トップ > 男の馬券戦略 > 重賞戦略 > 宝塚記念(G1)

宝塚記念(G1)

■ 経緯

重賞 日付 コース 勝ち馬 Lv タイム ペース LAP めも 勝負結果
○2010/6/27(日)
○2009/6/28(日)
○2008/06/29(日)
×2007/6/24(日)
第47回宝塚記念 2006/06/25 京都芝2200m・外 ディープインパクト S 122 M 12.8-11.3-12.1-11.9-12.1-12.7-12.4-11.9-11.3-12.3-12.2=2.13.0 雨・やや重 ×2006/06/25(日)

■ 傾向

阪神の2200ってものすごいタフなコースで、「スローのラスト瞬発力だけの勝負」が得意なタイプは、宝塚記念に関しては苦戦の傾向です。
レースの上がりが35秒を切ることがほとんどないレースなので、最後は底力勝負。
馬場が少しでも渋ると、もう完全にバテ合い・しのぎ合いで、一瞬しか脚を使えないタイプは苦しいでしょうね。

G1らしく、4ハロン全力疾走できる馬を買いたいなと思います。
このレースで春の天皇賞馬が意外に相性良かったりするのは、
そのあたりのこと(4ハロンを全力疾走できる能力)が関連してるんじゃないかと思います。


・底力とパワーのノーザン系の血が騒ぐ、ノーザンの血液濃度が決め手。
・そして少数派の大舞台で激走する異系を重視する。
・瞬発力のサンデー・ロベルト系は割引き。
・モデル馬=エイシンデピュティ

宝塚記念

天皇賞春組優位・目黒記念組は不振

菊花賞組も注意 3着内 44%

2ヶ月以上間隔があくとキツイ


ダンス産駒は向かない → 阪神芝2200 114戦4勝


8回出走2着2回。


安田記念、宝塚記念は3歳馬を買うな!典型的なヤラズの可能性が高い。
たとえダービー馬でも、軽量でも。
まず勝てないし、勝ちに来ない。
登録馬の目的は、古馬のペース配分を身体で覚えさせるための稽古がわりのレースであることが多い。

京都競馬場は朝から雨が降り続いていたので馬場状態が気になっていました。道悪競馬だと確信を持ったのは8R聖護院特別でした。聖護院特別は芝2400mと宝塚記念のトラックバイアスを事前に確認するためにふさわしいレースだと思い注目していました。聖護院特別の出走馬は泥をはねながら走っていました。良馬場発表もレースVTRを見る限り道悪馬場になっていると感じました。聖護院特別は逃げたキングオブウィナーが優勝、2着馬、3着馬は先行馬で差し・追込み馬は届きませんでした。

聖護院特別を観戦して、宝塚記念は道悪巧者の先行馬が有利になると思いました。この時点で道悪が苦手の2番人気馬リンカーンは消しになり、道悪巧者の先行馬であるナリタセンチュリー・バランスオブゲームがディープインパクトの相手として浮上してきました。

ナリタセンチュリー・バランスオブゲームは道悪巧者も高齢馬なので力を発揮できるか不安があったので宝塚記念の馬券購入は見送りました。レース結果は2着ナリタセンチュリー、3着バランスオブゲームで道悪巧者が上位を独占する格好になり馬券を買っておけば良かったなと少し後悔しています。

初めての道悪競馬で実力を発揮することは難しいと考えていたディープインパクトは道悪を気にせずに普段通りの走りを疲労してくれました。道悪競馬ならヨレたりするものですが真一文字に伸びてくるとは恐れ入りました。直線入口で馬場の良いところを走らせようとした際に馬がサイドステップを踏んだとき一瞬ヒシャとした感じがありましたが、 ディープインパクトの走りを見て、名馬は多少の不利を克服することを改めて認識しました。


00年

1着 テイエムオペラオー・・皐月賞1着

2着 メイショウドトウ・・・金鯱賞1着



01年

1着 メイショウドトウ・・・前年2着につき

2着 テイエムオペラオー・・前年1着につき



02年

1着 ダンツフレーム・・・・皐月賞2着

2着 ツルマルボーイ・・・・金鯱賞1着



03年

1着 ヒシミラクル・・・・・当該コース勝利(500万)

2着 ツルマルボーイ・・・・前年2着につき



04年

1着 タップダンスシチー・・金鯱賞1着

2着 シルクフェイマス・・・京都記念1着



05年 

1着 スイープトウショウ・・秋華賞1着

2着 ハーツクライ・・・・・京都新聞杯1着



06年

1着 ディープインパクト・・皐月賞1着

2着 ナリタセンチュリー・・京都記念1着



07年

1着 アドマイヤムーン・・・京都記念1着

2着 メイショウサムソン・・皐月賞1着



08年 

1着 エイシンデピュティ・・金鯱賞1着

2着 メイショウサムソン・・前年2着につき



09年

1着 ドリームジャーニー・・朝日杯1着

2着 サクラメガワンダー・・金鯱賞1着

■ 回顧(2006年)

