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バブルガムフェロー

■ 特徴

■ 解説

 サンデー帝国の砂部門を受け持つ、馬力型のパワー血統。
 ダートの人気馬は大崩がなく、信頼度は高い。
 特にローカルのダート1700と中央のダート1400は堅実で安定感抜群。ただし1200になると信頼度は低下する。

 芝もオープン好走馬が出ているが一瞬の斬れる脚がないので、じれったい。
 芝の勝ち鞍は1800が圧倒的に多い。

 函館・札幌や、馬場が荒れてきた小倉・福島で好走し、時計が速すぎるスプリント戦は微妙に届かない。


■ バブルガムフェローのダート

 今、下級条件のダート戦でもっとも狙いやすく、おいしい血統。それがバブルガムフェロー。
 最近は1000万クラスでも頻繁に産駒が穴をあけるようになっているから、下級条件などという区切りを入れる必要もないのかも。
 代表産駒のダート馬には、アッパレアッパレ、メイショウシスタス、サイモンセッズなど。

 バブル産駒には必殺の穴パターンがある。芝→ダート替わり。
 「前走、芝で負けていた馬が、ダートに出てきたら狙い撃ちする」「芝で先行力を見せながらバテた馬が特注!」
 という単純きわまりない作戦ながら、この効果がすさまじく、一部にはよく知られた金脈になっている。

 2003年の92連対を調べてみると、前走ダート→ダートが73回、前走芝→ダートが14回。初出走が5回。
 破壊力抜群の穴パターンとはいえ、数の上では前走もダートだった馬が断然多く、「前走芝」にこだわりすぎると網の目をせばめてしまう。

 では、どこに注目すればよいのか。

 ダート1200mとダート1400mの違い。
 ダート1700mとダート1800mの違い。

 バブルガムフェロー産駒のダート狙いで重要なのはここ。
 1着狙いの馬券を買うのか、2着狙いあるいは3着狙いの馬券を買うのかを、この近い距離の間で調整してゆく。

●バブル産駒の距離別成績(2003年11月5日)
 ダ1200m 9-21-16-117(1着-2着-3着-着外)
 ダ1400m 12-11-7-68

 まずダ1200mとダ1400mの違い。ダ1200mは2着と3着がとても多い。これが最初の重要ポイント。

 ちなみに今年だけのデータにすると、1着2回、2着13回と一段と激しくなる。
 ダ1200mのバブルは2着か3着でOKの馬券を買うべき。
 もっと細かいことをいうと、特に500万クラスで2着が多いとか、中山ダ1200だけは勝ち切れるといった傾向もあるが
 (たぶん中山はダ1400寄りの競馬になるため)、参考程度にしておく。
 そしてダ1400mにこの傾向はなし。
 ダ1400のバブルはいかにも、ああ、ぴったりだなという競馬を見せる馬が多く、きっちり勝ち切る。または2着を確保する。

●バブル産駒の1番人気成績
 ダ1200m 4-6-2-6 連対率55.6%
 ダ1400m 6-3-0-2 連対率81.8%

 1番人気馬の成績を比べても、違いははっきり出てきます。ダ1400mでは高い信頼度を発揮しているのに対し、ダ1200mは途端に怪しくなる。


 結論は

・ダ1200mは、馬連か三連複で慎重に買う。
・ダ1400mは、馬単か馬連で強気に買う。


 ダ1700mとダ1800mの違いも同じ。

●バブル産駒の距離別成績
 ダ1700m 22-21-9-70
 ダ1800m 19-28-20-92

 ダ1700mは1着2着が多く、3着は少ない。来るときはきっちり連対圏を確保する。
 ダ1700mはローカル競馬場の多くに組まれ、たいていは小回りで先行馬有利。
 これがバブル産駒のパワフルな走りに合う。あるいは坂の有無も関係しているのだろうか。

 一方、ダ1800mは2着が多い。上記の数字だとそんなに目立たないが、これを競馬場別に分けると中山と阪神のダ1800mで2着が多いことがわかる。

 中山ダ1800m 6-11-4 (着外は略)
 阪神ダ1800m 4-10-8

●バブル産駒の1番人気成績
 ダ1700m 9-4-0-1 連対率92.9%
 ダ1800m 7-8-1-6 連対率68.2%

1番人気馬の成績もこのように差が出る。ダ1800の68%も十分優秀な数字だが、ダ1700の93%という破格の連対率の前ではかすんでしまう。

 結論は

・ダ1700mは、馬単か馬連で強気に買う。
・ダ1800mは、馬連か三連複で慎重に買う。

 こちらはダ1200mとダ1400mほどには違いを意識しなくても良いが、ちょっと頭の隅に置いておくと効率が高まるはず。

 特注馬

 グランパティシエはユートピアの近親。しかし母系が軽いため、オープンには壁がありそう。
 エアフォルツァはいかにも時計の掛かる芝に向きそうなジリな中距離馬。ワイルドスナイパーのように北海道の芝で開花か?


■ 代表産駒