されます。
事実、サンテミリオンの母はラストタイクーン×ミルリーフ系というスタミナ色。
コスモネモシンも母父サドラーズウェルズ、アニメイトバイオが母フレンチデピュティ×ノーザンテースト系となっています。
ペルーサの母はブラッシンググルーム系×ハイペリオン系、ハートビートソングが母父トニービンとなっています。
ゼンノロブロイ産駒にとって、クラシックで大成するには母系からスタミナ色が必要と言う事です。

馬券的な狙いとしては、初芝や初ダートの時に母系の血から判断するという事。
上であげたエターナルロブロイは芝でも走り人気していましたが、母系を見れば積極的には買えません…。
トレイルブレイザーという馬がいます。
母はフォーティナイナーなので、もし今後ダートに転向なんてしてきたら、全力で買いたいです。
新馬戦を1人気で勝つ馬ですから、力はありそうですし。


今回調査したのは、ゼンノロブロイ産駒の芝の勝利数と重馬場の割合です。
今までゼンノロブロイ産駒は、芝で44勝しています。
このうち重馬場(稍重、重、不良)での勝利数は10勝です。
勝利数の23%を占めています。

でも23%と言われても、ピンと来ませんよね。

昨年の上位種牡馬の芝重の占有率を調べてみました。
マンハッタンカフェ 17%
アグネスタキオン 17%
ダンスインザダーク 14%

昨年重馬場のダービーを制したネオユニヴァース 19%

「雨のキングマンボ」の直仔キングカメハメハ 22%

これらをみるかぎり、ゼンノロブロイの数字は重馬場に偏重しているとわかります。

では、芝の重馬場のときに、穴狙いをすればいいのか。
実はそうでもありません。
ゼンノロブロイ産駒の芝44勝の人気内訳です。
1人気 16勝
2人気 15勝
3人気  4勝
4人気  3勝
5人気  3勝
6人気以降 3勝
このデータを見てもわかるとおり、ゼンノロブロイ産駒の勝利は、ほとんど人気サイドでの勝利であり、無理な穴狙いは、禁物です。
人気馬の取捨選択のとき、重馬場だから嫌うのではなく、重馬場でも買うという認識がいいでしょうね。


・芝ダート兼用
・新馬戦の勝ちあがりはまあまあ
・新馬戦は母系で適正を判断 母系の特徴が出やすい
・ゼンノロブロイ自体が米国ダート血脈
・芝で買うなら母が欧州血脈 ダートで買うなら母が米国血脈
・どのコースでも堅実に走る
・東京芝2000mは鬼 全力で買い
・今のところミドルペースの活躍が多い
・道悪芝はやや重までならまったく問題なし
・産駒の体系は中型が多いので調教も苦労せず休み明けも問題なし
特別・コース別
中山芝1600【4-1-0-2】
東京芝2400【2-0-2-5】
中山芝1800【1-1-1-1】
東京芝1400【1-1-0-3】
東京芝2000【1-1-0-1】
阪神芝2000【1-0-0-1】
阪神芝2400外【1-0-0-0】
京都芝1600【1-0-0-0】

 東京コースでの活躍が目立ちます。勝ち鞍の一番多い中山芝1600mも外回りです。カーブのゆるい大きなコースでもドンと来いタイプで日本ダービーのイメージがわいてきます。それでいて阪神2000mのような小回りでもしっかり勝っています。ペルーサは阪神2000mの若葉Sと東京2400mの青葉賞とを両方勝っていますものね。サンテミリオンも中山1800mの若竹賞と東京2400mのオークスを勝っていますね。上級馬ならば条件は問わず走れるようです。

 平均点が高く、勝ち上がりの見込みも立つ、さらに上級馬を引いた場合は条件を問わず走る。POGとしては最良と思える種牡馬ではないでしょうか。
ちょっとアクセスアップしたのは、ゼンノロブロイ産駒の核心に触れだしたからでしょうか(笑)

