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フィリーズレビュー(G2)

【フィリーズレビュー・男の解の公式】 ダート適性の高い馬を狙え!
モデル馬

■ 経緯

3歳クラシック第一弾、桜花賞(GI)のトライアルレースとして、昭和42年に『阪神4歳牝馬特別(報知杯桜花賞トライアル)』の名称で創設され、
昭和50年に『報知杯阪神4歳牝馬特別』、昭和58年に『報知杯4歳牝馬特別』と改称、さらに平成13年より馬齢表記の変更に伴い、現在の名称になった。

創設当初から1400mで行われていたが、昭和50〜53年、平成3、6年は1200mで争われている。
なお、本競走は3着までの馬に桜花賞の優先出走権が与えられることからも、
本番を占ううえで、欠かすことのできない重要な競走となっている。

■ ラップ傾向

馬場
状態
ラップ ペース
(RPCI)
勝負
結果
着順 馬名 人気 着差 補正 走破
タイム
枠番 3角 4角 上り3F
11 12.3-10.5-11.3-11.8-12.0-11.8-12.6 37.6 1 フレンチカクタス 3 -0.2 101 1223 6 11 11 35.5
2 スピードリッパー 6 0.2 99 1225 7 10 8 35.9
3 エーシンハーバー 5 0.2 99 1225 3 12 11 35.7
10 12.2-11.0-11.8-12.1-11.8-12.0-11.9 44.9 1 サウンドバリアー 9 0 96 1228 3 13 12 34.8
2 ラナンキュラス 1 0 96 1228 8 6 4 35.2
3 レディアルバローザ 5 0 96 1228 2 3 4 35.5
09 12.3-10.5-11.5-12.0-12.2-12.0-11.9 40.3 1 ワンカラット 6 -0.2 101 1224 4 3 2 35.8
2 アイアムカミノマゴ 3 0.2 99 1226 3 5 5 35.8
3 レディルージュ 15 0.4 97 1228 7 3 2 36.2
08 12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4 43.0 1 マイネレーツェル 11 0 98 1225 4 13 13 34.9
2 ベストオブミー 7 0 98 1225 1 13 13 34.9
3 レジネッタ 4 0 98 1225 2 10 10 35.2
07 12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2 44.6 × 1 アストンマーチャン 1 -0.4 104 1218 6 3 3 35.0
2 アマノチェリーラン 10 0.4 100 1222 8 2 2 35.6
3 ハギノルチェーレ 5 0.6 98 1224 2 11 11 35.2
脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0- 0- 0- 5/ 5 0.00% 0.00% 0.00%
先行 2- 2- 2-14/20 10.00% 20.00% 30.00%
中団 0- 2- 1-25/28 0.00% 7.10% 10.70%
後方 3- 1- 2-21/27 11.10% 14.80% 22.20%
マクリ 0- 0- 0- 0/ 0

■ 波乱傾向

馬場
状態
着順 馬名 人気 単勝
オッズ
3連単
11 1 フレンチカクタス 3 7.7 54370
2 スピードリッパー 6 11.5 54370
3 エーシンハーバー 5 10.2 54370
10 1 サウンドバリアー 9 26.2 86630
2 ラナンキュラス 1 3.7 86630
3 レディアルバローザ 5 9.6 86630
09 1 ワンカラット 6 18.5 668740
2 アイアムカミノマゴ 3 12.6 668740
3 レディルージュ 15 79.6 668740
08 1 マイネレーツェル 11 53.1 461660
2 ベストオブミー 7 16.4 461660
3 レジネッタ 4 9.2 461660
07 1 アストンマーチャン 1 1.1 79930
2 アマノチェリーラン 10 172.6 79930
3 ハギノルチェーレ 5 35.6 79930