馬名 メモ
ディープインパクト 他の馬が道悪に脚をとられて苦戦している中、ディープはただ1頭、流していたらしい… 以下、丹下日出夫氏のコラムからの引用。 「ユタカがゴールのずいぶん前でガッツポーズをしてるでしょ?その前までは耳を絞っているのに、そこから2〜3完歩後に、立てたよね」 谷中さんの説明によると、馬が一生懸命に集中して走っているときは耳を後ろに倒すように絞っている。 それから解き放たれると、耳を立ててリラックスモードになる。 つまり、ディープはゴール前30mくらいは「流していただけ」ということだ。+4kg。2人曳き。前走を100とすれば今回は95程度。前走の方がもう少し研ぎ澄まされた感じが有った様に思える。前走時にも触れたが、デビュー以来最低体重だった前走が一番良く見せていたのがこの馬のミステリアスなところ。また、3歳時と比較して歩様が良くなったのも大きいだろう。意外に触れられていない部分では有るが、これが実戦での消耗度を少しでも少なくする方に利いている。この馬にしてはゲート出ているが、例に依って後方から。普段、3〜4角で動く馬だけに、そこを通る時にはどうしても行きたがるのだが、今日はそんなところも無く、折り合いピタリ。前走程早いタイミングでは無かったにせよ、坂の下りで惰性を付けて動く何時もの競馬で進出し、直線ラスト1F程でバランスオブゲームを捕らえて押し切った。距離は万能でも、他馬が苦しむ分長い方が良い印象。道悪に関しても同じ事が言えるのだが、仏国遠征で出て来る相手は馬場を苦にしないだけに、果たしてどうなのか。
ナリタセンチュリー トニービン系×ノーザンテーストの組合せがきていた。トニービンは母父ノーザンテーストでも雨で要注意だった。(ナリタセンチュリーとカンパニー)今日みたいな土砂降りの雨のときは能力軽視で道悪適性を最重視するべきだった。雨と休養明けに強い馬はしっかりおさえとかないと。2人曳き。歩様が硬いのは何時も通り。ただ、長欠明けを叩き、馬体が締まって毛ヅヤが良化した。ゲート自体は遅い方だったが、上手くインへ潜り込んでコーナーワークで稼いだのと、この馬場にも関わらず多少行きたがっていた分、中段から。ずっと内を立ち回り、4角でもインを突く、京都外回りの教科書的競馬。トニービン産駒らしく、コーナーでズブさを見せるのだが、今日はインを回って誤魔化した分、最後届いた印象。デキが戻って、この馬場で最高の競馬が出来た。以前にも述べた様に、この手の癖馬は下手にリーディング上位の騎手へ頼むよりは乗り慣れた騎手の方が。
バランスオブゲーム バランスオブゲームは一番の道悪巧者なのでわりと納得。攻め馬バタバタになった事が逆の意味で話題になっていたが、悪くないとはいえ、元々が良く見せるタイプ。気性面も、年齢を経て昔のイメージとは違うのかも知れないが、もっと煩い時の方が走っていた様な気も。大外枠も、誰も行かなかったのと、道悪に自信持っている事も有ってハナへ。前々走の中山記念もそうだったが、差し辛い道悪は現役トップ級に得意だし、こういう馬場は後続が末脚を無くすのを嫌って、意外に動いて来ない。まあ、今日はこの馬が頑張っているというよりは、道悪で他馬が凡走した影響の方が大きいだろう。近走、良馬場時のパフォーマンスは確実に落ちている。
△2 ダイワメジャー   パシュファイヤー。何時も通り2人で曳いてもう1人。馬体は元々目立つ馬だが、歩様が良くなった分、一戦毎の消耗度が少なくなったのが大きい。内枠で出して行ったのだが、出脚が無いのを無理に出した分なのか、前半多少掛かり気味。向正面で折り合い付いてからは自分のパターンだったが、前半ロスしていた影響で終いが甘くなった。距離も有るだろうが、それ以上に内枠だと競馬がし辛い印象。回り云々に関しても、昨夏の新潟戦を思えば競馬にならないという事は無い筈。東京で外枠引いた時が馬券上の狙い目。
カンパニー     トニービン系×ノーザンテーストの組合せがきていた。トニービンは母父ノーザンテーストでも雨で要注意だった。(ナリタセンチュリーとカンパニー)今日みたいな土砂降りの雨のときは能力軽視で道悪適性を最重視するべきだった。雨と休養明けに強い馬はしっかりおさえとかないと。今日は馬に集中力。歩様もこの馬としては悪くないが、もう少し馬を大きく見せて欲しい。中段やや後方。これもナリタセンチュリー同様にインへ潜り込んでの競馬。4角でナリタセンチュリーの直後に付け、上手く行ったように思えたが、前半気負っていたのと、ナリタセンチュリーとの比較で道悪への適性が劣った印象。内容そのものは悪くないが、ここを使う羽目になったのも、単に前走の東京戦が消化不良だったからに過ぎないだろう。リズムがこの馬に向いていない。一息入れて秋に改めて。
× トウカイカムカム 
ハットトリック   道悪が敗因の全て。+6kg。これでも初っ端の中山戦を思えば良くなっている方なのだが、今季は見た目が軽い。歩様にも伸びが欲しい。今日はゲート五分。出脚は悪くない馬で、出して行って中段。2角で外からコスモバルクが引っ掛かった時にも連られなかったし、折り合いは付いた。4角でズブいのも何時も通りだが、直線は何時もの伸びが無かった。戦前に述べた様に距離は我慢出来る筈で、馬場が敗因。
コスモバルク   
△1 リンカーン     2人曳き。落ち着いていたのは良い傾向。馬体も、今季は満点やれる程では無いのだが、それに近付いて来た。普段は掛かる位の行き振りの馬で、道中は悪くなかったが、追ってからがサッパリ。馬場以外に敗因が無い。
10 チャクラ     
11 ファストタテヤマ  道悪が敗因の全て。
12 シルクフェイマス 
13 アイポッパー    道悪が敗因の全て。
≫ページ先頭へ