昨日の続きです。
オークスに出走したギンザボナンザとニーマルオトメはゼンノロブロイ産駒です。
この2頭の重賞成績を見てみましょう。

ギンザボナンザ…7着⇒7着⇒10着
ニーマルオトメ…7着⇒18着

重賞初挑戦で大敗すると、次の重賞でも3着以内に入れていないことから、重賞初挑戦の着順がその馬の実力である可能性が高いというわけです。

重要なのはここからです。
両馬とも重賞初挑戦で大敗した後、非重賞のOPレースを使って好走していることです。
すなわち、相手弱化で走ったということです。
そこで、

弱い相手を見下す

という性格もあるのではないかということです。

弱い相手に走るのは当たり前じゃないか!、と思われる方がいると思います(たぶん大半の方)
果たしてそうでしょうか?
例えばウオッカですが、GTを7勝しているにもかかわらず、GUとGVの成績はチューリップ賞を勝っただけです。
勝って当たり前の毎日王冠、京都記念、そして牝馬限定GTのヴィクトリアマイルでことごとく負けています。
ウオッカは強い相手に闘志を燃やすタイプであるからこそ、あれだけ牡馬を打ち負かしたわけです。
プロ野球選手にもいましたよね。
TV中継のない試合や巨人戦以外では気の抜けたサイダーみたいな投球をして、巨人戦になると闘志むき出しの投球をした元DのH投手(DとTの元監督、現TのSD)

明日は、ゼンノロブロイ産駒の距離適性について触れてみようと思います。
ゼンノロブロイ産駒 復習
テーマ:ゼンノロブロイ
昨年のGTはゼンノロブロイ産駒とキングカメハメハ産駒の取捨に左右されたと言ってもいいでしょう。
この2頭を振り返ってみたいと思います。

まずはゼンノロブロイ産駒から。

明け4歳馬の中で、重賞挑戦(2歳時含む)したのは11頭(おそらくです)
重賞初挑戦時の着順は(2−2−2−5)で、複勝率は55%です。

3着以内に入った6頭のうち、5頭が2回以上重賞挑戦をしており、2回目の着順は(1−2−1−1)で、2回目も堅実に走っていると言えます。
ただ、3着以内に入った4頭はすべて牝馬です。
4着以下に敗れたペルーサも、その後にGTを2着していますので、重賞初挑戦で3着以内に入った馬はすべてその後の重賞で3着以内の好走歴があるということになります。

ペルーサは青葉賞(GU、東京芝2400m)を快勝した後、日本ダービー(GT、東京芝2400m)に挑みましたが出遅れも響いて6着でした。
休養を挟んで毎日王冠(GU、東京芝1800m)は5着、天皇賞秋(GT、東京芝2000m)は2着、ジャパンカップ(GT、東京芝2400m)は5着、有馬記念(GT、中山芝2500m)は4着でした。
Hペースの若葉S(OP、阪神芝内2000m)を勝ち、天皇賞秋も2着に好走していることから、2000mのHペースがベストと思われ、
また有馬記念で先行する位置取りショックをしかけながらも4着に敗れたことから、トップクラスで使い続けるのは疲労がたまり良くないと思われます。
ただ、今年の秋に同様のローテを組むと、ひょっとしたら連続好走できるかもしれません。

サンテミリオンはフラワーC(GV、中山芝内1800m)を3着、フローラS(GV、東京芝2000m)を1着、そしてオークス(GT、東京芝2400m)も余勢をかって制しましたが、その反動で秋2走は凡走しています。
コスモネモシンも似たような感じで、重賞で連続連対した後は反動で凡走続きです。

アニメイトバイオは京王杯2歳S(GU、東京芝1400m)を2着、阪神ジュベナイルフィリーズ(GT、阪神芝外1600m)を2着と連続好走しました。
アネモネS(OP、中山芝外1600m)2着のあと、桜花賞(GT、阪神芝外1600m)とオークス(GT、東京芝2400m)に挑みましたが、それぞれ8着、4着でした。
ただオークスの4着はこの馬のポテンシャルとキチッと調子を戻したものと考えられ、それが秋のローズS(GU、阪神芝外1800m)の1着と秋華賞(GT、京都芝内2000m)の2着という好成績に繋がったと思われます。

アグネスワルツは休養明けのフローラS(GU、東京芝2000m)で逃げて2着、オークス(GT、東京芝2400m)も3着しました。
休養後、ローズS(GU、阪神芝外1800m)は7着、秋華賞(GT、京都芝内2000m)は9着でしたが、ターコイズS(OP、中山芝外1600m)は2着に踏ん張りました。
逃げ馬の距離短縮で来てビックリですが、揉まれず自分のペースで行くと大きく崩れない印象です。