■ 適性傾向

馬場
状態
着順 馬名 人気 種牡馬 父タイプ名 母父馬 母父タイプ名
11 1 フレンチカクタス 3 タイキシャトル ターントゥ系 Broad Brush その他のエクリプス系
2 スピードリッパー 6 ファルブラヴ ノーザンダンサー系 サンデーサイレンス サンデーサイレンス系
3 エーシンハーバー 5 Cozzene ナスルーラ系 Boston Harbor ナスルーラ系
10 1 サウンドバリアー 9 アグネスデジタル ミスプロ系 Seattle Slew ナスルーラ系
2 ラナンキュラス 1 スペシャルウィーク サンデーサイレンス系 ブライアンズタイム ターントゥ系
3 レディアルバローザ 5 キングカメハメハ ミスプロ系 Tejano Run ナスルーラ系
09 1 ワンカラット 6 ファルブラヴ ノーザンダンサー系 Pistolet Bleu その他のエクリプス系
2 アイアムカミノマゴ 3 アグネスタキオン サンデーサイレンス系 Danzig Connection リファール・ヌレイエフ・ダンチヒ系
3 レディルージュ 15 ブライアンズタイム ターントゥ系 Kingmambo ミスプロ系
08 1 マイネレーツェル 11 ステイゴールド サンデーサイレンス系 サクラユタカオー ナスルーラ系
2 ベストオブミー 7 ブライアンズタイム ターントゥ系 Nashwan レッドゴッド系
3 レジネッタ 4 フレンチデピュティ ノーザンダンサー系 サンデーサイレンス サンデーサイレンス系
07 1 アストンマーチャン 1 アドマイヤコジーン ナスルーラ系 Woodman ミスプロ系
2 アマノチェリーラン 10 デザートキング リファール・ヌレイエフ・ダンチヒ系 Mtoto その他のエクリプス系
3 ハギノルチェーレ 5 ダンスインザダーク サンデーサイレンス系 Seeking the Gold ミスプロ系
順位 チェック種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値 平均単勝オッズ
1 ターントゥ系 1- 1- 1- 6/ 9 11.10% 22.20% 33.30% 85 332 81.9
2 ノーザンダンサー系 1- 1- 1-11/14 7.10% 14.30% 21.40% 132 90 76.3
3 ナスルーラ系 1- 0- 1- 8/10 10.00% 10.00% 20.00% 11 44 61.4
4 リファール・ヌレイエフ・ダンチヒ系 0- 1- 0- 4/ 5 0.00% 20.00% 20.00% 0 302 62.4
5 サンデーサイレンス系 1- 2- 1-24/28 3.60% 10.70% 14.30% 189 69 82.9
6 ミスプロ系 1- 0- 1-12/14 7.10% 7.10% 14.30% 187 54 47.0

