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2012年3月14日(水)

■ 作戦

≫ダイオライト記念(G2)傾向

【ダイオライト記念・男の解の公式】
中央よりも交流重賞ステップの馬を狙え!

ここはフェブラリーSや、中央からの転戦組よりも、交流重賞ステップで順調に使ってきた馬のほうを重視する。
中央→消耗が激しい 地方交流重賞→消耗が少ない
スマートファルコンがここを無難に通過点として使っているのはもちろんだが、
カキツバタロイヤルやマイネルアワグラスのような隙間重賞狙いの馬がメイチの仕上げをしてきたタイミングを狙い打つのが馬券的に面白い。

ロールオブザダイスやマイネルアワグラスが出走してきたら面白いなと思っていたが、
両方とも出走が叶わなかった。

波乱はあまりないだろうが、あるとしたらアキュートが崩れたとき。

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■ 船橋11R ダイオライト記念

≫出馬表

■ 補正タイム評価

馬名 年齢 コース:1 補:1 コース:2 補:2 コース:3 補:3 コース:4 補:4 コース:5 補:5 コース:6 補:6 コース:7 補:7 コース:8 補:8 コース:9 補:9 コース:10 補:10
ピイラニハイウェイ 7 D2000 1着 D1800 94 D1800 100 D1800 4着 D1700 97 D2000 4着 D1800 99 D1600 106 D1900 106 D1800 105
シビルウォー 7 D2000 4着 D2000 2着 D2000 3着 D2100 1着 D2000 1着 D1900 110 D2100 110 D1800 107 D2000 108 D2500 3着
フリオーソ 8 D2100 3着 D1800 除外 D1600 1着 D1600 118 D2100 1着 D2000 2着 D1800 2着 D1800 1着 D2000 1着 D1600 2着
ランフォルセ 6 D2100 2着 D1600 110 D1700 116 D1700 115 D1900 122 D1700 119 D1800 106 D1600 110 D1800 106 D1700 110
ワンダーアキュート 6 D1600 117 D2000 2着 D1800 122 D1800 115 D1900 123 D1800 120 D1900 2着 D2000 116 D1900 115 D2000 10着
スターシップ 8 D2100 105 D1700 103 D1700 112 D1700 105 D1700 108 D1700 107 D1700 112 D2100 107 D1600 106 D1900 100
トーセンルーチェ 6 D1700 1着 D2000 69 D2400 92 D2500 92 D2100 86 D2100 86 D2100 86 D2400 89 D1800 90 D2100 101

■ 予想

ランフォルセ

矛先を交流重賞に変えての2戦目。
G3名古屋大賞典とのW登録だったがG2ダイオライト記念のほうを選択。
・・・ということは仕上がって、勝算もあるということに他ならない。

川崎記念はレコード勝ちの2着に食い込み、自身もレコード更新。
スマートファルコンのいないここは重賞制覇の絶好のチャンス。
これは去年2着に食い込んだカキツバタロイヤルと同じパターンだ。

展開に注文がつかないソツのなさも魅力だ。
東海Sもワンダーアキュートさえいなければ大差のレコード勝ちだった。
退けたのがシルクメビウス、テスタマッタ、ゴルトブリッツ、バーディバーディ、
、シビルウォー、ピイラニハイウェイだから、勝てなかったのは相手が悪かっただけ。

それに長距離ならば南部杯のように出遅れて脚を余す心配もない。

川崎記念はフリオーソの脚色が悪いようにみえたが、
そうではなくランフォルセの地力に屈したからだ。
普通ならフリオーソが無難に2着をキープして終わるところだった。
無理のない追走で、反動も少なそう。

もし、フリオーソが屈腱炎明けの3着という見方がはばかっているようなら
ランフォルセから大きく勝負してみたい。

距離だが、シンボリクリスエス産駒の2400Mへの延長は特によい。

フリオーソ

ここは帝王賞へのステップという位置づけ。
しかし、メンバーの揃う帝王賞で勝ちきるのは難しいと考えると、
ここで手堅く勝ちを拾っておくと思う。
かしわ記念に直行せずにココを使ってくるのは状態がよいからだろう。

とくに去年は日本テレビ盃を除外で取りこぼしているので、
船橋コースで実績のあるここは勝っておきたいとこだろう。

ワンダーアキュート

実績、上昇度からするとナンバーワン。
しかし、この馬だけがフェブラリーS経由。
G1を3連戦の超スパルタローテーション。
フェブラリーSは特に反動が出やすいレース。
前走激戦のうえ、1月に満たない間隔で、しかも輸送もこなさなければならない。
疲労による凡走で飛びそうじゃないか?
アウェイ3戦目では流石に苦戦するんじゃんないか。

