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中山ダート1200m

■ 特徴

 2コーナー奥のポケット地点で芝の引き込み線からのスタート。

 外枠の方が芝部分を長く走れる分スピードがつきやすく、すんなり先手を取れるコースと言う考え方は一般的で有名だが、
 実際に芝の部分を多く走る事によってそれ程有利不利はない。
 短距離戦は基本的に外枠の連対率が良いのでそう言われがちだが、
 実際の所は外枠の馬は少し出遅れたとしても馬群に包まれることなく捲り気味に上がっていけるのでその様な際の不利がないぶん若干有利なだけ。

 先行馬が有利なのはこの距離だけに当然だが、最初のコーナーまでの距離が長いこともあり、逃げ馬の信頼度は他のコースに比べて評価を下げるべき。
 『外枠の3番手前後から競馬ができる馬』が走りやすいコースだ。
 阪神・京都の1200と比べても逃げ馬は厳しい展開になりやすいため、京都、阪神のダートで差す競馬をしていた馬は逆に走りやすくなる。
 関西の差し馬が狙い目だ。

 最初が芝から始まって下り坂なのでペースが速くなりやすく、『前走で1200より長い距離を走った馬』はよく走る。このコースも、そのような馬は狙える。
 雨などで脚抜きが良くなると、差し馬狙い一考の余地あり。

 中山ダート1200の特長は、クラスが上がるほど差し馬有利。
 「後ろで脚を溜めていた馬が坂上から一気に差し込んでくる、という競馬になりがち」、これを覚えておくと、
 中山ダート1200は以外においしい馬券にありつけたりすることもある。

 2コーナーの引き込みからのスタート。小回りの中山ということで数字の上からも“逃げ、先行”が圧倒的に有利。1〜3着すべてにその傾向が見られる。1着に関しては2、3着以上に差し、追い込みは難しいのが特徴。この傾向は良馬場で顕著だが、稍〜不良になってもその傾向は同じ。不良馬場になると1着馬はほとんど逃げ、先行勢に片寄る傾向がいっそう強くなってくる点にも注目。それに対して2着馬は差し、追い込みが互角なのも面白い傾向。
 枠順に関してみると、スタート地点が芝、そしてダートに出るまでの間の芝が外に行くに従って長いという点でダッシュの効く外に有利という傾向が如実に出ている。1着馬は中枠(4〜6枠)、外(7・8枠)が圧倒的にリード。内(1〜3枠)はかなり少ない。2着馬も中、外が活躍し、内はやや不利。ところが3着は逆で、内、中、外の順なのが特徴的だ。
 先行タイプで中、外枠が狙いといえるだろう。(2004年9月11日〜2005年1月23日のデータを参考)


中山といえば1200m

 1200mといってもダートの方です。言わずと知れた外枠先行馬の有利なコースとして有名です。芝の引込み線からのスタートになるコースですので、外枠の方が芝を多く走れるというのことが良く言われますが、それはそんなに大きな影響があるとまでは思えません。


 それよりも、最初のコーナーまでたっぷりと距離があることで、外枠の方が自在に動いていけるというのが大きいように思えます。内枠で少しスタートが遅れたりとか外枠の馬の方が速い足を持っていると内に寄られて来るのでスムーズさを欠いてしまいます。

 一方、外枠の馬はスタートダッシュがあまり良くなくても包まれる心配がないのでスムーズに上がっていく事ができるのも有利なポイントです。基本的には先行勢に有利なコース(距離)だけに展開予想をした上で少しでも楽に前に行ける馬を狙うというのが当然ながら最大のポイントになると思います。もし、同じような位置取りが考えられる脚質で能力も同じくらいと判断した場合には外枠の馬を選んで行く感じが丁度良いかと思います。
 内から外まで先行馬が沢山いるようなレースで、どの馬がポンと逃げれるほどのテンのスピードがあると判断できないものなどでは、外枠の馬を中心に組み立てていく方が良いと思います。(^-^) 一番は狙いたい2頭の馬が外枠の方に入っていて、しかも楽に前に行けそうな展開だと判断したときに1点で大きく勝負などが出来るレースでしょう。(^^ゞ

 全部のレースを買うわけではないので、少しでも買いやすい条件がそろったレースにだけ注目していくのが良いと思います。(^-^)