■ 騎手・調教師

馬場
状態
着順 馬名 人気 騎手 所属 調教師
11 1 フレンチカクタス 3 北村宏司 (美) 大竹正博
2 スピードリッパー 6 横山典弘 (美) 鹿戸雄一
3 エーシンハーバー 5 武豊 (栗) 藤岡健一
10 1 サウンドバリアー 9 渡辺薫彦 (栗) 安達昭夫
2 ラナンキュラス 1 四位洋文 (栗) 矢作芳人
3 レディアルバローザ 5 和田竜二 (栗) 池江泰郎
09 1 ワンカラット 6 藤岡佑介 (栗) 藤岡健一
2 アイアムカミノマゴ 3 福永祐一 (栗) 長浜博之
3 レディルージュ 15 鮫島良太 (栗) 安田隆行
08 1 マイネレーツェル 11 池添謙一 (栗) 五十嵐忠
2 ベストオブミー 7 安藤勝己 (栗) 鮫島一歩
3 レジネッタ 4 小牧太 (栗) 浅見秀一
07 1 アストンマーチャン 1 武豊 (栗) 石坂正
2 アマノチェリーラン 10 池添謙一 (栗) 湯窪幸雄
3 ハギノルチェーレ 5 武幸四郎 (栗) 松永幹夫
順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 北村宏司 1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00%
2 池添謙一 1- 1- 0- 1/ 3 33.30% 66.70% 66.70%
3 武豊 1- 0- 1- 2/ 4 25.00% 25.00% 50.00%
4 横山典弘 0- 1- 0- 1/ 2 0.00% 50.00% 50.00%
5 安藤勝己 0- 1- 0- 1/ 2 0.00% 50.00% 50.00%
6 武幸四郎 0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00%
7 鮫島良太 0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00%
8 小牧太 0- 0- 1- 2/ 3 0.00% 0.00% 33.30%
9 渡辺薫彦 1- 0- 0- 3/ 4 25.00% 25.00% 25.00%
10 藤岡佑介 1- 0- 0- 3/ 4 25.00% 25.00% 25.00%
11 福永祐一 0- 1- 0- 3/ 4 0.00% 25.00% 25.00%
12 四位洋文 0- 1- 0- 3/ 4 0.00% 25.00% 25.00%
13 和田竜二 0- 0- 1- 3/ 4 0.00% 0.00% 25.00%
順位 調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 (栗)藤岡健一 1- 0- 1- 0/ 2 50.00% 50.00% 100.00%
2 (栗)安達昭夫 1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00%
3 (栗)五十嵐忠 1- 0- 0- 0/ 1 100.00% 100.00% 100.00%
4 (栗)鮫島一歩 0- 1- 0- 0/ 1 0.00% 100.00% 100.00%
5 (栗)湯窪幸雄 0- 1- 0- 0/ 1 0.00% 100.00% 100.00%
6 (美)鹿戸雄一 0- 1- 0- 0/ 1 0.00% 100.00% 100.00%
7 (栗)池江泰郎 0- 0- 1- 0/ 1 0.00% 0.00% 100.00%
8 (栗)浅見秀一 0- 0- 1- 0/ 1 0.00% 0.00% 100.00%
9 (美)大竹正博 1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00%
10 (栗)石坂正 1- 0- 0- 1/ 2 50.00% 50.00% 50.00%
11 (栗)矢作芳人 0- 1- 0- 1/ 2 0.00% 50.00% 50.00%
12 (栗)松永幹夫 0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00%
13 (栗)長浜博之 0- 1- 0- 2/ 3 0.00% 33.30% 33.30%
14 (栗)安田隆行 0- 0- 1- 2/ 3 0.00% 0.00% 33.30%

■ 斤量・体重・年齢・性別傾向

馬場
状態
着順 馬名 人気 性別 年齢 斤量 馬体重 馬体重
増減
11 1 フレンチカクタス 3 3 54 498 -4
2 スピードリッパー 6 3 54 454 -6
3 エーシンハーバー 5 3 54 458 4
10 1 サウンドバリアー 9 3 54 466 -6
2 ラナンキュラス 1 3 54 444 6
3 レディアルバローザ 5 3 54 466 0
09 1 ワンカラット 6 3 54 492 -2
2 アイアムカミノマゴ 3 3 54 464 4
3 レディルージュ 15 3 54 424 -2
08 1 マイネレーツェル 11 3 54 396 -8
2 ベストオブミー 7 3 54 446 2
3 レジネッタ 4 3 54 436 -6
07 1 アストンマーチャン 1 3 54 466 6
2 アマノチェリーラン 10 3 54 480 2
3 ハギノルチェーレ 5 3 54 482 -4