ハートビートソングは青葉賞(GU、東京芝2400m)3着後に故障して、秋に復帰しましたが、1000万下のレースを2走し、双方1番人気に押されていますが、3着と5着で人気を裏切っています。

ここまで、重賞初挑戦で3着以内に入った馬を見てきました。

一方、重賞初挑戦で4着以下に敗れた5頭のうち、重賞挑戦2回以上の馬は2頭だけで、双方とも重賞で3着以内には入っていません。
データは少ないですし、2頭とも牝馬なので、これは何とも言えません。
またその5頭のうち、菊花賞8着後休養しているトレイルブレイザーを除く4頭がこの秋に条件戦を走っておりますが、3頭が1000万下をクリアしました。
ただニーマルオトメが1000万下を勝つのに4走、カネトシパサージュが500万下で4走、1000万下で2走かかりました。
ゲームマエストロは1走で1000万下をクリアしましたが、9頭立ての少頭数でした。

少頭数や広いコースなど揉まれない流れは向いていると思いますが、相手が弱くなったからと言って喜んで走って勝つというわけではなく、2〜5着ぐらいの着順を繰り返しながらやっとこさクリアするタイプが多いようです。
そういった意味では単勝、馬単、三連単の軸には不向きであり、馬連や三連複向きといえそうです。
ただ馬連の軸でも怪しく、軸にするなら三連複の方がいいかもしれません。
安定して掲示板に入ることから、馬連だけでなく馬単や三連単でもヒモには入れた方がいいでしょう。

距離的には2000mが良く、次に1800mという感じで、2000mを超える長い距離も一応こなしますが、連続して長い距離を走るのは疲労が出てしまうような感じです(硬くなるというべきでしょうか)

馬場は稍重や重は得意で、上がりの速い高速馬場をこなすのは一部の馬だけだと思われます。

以上、長々とゼンノロブロイ産駒の復習をしてみました。
先にあげた重賞3着以内に好走した馬6頭のなかで、2歳重賞で好走したのはアニメイトバイオのみ。
残り5頭は3歳になってからとなっています。
2歳重賞は1200m〜1600mの重賞が多く、3歳重賞は1600m〜2000mの重賞が多いことから、

1600m以上

に距離適性があるのではないかと考えられます。
これはゼンノロブロイの現役時代の成績を見ればある程度ピンとはきますが…。

かといって、1400m以下を走れないというわけではなく、アニメイトバイオが芝1400mの稍重で2着になったように、時計が掛かる馬場、Hペースなどタフな条件になった時に狙うといいと思います。

アグネスタキオン産駒も1400m以下だとあまり成績は良くないですが(2,3歳時はそうでもない)、忙しすぎたり揉まれたりするのは苦手なので、こちらはスローの高速上がり勝負、少頭数、外枠、弱い相手がいいです。
アグネスタキオン産駒とゼンノロブロイ産駒の距離適性は似ているところがあるものの、狙い方は正反対と言えます。

以上でゼンノロブロイ産駒の特徴を4日間にわたって書きましたが、今週の日本ダービーでゼンノロブロイ産駒のペルーサが出走してきます。
これらの記事を参考にペルーサを買うか買わないかは…、皆様の自由です
私は腹の内では決めています。
先の記事に上げた6頭の重賞着順を見て気付いた点はあったでしょうか?

サンテミリオン…3着⇒1着⇒1着
アグネスワルツ…2着⇒3着
アニメイトバイオ…2着⇒2着⇒8着⇒4着
コスモネモシン…1着⇒2着⇒9着⇒15着
ペルーサ…1着
ハートビートソング⇒3着

これでわかったでしょう。

重賞初挑戦で3着以内に好走している

ということです。
つまり、”ゼンノロブロイ産駒は重賞初挑戦で買え”ということですが、これは活力のある新種牡馬にはありがちな現象です。
もうひとつ掘り下げると、重賞挑戦が2戦以上している4頭を見るといかがでしょうか?
4頭すべて、再び3着以内に好走しています。
すなわち、