中山短ダート

 前回は東京の短ダートについて書いたので、今日は中山の短距離ダートである1200mについて書いてみます。あまりにも有名な話ですが、スタートが芝位置からになって、外枠の方が芝部分を多少多く走れるのが特徴のコースです。

 東京の短距離が外枠先行馬は比較的不利だったのに対して、中山の短距離は外枠先行馬が多少有利になります。ただし、レースパターンにもよりますのでどんなレースパターンでこそ外枠が有利になるのか、また内枠の先行馬が有利になる時はどんな時なのかと言うことを頭の片隅にでも置いておくと役に立つかもしれません。(^-^)


※ポイントはスンナリと前に行くこと


これが第一と言ってもいいでしょう。スンナリと前に行ければ内枠だろうと外枠だろうと関係ないのがこのコースの特徴です。では、なぜ外枠が有利と言われているかというと、ハッキリ言って短距離のコースは外枠の方が有利なことの方が多いんです。(^^ゞ 何故ならば、力のある先行馬でも内枠からスタートで一歩か二歩遅れてしまうと包まれて出しどころがなくなってしまうのに対して、外枠ならば包まれる心配がないので力があれば巻き返しが十分に出来るからです。なので、短距離の場合は位置取りをいかにしてキープすることが出来るかという観点から外枠の方が不利になるケースが少ないと言うだけの話だったりします。

 それに加えて、外枠では芝部分を多く走れるのでスピードが乗りやすいので先手を取りやすいという条件がそろってくることになります。しかし、仮に内枠であきらかに楽に先手を取れそうな馬がいたならば、それは迷わず内枠の先行馬を狙っていく事になるでしょう。つまり、どれが先手を取るが微妙な時には外枠の方が多少有利で安心できる範囲にいるというのがコースの特徴であって、断然に外枠ばかりが有利であるというように思い込んでしまうと内の先行馬にアッサリとやられてしまうこともあるので注意したいところです。(^-^) またややテンに遅い馬だが能力的には高い馬というのは外枠の方が自在に動くことが出来るので理想の枠となります。

 もちろんこれらは前馬場条件になりますが、1年を通して中山開催では狙いやすいコースの1つとなるので好きなコースです。コツとしてはゴチャゴチャしそうなレースは選ばずに、どの馬が前に行くのかハッキリとしているようなレースだけを選び出す事じゃないでしょうか。(*^^*)


大振りすると危険なコース

 コースや条件によって、人気馬の信頼度、人気薄の走りやすさに傾向は見られる。

 たとえば、中山ダート1200mでは、09年1月〜今年の1月24日までに151レースが行われたが、このうち132レースは2頭以上の5番人気以内馬が3着以内に走っている。実に87%のレースで2頭以上馬券になっていたように人気馬が走りやすいコースだ。

 一方で6人気以下のデータを見ると、中山ダート1200mは6人気以下の馬が1頭は馬券になる確率が62%で、複勝回収率は62%。

 全体のデータでは6人気以下の馬が1頭は馬券になる確率が67%。複勝回収率は73%だから、標準値よりも人気薄の期待値が低い傾向のコースといえる。

 もちろん必ず人気馬が走るわけではないし、人気薄が走らないわけでもないが、こうした傾向を知っておくことは、特に人気薄を積極的に狙うアプローチの場合、リスク回避には効果的だ。

 たとえば、ボクの場合、昨年から前開催までに中山ダート1200mを16レース予想したが、本命馬の複勝率は19%。複勝回収率は40%という無残な成績となっている。

 5人気以下の馬を無謀にも11回本命にして1度しか的中できなかった(名誉のために言い訳しておくと、中山ダート1200mよりは人気薄が走りやすい東京芝1400mは20レース予想して的中率が46%で複勝回収率は212%。先週も日曜8Rで7人気で勝利したペチカを本命にして3連単884倍を本線で的中させている。決してボク自身が、すべてのコースの予想が下手なわけではないはずだ)。

 人気薄を狙い続けると損害を被りやすいコースと自覚するのとしないのとでは、損失の出かたも随分違うことは、身を持って実感することができた。

 なお、中山ダート1200mでは4-6人気のミスプロ系は勝率が9%で複勝率が34%。単勝回収率が99%で複勝回収率は101%となっている。

 SS系の4-6人気は勝率3%、複勝率21%、単勝回収率26%、複勝回収率56%だから、4-6人気程度のやや人気薄の馬を血統で取捨するのは効果的なコースといえそうだ。




 ≫ガーネットS(G3)

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