■ 臨戦過程

馬場
状態
着順 馬名 人気 斤量 間隔 前走日付 前走場所 前走レース名 前クラス名 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走着順 前走走破タイム 前走人気 前走斤量 前騎手
11 1 フレンチカクタス 3 54 5 110212 東京 クイーンG3 G3 1600 4 1357 3 54 北村宏司
2 スピードリッパー 6 54 10 110110 中山 フェアリG3 G3 1600 2 1341 7 54 北村宏司
3 エーシンハーバー 5 54 5 110213 京都 500万下* 500万 1400 1 1229 1 54 岩田康誠
10 1 サウンドバリアー 9 54 5 100206 京都 エルフィ オープン 1600 9 1366 3 54 和田竜二
2 ラナンキュラス 1 54 13 91213 阪神 阪神ジュG1 G1 1600 4 1352 4 54 四位洋文
3 レディアルバローザ 5 54 2 100227 阪神 500万下* 500万 1400 1 1221 1 54 M.デムー
09 1 ワンカラット 6 54 13 81214 阪神 阪神ジュG1 G1 1600 12 1367 5 54 岩田康誠
2 アイアムカミノマゴ 3 54 5 90207 京都 エルフィ オープン 1600 4 1362 4 54 藤岡佑介
3 レディルージュ 15 54 13 81214 阪神 阪神ジュG1 G1 1600 10 1366 12 54 角田晃一
08 1 マイネレーツェル 11 54 5 80211 京都 エルフィ オープン 1600 4 1369 5 54 武幸四郎
2 ベストオブミー 7 54 7 80127 京都 若菜賞500* 500万 1400 1 1247 2 54 安藤勝己
3 レジネッタ 4 54 5 80211 京都 エルフィ オープン 1600 3 1369 2 54 池添謙一
07 1 アストンマーチャン 1 54 14 61203 阪神 阪神ジュG1 G1 1600 2 1331 1 54 武豊
2 アマノチェリーラン 10 54 7 70121 京都 若菜賞500* 500万 1400 1 1254 4 54 川田将雅
3 ハギノルチェーレ 5 54 5 70203 京都 エルフィ オープン 1600 3 1343 4 54 武幸四郎
順位 前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 若菜賞500* 0- 2- 0- 0/ 2 0.00% 100.00% 100.00%
2 フェアリG3 0- 1- 0- 1/ 2 0.00% 50.00% 50.00%
3 阪神ジュG1 2- 1- 1- 5/ 9 22.20% 33.30% 44.40%
4 エルフィ 2- 1- 2- 7/12 16.70% 25.00% 41.70%
5 500万下* 0- 0- 2- 6/ 8 0.00% 0.00% 25.00%
6 クイーンG3 1- 0- 0-10/11 9.10% 9.10% 9.10%
7 新馬 0- 0- 0- 3/ 3 0.00% 0.00% 0.00%
8 春菜賞500* 0- 0- 0- 2/ 2 0.00% 0.00% 0.00%
9 シンザンG3 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
10 紅梅S 0- 0- 0- 5/ 5 0.00% 0.00% 0.00%
11 500万下・牝* 0- 0- 0- 8/ 8 0.00% 0.00% 0.00%
12 こぶし賞500* 0- 0- 0- 3/ 3 0.00% 0.00% 0.00%
13 ヒヤシン 0- 0- 0- 2/ 2 0.00% 0.00% 0.00%
14 萌黄賞500* 0- 0- 0- 2/ 2 0.00% 0.00% 0.00%
15 未勝利 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
16 クロッカ 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
17 すずらん 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
18 アーリンG3 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
19 つばき賞500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
20 白菊賞500* 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
21 ファンタG3 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
22 函館2歳G3 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
23 ゴール 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
24 全日本G1 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%
前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1200m 0- 0- 0-12/12 0.00% 0.00% 0.00%
1400m 0- 2- 2-20/24 0.00% 8.30% 16.70%
1600m 5- 3- 3-30/41 12.20% 19.50% 26.80%
1800m 0- 0- 0- 2/ 2 0.00% 0.00% 0.00%
2000m 0- 0- 0- 1/ 1 0.00% 0.00% 0.00%

■ 回顧(2012年)

人気のアイムユアーズ(父ファルブラヴ)が好位のインから抜け出し、
阪神JF2着の能力をフルに示した。個人的にはトライアルのわりにややこじんまり整い過ぎた印象も残ったが、
逆にいえば、休み明けながら隙のない好仕上がり。
このあとは阪神JFのときと同様、栗東に入厩して本番に備えることになる。