シビルウォー

JBCC3着は、2強のケツにくっついていってなだれ込んでの離された3着。
0秒7も離されてのものだから素直に評価は出来ない。
長距離の名古屋大賞典でもワンダースピードやマカニビスティーにぶら下がりの3着。
一言でいうと「交流重賞ぶら下がり着拾い馬」だ。
ワンダーアキュートがコケたら着拾いチャンス。
足りない一発屋のピイラニハイウェイよりはマシ。

ピイラニハイウェイ

ワンダーアキュートに勝ったアルデバランSは、
対アキュートには斤量差が3キロあった。
着差が0秒2だから同じ斤量ならワンダーアキュートのほうが上。
ピイラニは日本テレビ盃でカキツバタロイヤルにも及ばずの4着。
それも得意戦法の先行策の競馬だったから完全に力負け。
佐賀記念1着は相手が弱かったし、地元佐賀での川田メイチ勝負のレースだった。
レベル的にはG3馬。
ワンダーアキュートに勝てるとしたら、相手がコケてくれないとダメだろう。
ただ、今回アキュートとフリオーソがセットで8枠に入ってくれたので
2枠のここは若干有利だろうか。

トーセンルーチェ

フリオーソの弟で、父マリエンバード。いかにもそれらしい大型馬。
エンジンの掛かりが遅く、間違いなく距離が延びていいタイプ。
人気には差がでそうだが、ピイラニと同列の扱いで良い。
なにも話題性だけで買い目にいれたわけでなく、
この馬は他のメンバーにない屈指の決め手を持っている。
つまりアガリ勝負なら目アリという点、展開次第で浮上。

スターシップ

報知オールスターカップ(S3)勝ち馬。
2009年に帝王賞5着がある。
また、大沼Sでマチカネニホンバレ・エーシンモアオバーを下している。
何気にシビルウォーと同じレベルにある。2400Mだとむしろ上かも。
特に千八以上の長目の距離に高適性で上がりがかかるサバイバル戦向き。
トーセンルーチェと逆の展開で浮上する馬。
長丁場のレースでパフォーマンスアップが期待できる。
ピイラニもアキュートもシビルウォーもアテにならないので、3着候補として必要な存在。


■ 馬券

ランフォルセ
フリオーソ
ワンダーアキュート
シビルウォー
ピイラニハイウェイ
トーセンルーチェ
スターシップ

2011年のフリオーソのフェブラリーS2着よりも、
東海Sのワンツー、ワンダーアキュート・ランフォルセの補正タイムのほうが高い。

ランフォルセとワンダーアキュートの力はほぼ互角。
ランフォルセとフリオーソの2頭軸で。

おそらくアキュート1着の馬券が相当売れるはず。
だから逆にアキュート頭の馬券は元返しくらいでおさえとけば十分。

先行有利とはいえ、スパイラルカーブなので、
実質直線がやや長くなっている想定で捲くりも若干決まりやすくはなっている構造上、
追込みの穴馬の2着の馬券も押さえに廻す。
(例 カキツバタロイヤル・マイネルアワグラス・ボンネビルレコード)

アキュートが足元を掬われて下手すると4着ってのが妙味ある読み。
組合せはほぼこれで確定。
金額はオッズを見て加減する。


3連単 ランフォルセ ランフォルセ ワンダーアキュート 2点 @4000円 8000円
フリオーソ フリオーソ

3連単 ランフォルセ ワンダーアキュート ランフォルセ 2点 @2500円 5000円
フリオーソ フリオーソ

3連単 ランフォルセ ランフォルセ シビルウォー 2点 @1500円 3000円
フリオーソ フリオーソ

3連単 ランフォルセ シビルウォー ランフォルセ 2点 @1000円 2000円
フリオーソ フリオーソ

3連単 ランフォルセ ランフォルセ ピイラニハイウェイ 6点 @1000円 6000円
フリオーソ フリオーソ トーセンルーチェ
スターシップ

3連単 ランフォルセ ピイラニハイウェイ ランフォルセ 6点 @500円 3000円
フリオーソ トーセンルーチェ フリオーソ
スターシップ

3連単 ランフォルセ フリオーソ シビルウォー 4点 @500円 2000円
ピイラニハイウェイ
トーセンルーチェ
スターシップ

計 29000円

番号 場名 レース 式別 方式 馬/組番 金額
1 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10,13
2着:10,13
3着:12
(各4,000円)
計8,000円
2 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10,13
2着:12
3着:10,13
(各2,500円)
計5,000円
3 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10,13
2着:10,13
3着:4
(各1,500円)
計3,000円
4 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10,13
2着:4
3着:10,13
(各1,000円)
計2,000円
5 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10,13
2着:10,13
3着:2,3,6
(各1,000円)
計6,000円
6 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10,13
2着:2,3,6
3着:10,13
(各500円)
計3,000円
7 船橋 11R 三連単 フォーメーション 1着:10
2着:13
3着:2,3,4,6
(各500円)
計2,000円
合計 29,000円


≫結果

ノウテムだ!

