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函館芝1800m

 スタート地点は正面スタンド前より少し右。 最初の1コーナーまでの距離は276m。

■ 特徴

 まず、脚質・枠順よりも降級馬の見極めが大事。

 4角を回った辺りからのスタートになり1角までの距離は275mとそれほど長いとは言えない距離でスタート地点が下り坂と言うこともあって
 先行馬が多くなれば外枠はその分不利になるがわかる。

 先行勢が相変わらず有利だが小回りにしては差し馬がかなり高い確率で連対しているのはスタート後の下り坂の影響と考えられそう。
 ペースが上がりやすいので差し馬向きになりやすい。
 小回りで前に行きたがる馬が多くなるのがその原因で少しでもハイペースになるようなら十分差し馬をヒモに狙える。
 ただし、軸には先行馬が妥当。

 スタート後の2ハロン目までの流れが、レース展開を大きく左右する。
 スタート直後の先行争いで1〜2コーナーのラップが最も速くなりやすいが、
 ここまでにあまり前が競りあわずにペースが遅くなると、前に行った馬が残りやすくなる。
 速くなれば当然、差し馬が台頭する。しかし、狙いやすいのは好位を取れる先行馬。

 ラスト3ハロンは平均して36秒台という遅い時計。
 スローペースの上がり勝負でも11秒台のラップを連発できるような馬場ではない。
 芝1200m同様に、遅い上がり向きの馬を探すのがポイント。

 各馬重い洋芝を意識するのでテンはそこまで速くならない。
 向正面までペースは緩まず、コーナーを経て縦長になった馬群が3コーナー付近で詰まり始め、更に下り坂でスピードが出てバテる馬が続出する。
 基本的に逃げ馬には苦しく、その影響もあり差し馬に人気が偏りがちになる。その意味では、狙って面白いのは人気薄先行勢の前残り。
 テンは速くなりにくいが逃げ馬はつかまりやすい。

 枠順はあまり影響がないが、多頭数の大外枠は不利。小回りで直線も短いため、最内枠の成績が優秀。逆に外の枠は苦戦傾向。

 サンデーサイレンスを中心とするヘイロー系の種牡馬が強いが、その中でも函館の洋芝に強い馬を見分けることが大事。
 母父トニービン、母父サドラーズウェルズが好成績なのも見逃せない。


過去5年の函館芝1800mにおける脚質別成績です。

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
逃げ
 18-9-15-71/113
15.9%
23.9%
37.2%
先行
 62-46-46-213/367
16.9%
29.4%
42.0%
中団
 20-39-36-393/488
4.1%
12.1%
19.5%
後方
 1-6-5-347/359
0.3%
1.9%
3.3%
マクリ
 5-4-3-4/16
31.3%
56.3%
75.0%
上がり最速馬
 37-33-17-44/131
28.2%
53.4%
66.4%

■ワンポイント■
先行馬マクリ馬の好走率はかなり高く、特にこの舞台では逃げ馬よりもはるかに優先して考えたい。
上がり最速馬は、マクリよりも成績が劣り、後方で脚をタメるような馬にはほぼノーチャンスと言える。

◆過去5年種牡馬・勝利数トップ10 ◆

順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝
回収値
複勝
回収値
1
サンデーサイレンス 13-9-10-79/111
11.7%
19.8%
28.8%
87
83
2
フジキセキ 8-6-3-34/51
15.7%
27.5%
33.3%
99
81
3
スペシャルウィーク 6-2-6-41/55
10.9%
14.5%
25.5%
108
76
4
ダンスインザダーク 5-3-7-53/68
7.4%
11.8%
22.1%
137
77
5
ブライアンズタイム 4-4-5-28/41
9.8%
19.5%
31.7%
51
79
6
マヤノトップガン 4-3-0-15/22
18.2%
31.8%
31.8%
143
88
7
バブルガムフェロー 4-2-2-17/25
16.0%
24.0%
32.0%
70
160
8
グラスワンダー 4-0-1-20/25
16.0%
16.0%
20.0%
132
41
9
ステイゴールド 3-5-1-16/25
12.0%
32.0%
36.0%
136
124
10
タイキシャトル 3-3-4-16/26
11.5%
23.1%
38.5%
41
132
シンボリクリスエス 3-2-2-6/13
23.1%
38.5%
53.8%
102
163

◆母父・勝利数トップ5◆

順位 種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝
回収値
複勝
回収値
1
トニービン 13-7-4-49/73
17.8%
27.4%
32.9%
137
84
2
ノーザンテースト

7-6-6-40/59

11.9%
22.0%
32.2%
63
92
3
サンデーサイレンス

7-5-1-30/43

16.3%
27.9%
30.2%
67
58
4
マルゼンスキー 5-1-3-32/41
12.2%
14.6%
22.0%
57
52
5
Caerleon 2-4-2-16/24
16.3%
25.0%
33.3%
22
84
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■ レコードタイム

08年8月10日終了現在

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
3歳以上 1800m 1:46.0 ボールドノースマン 牡4 56kg 柴田政人 1988年8月7日
2歳 1800m 1:51.3 センターライジング 53kg 四位洋文 1995年9月3日
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■ 基準タイム

古馬1000万クラスの平均勝ちタイムを基準にする。
ザックリ、未勝利は+2秒、500万は+1秒、準OP・OPは−1秒、G1は−2秒程度。

ダ1000 59秒 芝1000 58秒
ダ1700 1分46秒 芝1200 1分10秒
ダ2400 2分27秒 芝1800 1分50秒
芝2000 2分03秒
芝2600 2分43秒
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