トップ > 男の馬券戦略 > 血統 > ヘロド系 > トウカイテイオー

トウカイテイオー

■ 特徴


■ 解説

 冠馬シンボリルドルフの最高傑作。父同様無敗のままダービーを制したものの、直後の骨折により父子三冠の夢は出走自体が叶わず。
 天皇賞(秋)惨敗後のジャパンカップ制覇、また丸一年の全休で望んだ有馬記念は歳下のビワハヤヒデを一蹴し優勝。
 鞍上の田原成貴騎手を号泣させ、都合3度の骨折など不運だった反面、古馬となってからはドラマチックな強さを見せつけた。

 父シンボリルドルフ、母トウカイナチュラル(母の父ナイスダンサー)の間に生まれた。生涯通算成績は12戦9勝。

 翌1992年、鞍上を岡部幸雄騎手へと変え、休養明けの産経大阪杯を追うところ無く楽勝。
 天皇賞・春に挑むものの、相手はメジロマックイーンと分が悪く、5着に敗れた上、レース後に骨折が判明。
 秋も天皇賞・秋にぶっつけで挑んだものの、ダイタクヘリオスと先行で競り合う形になり敗れてしまう。
 しかし、次走ジャパンカップでは見事に完勝。鞍上の岡部幸雄は史上初のジャパンカップ2勝目を挙げた。
 そのジャパンカップ1勝目はシンボリルドルフでのものであり、トウカイテイオー自身も親子制覇となった。
 そして有馬記念では岡部幸雄が騎乗停止となり、急遽田原成貴騎手が鞍上に迎えられるが、この時体調不良を起こしていたために、生涯最低着順となる11着に敗れてしまう。

 翌1993年、宝塚記念での復帰をめざすが、休養中に3度目の骨折を起こしてしまう。
 結果、復帰戦となったのは1年ぶりのレースとなる有馬記念。
 この有馬記念、人気は岡部幸雄騎乗の菊花賞馬ビワハヤヒデ、河内洋騎乗のジャパンカップ馬レガシーワールドに集まっていたが、トウカイテイオーは見事なレースぶりで優勝。その勝利は実況したフジテレビの堺正幸アナウンサーの「奇跡の復活」の一言に集約される。

 1994年も現役を続けたが、レースに出ぬまま4度目の骨折により、ついに引退。引退後は種牡馬として北海道・社台スタリオンステーションに繋養されている。
 1995年には顕彰馬に選ばれた。


 ヤマニンシュクルは距離伸びたオークスで人気を裏切り、阪神JFと秋華賞で好走した。
 トウカイポイントのマイルCS制覇にしろ、強敵相手または速い流れの競馬ほど破壊力ある末脚を炸裂させ、
 長距離重賞は振るわないという特徴を改めて確認させた。

 「マイルは距離的に忙しいかな」と見える馬こそ、マイルで狙い目となり、距離延長で消える。
 ただし条件級なら長距離馬は多い。

 6番人気以下の勝利がとても多い穴血統。緩急ある流れは得意でなく、平均して速い流れで能力を出すが、毎回そんな展開にならないからムラ駆けになり穴を生む。

 B級牝馬はローカルの芝短距離がおいしい。
 中京と小倉の芝1200で穴を連発し、近走不振でも突然平坦コースで変わり身を見せる。前科のある馬は警戒しよう。

 ダートは下級条件が中心。前走芝を挟んでダートに使ってきた馬がいたらヒモにマークすること。


■ 代表産駒