馬名 所属 性齢 騎手 調教師 馬体重 上り
1 7 10 ランフォルセ JRA 牡 6 横山典(JRA) 萩原清 493 -5 41.1 3
2 2 2 ピイラニハイウェイ JRA 牡 7 川田将(JRA) 吉田直 461 -9 39.4 5
3 3 3 トーセンルーチェ 船橋 牡 6 張田京(船橋) 川島一 558 -7 39.1 6
4 8 12 ワンダーアキュート JRA 牡 6 和田竜(JRA) 佐藤正 510 -10 41.2 1
5 8 13 フリオーソ 船橋 牡 8 戸崎圭(大井) 川島正 504 -4 42.3 2
6 6 9 タートルベイ 船橋 牡 7 酒井忍(川崎) 矢野義 503 -4 40.7 10
7 5 6 スターシップ 船橋 牡 8 石崎駿(船橋) 出川克 473 -9 41.2 7
8 4 4 シビルウォー JRA 牡 7 吉田豊(JRA) 戸田博 473 -1 41.4 4
9 5 7 グランシュヴァリエ 高知 牡 7 本橋孝(船橋) 雑賀正 500 2 41.6 11
10 7 11 ミサキティンバー 愛知 牡 4 横井将(愛知) 櫻井今 528 -8 41.8 8
11 1 1 メイホウホップ 佐賀 牡 9 鮫島克(佐賀) 大島静 470 -16 42.1 9
12 4 5 トーセンゴライアス 浦和 牡 8 橋本直(浦和) 小久智 559 -13 44 13
13 6 8 アーバンストリート 船橋 牡 8 吉留孝(浦和) 矢野義 448 -5 52.2 12

ランフォルセは想像以上に強かった。
ランフォルセはスタートは出遅れて一息も、すぐにフリオーソの真後ろにつけた。
3コーナー前までフリオーソを徹底マークして、横山ノリが競りつぶしに行く。
そんな無茶しなくても、フリオーソに行かせて直線で差せば十分なのに・・・
逃げてたフリオーソは直後からランフォルセとアキュートに徹底マークされ
自分のペースで走れずに苦しかっただろう。
普通ならフリオーソが突き放しての逃げが今までの勝ちパターン。

ところが・・・
3コーナーまでフリオーソ、ランフォルセ、アキュートの3頭だけ。
後続から5〜6馬身の大差、ここからペースを落として仲良く走ればワンツースリーは確実だったのに、
しかし3コーナーで喧嘩競馬をした3頭は直線でバテバテ。
最後に後ろからマイペースで走ってきた弱い馬たちが、フリオーソ、アキュートを楽々差し切った所がゴール。

俺の読みはフリオーソがマイペースで逃げて、その2馬身くらい後ろをランフォルセ、
その2馬身くらい後ろをアキュート、お互いに邪魔をせずに自身の位置をキープ、
最後の直線のちょい前で脚を溜めていたランフォルセがフリオーソを一気差ししてゴールって青写真だった。
輸送中の馬運車で入れ込んで体力を消耗したアキュートは差して届かず、3着、
もしくは伏兵に足元を掬われて4着って読み。

下手すれば自爆って騎乗のランフォルセ鞍上の横山ノリは、競り落とせる自信があったんだろう。
直線ややバテながらも脚を残して後続を差させなかった。

ランフォルセは相当強くなっていた。間違いなくG1級。
アキュートの状態がマトモでもランフォルセのほうが内容的に上。


とはいえ負けて強しはアキュートとフリオーソ。
アキュートは今回不利な条件が多い中、最後まで諦めずにいたのは評価すべきだ。
関西圏の重賞では当然勝ち負け。
フリオーソも今回は相手が悪く、きつい展開なのに5着ならまだまだやれるはずで、
疲弊から回復すればかしわ記念以降も巻き返せる。
3着、5着ときて次は人気落ちだろう。
これが足元の不安からの凡走という誤解が蔓延るなら次走狙いがたつ。

次にピイラニ、トーセンルーチェが人気サイドに廻るようなら積極的に嫌いたい。
この2頭は明らかに恵まれての入着。

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