アイムユアーズが期待通りに抜け出したことにより、桜花賞と同じ1600mで行われた12月の阪神JFの着順上位グループのうち、
「ジョワドヴィーヴル、アイムユアーズ、サウンドオブハート、イチオクノホシ、プレノタート、エピセアローム、トーセンベニザクラ、ファインチョイス」の桜花賞出走が確定的となった。
これにチューリップ賞のハナズゴール、アネモネSのパララサルー、シンザン記念のジェンティルドンナ、クイーンCのヴィルシーナ……などが加わることになる。

現時点で出走可能な賞金額に達した馬のうち、ちょうど半数の「9頭」が関東所属馬となった。
これに賞金ボーダー1200万のアラフネ(阪神JF14着)が出走できたりすると、桜花賞の出走馬の過半数が関東馬という信じがたい構図が成立する。

アイムユアーズは阪神JFではかろうじて2着の印象もあったが、これで2重賞を含んで【3−2−1−0】。
このファルブラヴの牝馬、あまり強力なインパクトを与えるタイプではないが、2歳後半から主要路線を歩んで崩れていない。
ゲート不安を解消しレース運びに安定性が加わっている。
チューリップ賞のジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナは、巻き返し必至としてもちょっと物足りなかったのは否定できない。
したがって、それぞれの馬に対する判断、評価は分かれても、アイムユアーズが勢力図の中でもっとも分かりやすい「基準馬」になったと考えたい。
本番も今回と同じN.ピンナ騎手が予定されている。阪神JF、報知杯FRと同様の先行抜け出し作戦もほぼまちがいない。
状態万全となればアイムユアーズより能力上位、あるいはアイムユアーズなら怖くない。
桜花賞展望の最大の手がかりと、今年の基準を示してくれる候補が見えたとしたい。

アイムユアーズの最大の強みは、3代母が現在の社台グループの基盤ともなる
牝系の代表格ダイナカール(父ノーザンテースト)であり、そこにサンデーサイレンス、エルコンドルパサー。
クラシック血統の底力に自信を持てることだろう。
美浦の手塚貴久厩舎の素晴らしい勢いも見逃せない。

2着ビウイッチアス(父ダイワメジャー)は、一番の好スタートから巧みに一旦下げて流れに乗った、
さすが武豊騎手、そんな好騎乗がもっとも大きかった。
直線半ばではアイムユアーズを差し切ろうかの伸びをみせた。
完全な良馬場とはみえなかったが、最後12秒9とラップの落ちたところで力尽きたから、本番の初の1600mが課題になる。

注文をつけて最後方近くから追い込んだプレノタート(父ジャングルポケット)は、
これで1400mは【2−0−1−2】に対し、1600m【0−0−0−3】。
決して短距離タイプとも思えないが、本番の流れは最近のパターン通りこの馬向きではないだろう。

イチオクノホシ(父ゼンノロブロイ)の直前の乗り代わりはあまりに痛かった。
テーマは折り合いと、スパート地点の再確認。
余力を残して本番へ…だった。急にピンチヒッターとなった石橋脩騎手にとってこんな厳しい乗り代わりはない。
自由に乗って(必死で)勝ちに出ればいいというものではない。
かといって凡走の許される立場でもない。
直前に動きすぎたためか体も減っている。
ましてもっとも戦法の決めにくい最外枠である。
中団から伸びかけて失速気味の4着。
栗東滞在で減った体を戻したい。
今回は力及ばずの敗戦ではなかった気がする。

賞金1000万のアンチュラスは、この組み合わせの報知杯FRで凡走では賞金額からも本番出走は苦しくなり、
同じく巻き返しが期待されたラシンティランテ(900万)は、残念ながらパンチ一歩だった。
函館2歳Sの勝ち馬ファインチョイスは、早熟うんぬんとかは別に阪神の1600m向きではないと思える。

この報知杯FR組で、桜花賞好走の手ごたえありはアイムユアーズ。
わずかに可能性を残したのがイチオクノホシか。

■ 回顧(2007年)

