■ 特徴
■ 血統別成績(5番人気以内・着度数順) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■ 解説
コースの改修で最初のコーナーまで直線で100m取ったようですが、これによって今までと大きな変化は無いと思われる。
コーナー突入に際して危険度が少し減るとは思うので斜行などは減ると思いますが、馬券的な面から言えば断然に内枠の馬が有利になる。
また、コーナーでの位置取りをよくしたいために、1800mよりも外枠先行馬が脚を使って前に行くため前半のペースが速くなる。
それにつられて内枠の先行馬も前に行くのと、すぐに下り坂に突入するため前半の流れがメンバーによっては速くなってしまう。
そうなると当然ながら外枠の先行馬にはロスの多くなるコースと言える。
8枠の馬は距離ロスの分成績が悪い。1枠も先行争い激化のため、コーナー入り口に馬が殺到するので包まれる分不利と思われる。
また、ペースも上がりやすいので内枠の先行馬でもメンバーによっては厳しくなり、内で溜めた好位からの差し馬が直線でよく伸びるコースと言えるだろう。
想像できるペースによって、内枠先行馬狙いにするか、差し馬を狙うかを判断すれば馬券になりやすいコースの1つだろう。
1コーナー奥に設けられたポケット地点からのスタート。コース改修により以前程は最初のコーナーがきつくなくなったが、内枠の先行勢有利と言われている。脚質による決まり手を見てみると1着はA〜Cコース問わず、良では逃げ、先行有利だが、2着は差し馬、3着は先行馬が有利という傾向。稍重では1着こそ先行タイプと差しタイプがほぼ互角だが、2、3着馬は差しタイプがグッと有利という数字が出ている。
枠で見てみると、1着は中枠(4〜6枠)→外(7・8枠)、内(1〜3枠)の順で内有利という説に反しているのが特徴的。2着馬はどの枠順も互角、3着馬も内・中は同じで外もほとんど差なく続いている。コース形態を変えた事により、内有利の定説は崩れたと言っていいだろう。
この条件は1着馬は良なら逃げ、先行馬を狙い、2着に差し馬で3着に先行というパターンが基本型となる脚質で、枠は中枠を頭にあとは枠問わずでOK。
東京芝2000は、外側の枠は不利
東京芝2000は、外側の枠は不利です。
今日の東京9R芝2000でも、1.9倍の1番人気マイネルキッツが外枠の14番枠であっさり飛び、1〜3番枠の馬で決まりました。
ちなみに、このレースは勝負レースではありませんでしたが個人的には遊びで 買い、「外枠は人気でも切り、内枠+先行馬買い」という東京芝2000の馬券の
法則(個人的に勝手に決めた法則)で美味しく的中できました(下記参照)。
このようなコースだということもあり、そして差し比べになったらベッラレイアに負けることがわかっているということで、イクスキューズとしてはハナを切ったのだ
と思いますが、前半1000M60.9秒と北村宏騎手は絶妙なペースで進めました(こういう逃げは上手いですよね、北村宏騎手)。
そして最後の直線、内を通りつつ脚を残していたベッラレイアは、前が横一列に大きく壁になったことから大外に強引に抜け出し、そこから遥か前方のイクスキ
ューズを捉えに行きましたが、正直、私はこの時点で馬券は一旦諦めました。
今の東京芝コースは、とにかく内〜中が伸び、大外は同じ脚色になるため差しきれません。しかも前半絶妙のペースで逃げているわけで、それを差し切るの
はほとんど不可能という見立てでした、この瞬間は。
ですが、あとは皆さんもご覧になったように、負けたら降ろされる可能性の高い秋山騎手の渾身の追い方で、ゴール前しっかりと差しきったわけです。
久々に痺れたレースでした。
今後反動さえでなければ、桜花賞上位2頭とのオークスでの対決が本当に楽しみとなりました。昨年、スイートピーSで同じような差しきりを見せ、続くオークス
を制したカワカミプリンセスを思い起こさせます。 このまま順調に行って欲しいものです。
そのほかの馬では、対抗視したミンティエアーがベッラレイアに次ぐ上がりの脚で頑張ってくれましたが、さすがにベッラレイアの位置取りとは違いましたので、
ベッラレイアとは比較になりませんが、3戦目にして今回のようなセンスのあるレースができましたので、ベッラレイア以外との比較では、かなり上位と考えて
いいのではないでしょうか。
また4着ミルクトーレルの位置取りはベッラレイアに近いところがありましたのでこの馬もかなり強い競馬をした一頭であり、次走要注意かと思います。
あとは5着も実は強い競馬をしました。何度か申し上げているように、東京芝2000は外枠不利です。
今回、外枠ながら掲示板に載ったのはこの馬だけで、大外枠ながら6着まできたジョウノガーベラとあわせて、次走以降、巻き返しがありそうです。
≫フローラS(G2) | 4月 | 3歳牝 |
≫天皇賞(秋)(G1) | 10月 | 古馬 |