■ 特徴
■ 解説
ヘイロー(Halo)は、アメリカの競走馬。
半兄に日本に輸入され皐月賞馬ハワイアンイメージを出したファーザーズイメージ、半姉にトスマー(米最優秀3歳牝馬、最優秀古馬牝)等がいる。近親にも活躍馬多数。
アメリカで3-6歳時に31戦9勝2着8回の戦績を残し、259,553ドルの賞金を稼ぎ出した。
主な勝ち鞍はユナイテッドネイションズハンデキャップ、タイダルハンデキャップ、ローレンスリアライゼイションステークス等。
種牡馬としても成功し、サンデーサイレンス、グッバイヘイロー等の産駒を輩出した。
1983,89年には米リーディングサイアーに輝いている。1997年種牡馬を引退し、2000年に31歳で死亡した。
非常に気性が荒く、厩務員をかみ殺そうとしたという逸話がある。種牡馬時代は人を噛まないように口元に籠が装着されていた。
偉大なサンデーサイレンスの父となったヘイローだが、自身は名馬と呼ばれるほどの競走成績ではなく、1976年に種牡馬入り当初は地味な存在だった。
だが、初年度産駒から名牝グロリアスソング(カナダ年度代表馬)を、次いでサニーズヘイロー(ケンタッキーダービー)、デヴィルズバッグ(米2歳牡馬チャンピオン)を出して、
いちやく人気種牡馬となった。それ以降、サンデーサイレンス、名牝グッバイヘイロー(ケンタッキーオークス)らの大物が誕生したが、後継種牡馬は意外に育たなかった。
皮肉なことに大成功したのは、日本に渡ったサンデーサイレンスと、アルゼンチンに渡ってリーディングサイヤーとなったサザンヘイローだった。
デヴィルズバッグは名牝グロリアスソングの全弟で、2歳時に驚異的な強さを発揮したが、種牡馬としては水準級に終わった。
中期に出したタイキシャトル(ジャック・ル・マロワ賞)が代表産駒である。
だが、タイキシャトルは種牡馬として成功し、ウインクリューガー(NHKマイルC)、メイショウボーラー(フェブラリーS)を出している。
アメリカではデヴィルズバッグの全弟セイントバラードが最も成功し、セイントリアム(BCクラシック)を出した。
この大物にヘイロー系の発展が託されたが、残念ながら種牡馬入りした年に急死した。
また日本にも代表産駒のジョリーズヘイロー、ライブリーワン、ストローズクリークらが入ったが、どれも不振に終わった。
サザンヘイローも近年は尻すぼみで、今日、ヘイロー系を大規模に繁栄させているのはサンデーサイレンスだけである。
■ 小系統