重賞初挑戦で3着以内に好走した馬は次の重賞でも買え

ということが言えます。

マンハッタンカフェ産駒の特徴で書いたことを憶えているでしょうか?
”重賞初挑戦で3着以内で好走した馬は、次の重賞で好走する確率は低い”と書いています。
すなわち、ゼンノロブロイ産駒とマンハッタンカフェ産駒の性格は違うことが見てとれます。
ゼンノロブロイ産駒は重賞で好走しても「次も頑張ってやろう」と思うのですが、マンハッタンカフェ産駒は「頑張って走ったのに何で次も走らなきゃいけないんだ」と思うわけです。
ゼンノロブロイ産駒は真面目な性格をしているということです。

重賞3戦以上しているのは3頭で、着順は1着、8着、9着。
ここらあたりで反動が出てくるのかなと考えられます。
1着はサンテミリオンのオークスの着順ですが、これはGT初挑戦でした。
残り2頭もGTの着順ですが、その時のGT挑戦回数は3回目と初挑戦でした。
サンプルが少ないので何とも言えませんが、次第に反動が来ることと、GT初挑戦の着順がその馬の実力なのかなと考えています。

ゼンノロブロイ産駒は真面目な性格をしていることは分かりました。
しかし、ゼンノロブロイ産駒の裏の顔も見て取れます。

それは、明日カキコします。
サンプルに出す馬は、先日のオークスに出走したギンザボナンザとニーマルオトメです。

ちなみにゼンノロブロイは新種牡馬なので、虎の巻には掲載されておりません。
私が感じていることは…、

1.広いコースは合う
2.体力はある
3.真面目に走り、比較的安定した成績を残し、自分より弱い相手には安定感ある
4.壁にぶち当たったところがこの馬の限界(限界を超えた走りはしない)

桜花賞に出走したギンザボナンザは重賞のクイーンCに7着に負けた後、非重賞のアネモネSで1着なので、当然桜花賞は走りません。
同じくアニメイトバイオは2歳GTの阪神JFで2着、これよりも相手が揃う桜花賞ではこれ以上着順が上がるわけがなく8着です。
そういった意味ではサンテミリオンはフローラSで勝たないとオークスを勝つチャンスがなくなるわけです。
無事勝ったので、あとは能力だけでどれだけ好走できるかでしょう。

青葉賞では3戦3勝のペルーサ、2戦2勝のハートビートソングが人気しそうで、ともにゼンノロブロイ産駒です。
そういった意味では勝った方が皐月賞馬ヴィクトワールピサへの挑戦権を得ることになります。


昨日行われた2010年第12回ジャパンダートダービーは、
単勝6番人気のゼンノロブロイ産駒、マグニフィカが
後続を抑えて逃げ切り、優勝しました。

JRA勢をねじ伏せましたね。^^

直線は後続に追いつかれそうで追いつかれない、
そんな粘りを見せました。

2着には銀メダルコレクターのコスモファントム。
3着にはバトードールが入りました。

断然1番人気のバーディバーディは6着でした。


それにしても、ゼンノロブロイ産駒は走りますね。^^
ダートのG1も勝っちゃうなんて。

本当にすごいです。

そこで、ちょっとゼンノロブロイ産駒の特徴を調べてみました。

まず適正距離ですが、芝なら1400mから、ダートなら1200mから
良い結果を出しています。

芝のスプリント戦はあまり得意じゃないみたいですね。
もちろん母系とか母父が変われば違うと思いますが、
統計的にはこのように出ています。


それから得意な競馬場、苦手な競馬場を見てみます。

まず芝コースから。

得意な競馬場は、札幌、福島、東京、中山、京都、です。
苦手な競馬場は、新潟、中京、阪神、です。

函館と小倉は出走頭数が少なくデータ不足のため、
ハッキリとしたことはわからないです。


次はダートコース。

得意な競馬場は、函館、福島、東京、中山、京都、阪神、です。
苦手な競馬場は、中京です。

札幌、新潟、小倉は出走頭数が少なくデータ不足のため、
ハッキリとしたことはわからないです。


最後に馬場状態。

ゼンノロブロイ産駒は、芝でもダートでも良馬場から不良馬場まで
全てをこなしています。

馬場状態はあまり関係ないみたいですね。^^

ちょっとだけダートの不良馬場での成績がイマイチみたいですが、
それでもきちんと馬券に絡んでいるので、そんなに心配する必要はないみたいです。


■ 代表産駒