フィリーズR結果:
1着○(12)アストンマーチャン
2着…(15)アマノチェリーラン
(7着◎(1)ルミナスハーバー)

フィリーズR
12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2=1'21"8

えーと・・・まあ馬券としては大ハズレですみませんなのだが、兎に角◎ルミナスハーバー騎乗のBJコマキを小一時間どころじゃなく問い詰めたい。
阪神JFで「テン34.4」の急流で入ってマイルを乗り切った(3着)馬を、7F戦でテン34.8のヌルい流れなのに8番手に控えさせた意味を教えてくれ
いや、本気で。トライアルだから本番を見据えて控える競馬を試した?・・・つーか、ここで3着以内に入らないとその「本番」なんて出られないんですが。
レースとしては例年になくテンが遅く、普通ならばむしろこういう年の方が桜花賞に繋がるところだが、残念ながらこのペースにしては上がりが掛かり過ぎ。
圧勝の勝ち馬に不満はないが、特にこれまでの評価にプラスするほどでもないか。当然2着以下にはクラシック云々を言う馬は皆無と見たい。


注目は、ここまでウオッカ、ダイワスカーレットとほぼ互角の成績を残し、桜花賞路線のトップ3に位置しているアストンマーチャンと接戦に持ち込める新星は出現するか。
もうひとつは、そのアストンマーチャンはどんな勝ちっぷりをみせ、さらなる成長を示してくれるかに絞られていた。

あと一歩で出走権を手にできるところだった未知の魅力を持つ1戦1勝のヒカルアモーレ(父クロフネ)が4着にとどまったことにより、
本番の桜花賞で勝ち負けに持ち込めそうなのは、このトライアルからはほぼ勝ったアストンマーチャンだけとなった。

そのアストンマーチャンは、少しカリカリしていたものの一段と力強さを増した迫力あふれる好馬体。
ギリギリの馬体で出走権を得ようとした他馬を、トライアルが持つテーマでも完全に上回っていた。
一番の好スタートを切ったあと、行きたがる素振りを見せるのをなだめて4〜5番手に控えたのは、もちろん本番を考えてのこと。

直線に向いても残り1F地点まで追い出しを待つ余裕があった。
2着アマノチェリーランとの着差は2.1/2馬身だけだが、まだまだ余力十分。軽く気合を入れた程度だった。

回転の速い独特のピッチ走法は、ひょっとするとこの馬、渋った馬場はまったく苦にしないかもしれない。
かかり気味に行くタイプは重を苦にしないことが多いとも言われる。本番に向けての視界は一段と広くなった。

アマノチェリーランはアストンマーチャンが壁になってくれた形で、この距離のわりにはすんなり先行でき、また直線に向いてからもかわいがってもらえた。
しぶとくタフなスピード型の粘りは評価しなければいけないが、桜花賞でも……という魅力が生じたほどではない。
ハギノルチェーレは巧みにインをつき、松永幹夫厩舎の桜花賞出走を実現させたが、これは勝負付けの済んでいる既成勢力の一頭で、進境は乏しかった。

4着ヒカルアモーレは直線だけ目立つ脚いろ。スケールを示しただけに惜しかったが、完敗だっただけに、
もしこれで桜花賞に出られる3着だったとしても現時点ではやっぱり同じような善戦止まりに終わる公算大だろう。
距離適性に課題はあるが、キャリアも考えるとオークスに向けての方向転換がかえって正解となりそうだ。

今年は賞金900万組も、もしかするとボーダーライン上で何頭か出走できる可能性もあるが、ルミナスハーバーは体の回復もう一歩。
秋の状態に戻っていなかったから、このあと大きく変わらないと苦しい。
タケイチゼットは今回このペースで止まっては無理だろう。注目の1勝馬ニシノマナムスメは残念ながら体が寂しくなっていた。
途中からせめて3着には…の権利取りの戦法に切り替えたが、それでも追い出して伸びなかった。ここはいさぎよくあきらめて立て直すしかない。

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